GMTブログをご覧の皆様こんにちは。
店舗スタッフの神崎です。
9月も残すところわずかとなり、一気に秋の気温になってまいりましたが、気温の変化による体調の変化にはお気をつけください。
さて本日ご紹介する時計は名門ヴァシュロン・コンスタンタンから【オーヴァーシーズ クロノグラフ 49150/B01A-9095】です。
https://www.gmt-j.com/item/3717010184886
世界三大時計ブランドの一つであり、世界最古の時計ブランドであるヴァシュロン・コンスタンタンのオーヴァーシーズはブランドを代表するモデルの一つです。
オーヴァーシーズはヴァシュロンの中で唯一のスポーツモデルとして1996年に初めて登場しました。
オーデマ・ピゲのロイヤルオークの初出は1972年に、パテックフィリップのノーチラスは1976年に登場しました。
そう考えると、三大時計メーカーの中では比較的遅いスポーツウォッチへのラインナップと感じるお客様もいるかもしれません。
しかしながらもともとは1977年、ブランド創設222周年を祝して限定500本で製造されたRef.222をベースに生まれたスポーツウォッチです。
オーヴァーシーズが愛される大きな理由の一つがこのマルタ十字を模したインパクト抜群のベゼルにあります。
このマルタ十字のモチーフは、同ブランドのシンボルなだけではなく歴史的な重みも感じることができます。
4つのV形が結合した形をしており、突き出た8つの角それぞれが騎士道における美徳である忠誠心、敬虔さ、率直さ、勇敢さ、名誉、死を恐れないこと、弱者の庇護、教会への敬意を表現しているのです。
一見ただのシンボルのように思えますが、時計造りと騎士道の美徳を重ねていると分かると非常に神秘的に感じられます。
ベゼル部分と同様に、ブレス部分とバックル部分にもマルタ十字のデザインがあしらわれています。
もちろん、リューズにもマルタ十字がしっかりとあしらわれています。
ブランドとしての誇りや尊厳が各所に散りばめられており、非常に歴史を感じられる造りです。
文字盤には大きめの日付窓とインダイヤルがバランス良く配置されていて、視認性に優れています。
白と黒の色合いも視認性を高めている大きな要因の一つでしょう。
そして盤面には、三角が連なったようなギョーシェ彫りが施されていますが、個人的にこの模様は着物の鱗模様に非常に似ていると感じました。
実はこの鱗模様は、蛇や蝶を連想して、脱皮を表し厄を落として再生するという意味があります。
ブランドの長い歴史と、再生という意味を併せ持った鱗模様にも見えるギョーシェ彫りがリンクしているようで、なんだかロマンを感じてしまいます。
また、鱗模様には厄を落とすという意味もあるので、身につけていたら縁起が良いことが起こりそうではないでしょうか。
裏蓋には船のマークが施されています。
オーヴァーシーズは直訳すると海を越える、という意味になります。
カジュアルかつエレガンスな時計は海を越えて世界のどこでも使える時計であるということを船のマークが見事に表しています。
ケースサイズは42mm、厚さは12.5mmです。
ケースもブレスレット部分も素材はステンレススチールが使われておりますので、傷などに気を使うことなくお使いいただけます。
また、防水性も150Mと優れていますので、手を洗う際や雨が降っている時にも安心です。
スーツにぴったりの一本ですが、最近は和装にも腕時計を着ける方もいらっしゃるようです。
鱗柄の着物と合わせて和洋折衷を楽しむのもいかがでしょうか。
当店では他にもヴァシュロン・コンスタンタンのお時計のご用意がありますので、この機会にぜひご覧くださいませ。