デイトナ Ref.16520BK ブラウンアイ

2009年06月25日

他スタッフの遅筆の為、3回連続登板となってしまいました、近藤でございます。

今回入荷致しました ロレックス デイトナ Ref.16520 ブラウンインダイヤルに関して少々書かせて頂きます。

黒文字盤のRef.16520のインダイヤル部分、本来白い部分が、茶色く変色していく物があります。
海外では、通称 ”ブラウンアイ”と呼ばれております。

なぜ茶色いのか?
最初から茶色なのか?
変色なのか?
色々と憶測されます。

一般的に焼けと言われる症状なのですが、太陽光線や紫外線などで変色した訳でもなさそうです。
お客様からの情報ですと、全然使用しないで収納して置いたら久しぶりに箱を開けてみたら茶色くなっていたと仰る方がいらっしゃいました。

S品番、W品番(1994年~1995年)に比較的多く見られ、それ以前でも見かけることがあります。

おそらく、インダイヤル部分の白い塗料が変質して茶色くなるのだと思われます。
つまり不良品と言う事ですが、うまく変色した場合、なんとも言えない雰囲気になるのでコレクターの方からは親しまれております。(変色にムラが生じる場合が多いのですが、、、)

文字盤の一部がブラウンに変色する事例は、ロレックスの場合他のモデルでもしばしば見かけられます。
手巻きデイトナのシルバーダイヤルでもインダイヤルの黒い部分が変色して茶色くなった物が見かけることが出来ますし、赤サブや赤シードの初期の物に、ダイヤルの黒い部分がブラウンになってしまう物が見かけられます。
(これらに関しては、当時購入した方の証言から、最初からブラウンだったという説もありますが、私の考えでは塗料の変質に拠る物だと推測いたします。
60~70年代当時、販売店の店頭の商品回転は現在ほど良くないでしょうし、製造から販売までの時間に数年かかってしまうことは良くある事だったと推測できます。
仮に購入当時、製造から数年経ってしまっていて既にブラウン変色していたとすると、”買った時から茶色かったです”となりますよね。)

何れにしても、ムラなく綺麗に変色した文字盤の雰囲気は独特ですし、偶発的に生まれた物の為、稀少でもあります。

今回入荷の ROLEX デイトナ Ref.16520 シリアルW番 ブラウンインダイヤルですが、付属品完備、(内外箱、USギャランティー、グリーンタグ、レッドタグ、ベゼルカバー、冊子、USパスケース)日本ロレックスにて過去2回メンテナンス履歴があり、国際サービス保証書が2枚付属いたします。
文字盤のブラウンの具合も比較的均等で、色も比較的濃いブラウンで存在感が在ります。

お勧めの一本です。

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