宇宙へ飛び立つ時計たち

2013年05月31日

こんにちわ、小山です。
今からちょうど30年前に公開された「ライトスタッフ」という映画をご存知でしょうか?

1959年から1963年にかけて行われたアメリカ初の有人宇宙飛行計画「マーキュリー計画」を描いた映画です。

かなり演出も入っていると思いますが、初期宇宙開発の様子を知る事が出来るロケット好き必見の映画です。

そのマーキュリー計画では6回有人宇宙飛行が行われ、月面着陸と往還を目的としたジェミニ•アポロ計画へと引き継がれて行きました。

さて、時計屋として気になるのが宇宙飛行士達がどんな時計をして宇宙へ行ったのかですが、やっぱりこの時計も使われてました。

スピードマスター

後にムーンウォッチとなるスピードマスター
五回目の有人飛行で使われてます。
この経験が評価されてアポロ計画では、公式時計になったのでしょうか?

そしてマーキュリー計画の有人飛行第4回目の打ち上げで使われていたのが、僕も普段使っている、ブライトリング コスモノートです。

ブライトリング コスモノート

パイロットのスコットカーペンターが昼夜のない宇宙空間で時間が正確に判る用に、ブライトリングへ24時間表示のナビタイマーの
製作を依頼しコスモノートが誕生しました。

カーペンターはコスモノートを腕に1962年5月24日宇宙に旅立ちました。
このコスモノートは地球に帰還後、NASAに回収され、カーペンターには返却されなかったそうです。

この飛行から50周年の昨年、当時と同じ手巻き式のコスモノートが1962本限定で発売されました。
手巻きのコスモノートは11年ふりの復活です。2001年から発売されていたコスモノートは自動巻きのフライバック
クロノグラフだったのですが、スピードマスターやカーペンターが実際に宇宙で装着したモデルは手巻きですので、
ファンにとってはうれしい仕様です。
搭載されるキャリバー02は70時間パワーリザーブや操作禁止時間帯のないカレンダー機構等
キャリバー01の使いやすさがそのまま引き継がれたムーブメントです。

キャリバーを覆う裏蓋には、カーペンターが搭乗した宇宙船オーロラセブンのレリーフが
刻印されています。

ブライトリング コスモノート

24時間表示は慣れるまで大変ですが、他にはない個性と歴史を持つ時計です。
ぜひ、手にとってご覧頂きたい時計です。

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