H.モーザー

2016年05月29日

今日はそれほどメジャーではないのですが、私が前から素敵だなと思っていたH.モーザーというブランドをお話を少しさせていただきたいと思います。
先日も田守のブログ「これから注目すべき時計ブランド」でも少しく触れられていましたが今回はちょっと詳しく。

H.モーザー エンデバー センターセコンド ブルー フュメ 1343-0401

説立者は時計師の家に生まれたヨハン・ハインリッヒ・モーザーです。
彼の祖父は1730年にシャフハウゼンに生まれた時計職人でした。また彼の父も時計職人であり、ハインリッヒ自身も父の元で時計製作を学んだそうです。

シャフハウゼン

モーザーの時計は品質の高さが特徴でした。モーザー自身、もしくは代理人による検査を受けない限り時計を決して店頭に出さないというポリシーを貫きビジネスは大成功をしました。
モーザーは成功した商人、時計製造者として生まれ故郷のシャフハウゼンに戻り、鉄道事業やライン川のダム建設と電力事業にも乗り出しました。
あのIWC創業時に土地の提供や電力供給でバックアップしたのもモーザーだったのです。
しかしロシア革命の影響とハインリッヒ モーザーの一人息子がなくなると、モーザーの名前は次第に聞かれなくなりました。

紆余曲折を経てハインリッヒの子孫であるロジャー・ニコラス・バルジガーとユンゲル・ランゲ博士の手により蘇ります。2006年のバーゼルワールドにて、モーザーパーペチュアル1、モナードデイト、モナード、マユの4型が発表されました。

H・モーザーの時計はどれもシンプルなデザインですがムーブメントには革新的な技術が凝らされています。
「ヘンリー・ダブル・ヘアスプリングス」に採用さている機構として、時計の規則正しいリズムを司るテンプのひげゼンマイを2本組み合わせることで重心誤差を補正しています。これにより時間のズレをおさえることが可能となりました。

また、長期にわたる制度の安定のため時計の心臓部にあたる脱進・調整装置をモジュール化(ひとかたまりの部品群)し、この部分だけを交換できるようにしてあります。全モデルに採用されているこの機構によりメンテナンスが非常に容易になっています。つまり、将来長く使うことを想定しているのです。

当店でも現在、数は少ないですがH.モーザーをご用意しています。
特に私がおすすめなのはこちらです。
【H.モーザー マユ パラジウム Ref.321.503-009】
https://www.gmt-j.com/item/3717001515736
H.モーザー マユ パラジウム Ref.321.503-009
H.モーザー マユ パラジウム Ref.321.503-009
こちらはパラジウムケースとグレーの文字盤というとても珍しいものです。

是非、一度この素敵な時計を見にいらしてください。

↓モーザー商品一覧はこちら↓
https://www.gmt-j.com/maker/H_Moser_Cie

RECOMMEND

PAGE TOP