腕時計にとっての永遠のテーマの一つは精度。
現在では、高い精度の電池式のクォーツや常に時間を修正する電波時計、海外の電波をすかさず読み取るGPS時計セイコーアストロンなど、より時間が狂わない商品が多く発表されています。
時計の機能としては申し分ないものとなりますが、GMTのサイトをご覧いただいているお客様にとっては時間の確認だけで腕時計を選んでいる方は少ないのではないでしょうか。
当店で扱わせている殆どの商品は機械式時計となり、クォーツ時計と比べると精度は遥かに及びません。
これだけ技術が発達した時代に歯車やゼンマイで精度に挑戦している機械式時計に魅力を感じずにはいられません。
機械式時計の精度規格は多くあり、広く知られているクロノメーターやジュネーブシール、メーカー独自のものとしてパテックフィリップのPPシールやジャガールクルトの1000時間コントロール、グランドセイコー規格などがあります。
ここ数年更なるものを求め、上記以上の規格が誕生しています。
その一つがOMEGAのマスタークロノメーターです。
このマスタークロノメーターはMETAS(スイス連邦計量・認定局 )が認めた規格となります。
その内容とは下記の通りとなります。
1. 15,000ガウスの磁場に触れた際のムーブメントの機能
2. 15,000ガウスの磁場に触れた際の時計の機能
3. 15,000ガウスの磁場に触れた際の一日平均の精度誤差
4. 4日間かけて6つの姿勢で、2つ温度下で15,000ガウスの磁場にさらし、各日の精度と、最終日に平均日差を算出。
5. 十分に巻き上げられた状態と最後の状態のパワーリザーブ
6. 6姿勢における精度誤差
7. パワーリザーブ残量が33%と100%の際の時計の精度誤差
8. 10気圧に耐えられる防水性能
尋常じゃない検査といえるマスタークロノメーターですが、現在のところオメガのモデルのみ検査されているとのこと。
今後はおそらくスウォッチグループを中心にほかのブランドもこの検査を受けることになるのではないでしょうか。
このマスタークロノメーター規格を通過した最初のモデルがコンステレーション マスターグローブマスターです。
オメガ コンステレーション グローブマスター ブルー 130.33.39.21.03.001
https://www.gmt-j.com/item/2717002696602
このモデルから始まり、多くのモデルで使われ始めています。
オメガ シーマスター プラネットオーシャン 600M コーアクシャル マスター クロノメーター 39.5MM 215.30.40.20.03.001
https://www.gmt-j.com/item/2717002340697
オメガ デ・ヴィル アワービジョン コーアクシャル ブルー 41MM 433.33.41.21.03.001
https://www.gmt-j.com/item/2717002192531
オメガ シーマスター アクアテラ ピョンチャン 2018 リミテッドエディション522.10.42.21.03.001
https://www.gmt-j.com/item/2717001869373
さらには、ケースサイズが小さく精度を出すことが難しいレディースモデルでも採用されています。
オメガ シーマスター アクアテラ 150M マスターコーアクシャル 34MM 231.10.34.20.55.002
https://www.gmt-j.com/item/2717001802059
超高価格帯の時計でもクォーツ時計はありますが、メンズの高級時計では、機械式時計が殆どです。
おそらく時間を確認するための機能以上に、そして腕を飾る装飾品以上に機械式時計というのは魅力があるのでしょう。
精度と機械式時計の魅力を合わせもったモデルを発表するOMEGAに注目です。