当ブログをご覧の皆様こんにちは。
立冬を控え、例年以上に暦らしい陽気が続き日々ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
昨今、暖冬続きといわれることが多くございましたが、今年は数年ぶりに冬らしい冬がくる予感。
ウィンタースポーツも心置きなく楽しめる積雪が期待できそうで、個人的には気持ちも高揚致します。
さて、本日ご紹介いたしますのは至高の名機Ref.96の流れを色濃く映しながらにバケットダイヤをセッティング、自動巻を有する…
PATEK PHILIPPE パテック・フィリップ カラトラバ 5298P-012
https://www.gmt-j.com/item/3717005955293
メンズラインナップでは決して多いとは言えないダイヤインデックス。
3針デイトとシンプルでクラシカルさとモードが共生する装いに、ハイクオリティな上質ダイヤの静かで純度の高い輝きを最高に活かすマットブラックなダイヤル。
現行では5297G-001(https://www.gmt-j.com/item/2717002043468)をイメージされるお客様も多いかと思います。
参考)5297G-001
同じく5296系同様センターセコンド自動巻きムーブメント「Cal. 324SC」を搭載。ホワイトゴールドのケースに68個のダイヤ(約0.70カラット)とセッティングしたエレガントなモデルです。
今回、紹介する5298P-012はプラチナのケースに38個ものバゲットカット・ダイヤ(約3.37カラット)をセッティングしています。
バケットカットの特徴は何よりも透明感を楽しめるカッティングであり、純度の高いすっきりとした輝きを楽しめることです。(ダイヤモンドの品質にも起因いたしますが)
インデックスも、5298Pの方がバケットダイヤ1個増えているものささやかながら大きな差です。
余談ですが、バケットカットとよく似た長方形のダイヤモンドカッティングにはエメラルドカットがございます。
エメラルドカットでは4つ角はおとされ8角形のイメージに近くなるので…角を落とさず四角の形状をかっちりと維持しその輝きの一粒一粒にまでこだわりを感じることの出来るのは、やはり世界最高峰マニファクチュールたる所以かと存じます。
サファイヤクリスタルバックからはカラトラバ十字が刻印された21K製のローターなど美しい仕上げのムーブメントを見ることが出来ます。
自動巻への着手は結構奥手でもあったパテックにおいて、初の自動巻ムーブの18金製フルローターの形状と、この21金フルローターが形状的にはほぼ変わらないというのは、本当に興味深いです。
Ref.96の流れをくむ流線型ラグに、ベゼルデザインにおいてはフラット(テーパード)
ケースサイズも38㎜とエレガントで品格溢れる袖元におさまるサイズ感です。
現行モデルで同形状を求めると手巻きのRef.5196になりますが、スモールセコンドでダイヤルの印象は全く異なりケースサイズも1㎜ダウン、自動巻きをとなるとRef.5227になるわけですがベゼル形状がRef.96の流れとは異なる丸みを帯びたものとなり、ケースサイズは1㎜アップ。なによりヒンジ付カバーを備えたオフィサー・モデル。なかなか帯に短し襷に流し。
2013年に発表され、2017年に既に生産終了となっているこの5298P-012ですが、今でも唯一無二の存在感は色あせることがございません。
むしろ、年月を経てこそ深みを増して見えているのは、世界最高峰の時計作りのなせる技かと思います。
現在当店にご用意がございますこの5298P-012につきましては、時計本体のコンディションは【未使用】です!
その上、ピンバックル…ではなく、カラトラバ十字のDバックルに変更されて尚装いに深みを増した状態です。
ただし、付属品については冊子のみとなり、保証書や内外箱が付属いたしません。
その為、時計本体は未使用ではあるものの当店でのお取り扱いは【中古】コンディションとさせていただいております。
上記を加味した上での価格設定…しかも、現在セール対象商品としてさらに元の販売価格から100万円以上お値下げさせていただきました。
本個体が完売後は、未使用のこのようなコンディションでの入荷はまず望みの薄いこの一本。
価格をみなさせていただきましたこのタイミングを是非お見逃しの無きよう、ご検討いただけますと幸いです。