【生誕200周年】最高峰のドイツ職人技を体現する、モリッツ・グロスマン「ベヌー パワーリザーブ」の魅力

2026年06月24日

ドイツ・グラスヒュッテに拠点を置くモリッツ・グロスマン。
2026年は、1826年3月27日に生まれた時計師 カール・モリッツ・グロスマンの生誕200周年にあたる、節目のアニバーサリーイヤーです。

MORITZ GROSSMANN モリッツ・グロスマン ベヌー MG01.C-01-A000042 パワーリザーブ

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19世紀から現代へ紡がれる伝統

カール・モリッツ・グロスマンは19世紀ドイツ時計産業の礎を築いた人物のひとり。
彼は1854年、ザクセン州の山間の町グラスヒュッテに拠点を移し、精密な懐中時計の製作を開始しました。

1878年には時計学校の設立を主導し、技術教育の体系化にも貢献。
グラスヒュッテにおける時計製造の基盤は、この時代に築かれたものです。

1885年の死後、ブランドは一度途絶えますが、2008年に時計師 クリスティーネ・フッター によって再興。
マニュファクチュールとして現代に蘇りました。

掲げる理念は「最も美しいドイツの職人技(Schönstes deutsches Handwerk)」。
現在も少量生産を貫き、伝統的な手仕事を軸にした時計づくりを続けています。


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「ベヌー(BENU)」は、同ブランドの哲学を最も純粋に体現するコレクションです。

41mmのスリーピースケースに、緩やかにテーパーしたラグ。
クラシックなドレスウォッチの文法を踏襲しつつ、現代的なサイズバランスに整えられています。

本モデルは、3針モデル(Cal.100系)をベースに、パワーリザーブ表示を加えたCal.100.2を搭載したバリエーションです。

グロスマン独自の操作機構

この時計の特徴としてまず挙げられるのが、リューズ下に備えられたプッシャーです。


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リュウズを引くと秒針が停止し、そのまま時刻調整が可能。
調整後、プッシャーを押すことでムーブメントが再始動します。

一般的な時計では、リュウズを押し戻す際に針がわずかに動く「針飛び」が発生することがありますが、本機構ではそれを抑制。
機械的に精度を担保する設計思想は、グロスマンらしいアプローチといえるでしょう。

なお、巻き上げは通常位置でのリュウズ操作で行います。

Cal.100.2 ― 伝統構造と機能の融合

搭載されるCal.100.2は、グラスヒュッテ伝統の2/3プレート構造を採用した手巻きムーブメントです。

片持ち式テンプ受けやマイクロメーター調整機構といった古典的構成を踏襲しながら、グロスマン自社製テンプや改良型グラスヒュッテ式コハゼ、プッシャー付き手巻き機構、そしてパワーリザーブ表示といった要素を組み合わせています。

パワーリザーブは約42時間。
毎時18,000振動のロービート設計です。

表示はバータイプのリニアインジケーター。
フル巻き上げ時はホワイト、残量低下とともにレッドが増加する視覚的に分かりやすい仕様となっています。


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シースルーバックから覗く芸術的ムーブメント

シースルーバックから覗くムーブメントは、本機の大きな魅力のひとつです。

一般的な3/4プレートと比較して開口部の大きい2/3プレートにはグラスヒュッテ・ストライプを施し、光の陰影によって立体感を演出。
テンプ受けや脱進機受けには手彫りエングレービングが入り、個体ごとに表情が異なります。


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また、ネジ留め式ゴールドシャトンといった伝統的意匠も丁寧に再現しています。

美観と整備性を両立した設計は、懐中時計時代の合理性を色濃く残しています。

懐中時計のDNAを宿す端正な文字盤

ブラウンのアラビア数字、レイルウェイ分目盛、ランセット型の針。
いずれも19世紀の懐中時計をモチーフとしたクラシカルな構成です。


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6時位置にスモールセコンド、12時位置にパワーリザーブ表示を配置。
視認性と情報の整理が明確で、過度な装飾を排した端正な仕上がりとなっています。

過剰な主張はないものの、細部にこそこのブランドの本質が表れています。
長く付き合うほどに理解が深まるタイプの時計といえるでしょう。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。

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