世界最高峰のオペラハウス”スカラ座”限定モデル

2021年03月15日

GMTブログをご覧の皆様こんにちは。

今週からかなり暖かい日が増えるようで、季節の変わり目を感じます。
徐々に着込むことも減り、手首を見せる機会が増え時計の出番が待ち遠しい時期です。

本日は数日前に入荷いたしました「カルティエ タンク アメリカン W2607656 スカラ座エディション【イタリア限定150本】」をご紹介いたします。

※写真画像左側がスカラ座エディション、右側がレギュラーモデルのLMサイズです

こちらは2004年頃、イタリアでのみ販売された限定150本のレアモデルです。

スカラ座というオペラハウスの改修工事が完了した際に発売されたモデルで、五線譜を模したダイヤルとト音記号が目を惹きます。

音楽を嗜む方は既にご存じかと思われますが、スカラ座とは1778年にミラノで開館したオペラハウスのことで最高峰の劇場とも言われています。

イタリアは“オペラ発祥の地”としても知られており、その歴史は深く16世紀末ルネサンス期の末頃誕生しました。
当時フィレンツェで過ごしていた音楽家“ヤコポ・ペーリ”が作曲した「ダフネ」という作品が最古の曲とされています。

スカラ座は、現在建てられているものは2代目とされ、初代劇場はその2年前に焼失。
サンタ・マリア・アラ・スカラ”という教会の跡地に建設されたため、その名を踏襲しており、
この2代目劇場を2002~2004年に大規模な改修を行って現在に至ります。

プッチーニの“蝶々夫人”もスカラ座で初演を行ったとも言われ、あまり詳しくない方でもその歴史的価値が分かるのではないでしょうか。

カルティエは隣の国ではございますが、“カルティエ現代美術財団”というメセナ活動も行っており、その一環としてこの限定モデルが誕生しました。

売上金はオペラハウスでの登壇を夢見る若者たちに寄付され、世界的にも規模の大きい振興活動を続けています。

オペラに無くてはならない楽譜がデザインされ、非常にユニークです。
7時位置のCARTIERの隠し文字もあります。

裏蓋にはスカラ座の刻印が施され、限定モデルならではのさりげないポイントに。

ケースの形はタンクアメリカンですが、ホワイトゴールドを使用しているので通常モデルのステンレススティール製とは異なる高級感があります。

また、レギュラーモデルの「タンクアメリカン LM WSTA0018」と若干カボションの色が異なり、限定モデルの方が深みのあるブルーです。

※写真画像右側がスカラ座モデル

ベルト・尾錠ともに純正品がついており、付属品も完品でベルトクリーナーまで付いております。

大きく目立つ傷などもなく、ベルトの使用感も比較的少ないものですので、コンディションも非常に良いです。

中古モデルならではのユニークピースですので、今後の入荷も殆ど無いかと思われます。
興味を持たれた方はぜひ在庫のある今をお見逃しなく!

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