ブラウンアイ

2011年11月19日

こんにちは井原です。最近、寒くなってきたせいか布団から出られない毎日です。
布団の中で「あと5分…。」が延々と続き、あと5分で家を出ないと遅刻するという場面で目にも止まらぬ速さで準備ができるのはまだ若い証拠でしょうか…?

さて今回は久しぶりに面白いモデルが入荷しました

一見、旧型デイトナですが、よく見ると…。

ロレックス デイトナRef.16520

インダイヤルが通常とは違いブラウンに変色?した通称「ブラウンアイ」。このように色が変わっているのはブラックダイヤルのU品番前後、つまり1998年頃の一部の個体のみだそうです。
以前、海外でディーラーをしていた知り合いから聞いた話ですが、ロレックスのダイヤルを製造しているのはイギリス、スイス、ドイツの3カ国で製造されているため、塗料の質や環境によってこのような個体が出てくるということを聞いたことがあります。

真偽のほどは定かではありませんが、このように特殊な個体が出てくるのは良い意味で当時のロレックスらしいといったところでしょうか?

現在では製造のクォリティが大幅に上がっているので、このようなことはほとんどありません。そういった意味でも個人的に希少価値を感じてしまいます。
さらにこの時計が素晴らしい点は付属品完備な上、今では懐かしいシングルロックのバックルだという点です。

ここ最近、5桁のリファレンスナンバーを持つロレックスが徐々に評価を高める中、4桁のリファレンスからの過渡期に当たるモデルには旧型初期のみに存在するディティールが多く存在します。しかし、90年代後半になってくるとある程度デザインが構築されているため、「同じモデルでも他とは違う」という細かな違いが少なくなってきます。

そのような意味で最終モデルに当たる「ブラウンアイ」は非常にユニークな存在です。

ご存知の方も多いと思いますが、旧型デイトナは現行モデルに変更されるまで全て社外ムーヴメントを搭載しています。その最後のモデルに当たるRef.16520はゼニス社「エルプリメロ」を搭載しており、「ロレックス」という世界屈指の時計ブランドが他社へと心臓ともいえるムーヴメントを依頼した最終モデル。

ロレックスの歴史、いや時計史を語る上で決して外すことのできない存在であるといっても過言ではありません。

現行モデルには無い魅力を多く持つ旧型だからこそ価値ある1本を選びたいですね。

ロレックス デイトナRef.16520

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