こんにちは、小山です。
今日は新月、月の見えない夜です。
月は地球にも人にも様々な影響を与える最も身近な星です。
昨年、その月に関して興味深いニュースがありました。
12月11日アメリカのトランプ大統領が有人月面調査の再開を
命じる指示書に署名を行い、将来的に火星やその先を探査する基盤と
なる月面基地の建設を目指す方針を示しました。
政府主導の宇宙開発計画としては、久しぶりに明るい
ニュースでした。
おそらくトランプ大統領はわざわざ、12月11日という日を選んで
署名を行ったのではないかと思います。
というのも、現状人類最後の有人月面調査となったアポロ17号が
月面に降り立ったのが、1972年12月11日だったのです。
最後の有人着陸と同じ日に、署名を行うなどトランプ大統領は
意外とロマンチストなのかもしれません。
さて、最後の有人月面調査から45周年となる2017年に
オメガが発表したのが今回ご紹介するこちらの時計です。
オメガ スピードマスター アポロ17号45周年限定モデル
311.30.42.30.03.001【世界1972本限定】
https://www.gmt-j.com/item/3717005270457
最後の有人探査となったアポロ17号ミッションの
45周年を記念した1972本の限定モデルです。
裏蓋にはアポロ神とアメリカを象徴する白頭鷲や、月、土星、銀河が
デザインされた、アポロ17号のミッションワッペンがレリーフされています。
その周囲に「45th ANNIVERSARY」、「Limited Edition」、
「a tribute to Gene Cernan」と刻印されています。
「Gene Cernan(ジーン サーナン)」とはアポロ17号の船長を
務めた方で奇しくも2017年にお亡くなりになっています。
文字盤にもスモールセコンドにアポロ神と月が描かれています。
ロゴ下の「05:34 GMT」はサーナン船長が月面で最後の一歩を、
つまり現状、最後に人類が月に足跡を残した時間です。
文字盤は光沢のあるブルー文字盤です。
針とインデックスは18KYG、文字盤はセラミック製です。
文字盤にセラミックを用いた時計はとても珍しいのではないしょうか。
ガラスは、ボックス型のサファイヤクリスタル、ベゼルはセラミックと
傷に強い素材になっています。
ベゼルのタキメータ表示もゴールドレターとなっています。
ムーブメントは伝統の手巻きCal.1861が採用され、
ムーンウォッチの正当な系譜を受け継いだモデルとなっています。
当然、付属品も特別仕様となっています。
人類の歴史に大きな足跡を残す、アポロ計画にふさわしい
特別なモデルとなっています。
45年前の最後の有人探査とこれからの宇宙開発、
過去と未来を感じることのできる、おすすめの一本です。
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