陰影が映える時計【PATEK PHILIPPE カラトラバ オフィサー 】

2021年04月16日

皆様こんにちは。

GMTブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
本日は、先日、追加の新作が発表されて話題のパテック・フィリップより、クラシカルな美しさが光る時計をご紹介いたします。

PATEK PHILIPPE カラトラバ オフィサー Ref.5153G-001

2009年に発表され、文字盤やケース素材のバリエーション変更などを経て、2019年に生産終了となったラインです。

モデル名の「オフィサー(将校)」とは、軍の将校が戦場で指揮を執る際に、懐中時計では素早い時刻が困難なため、懐中時計にベルトが取り付けられるようにラグを取り付け腕時計化した時計に与えられた名称です。

このモデルも、ハンターケース(裏蓋が開くタイプ)ターバン型の大型リューズ直線的なラグに大きなネジなどオフィサーの特徴を色濃く継承しています。

戦場では実用性を重視し生まれた特徴を持ちながら、とてもエレガントな時計です。

ケースは優雅な曲線を描き、ハンターケースのヒンジ部もリューズ基部からふくらみを持たせて、ヒンジの存在を感じさせない綺麗な処理がされています。

ひと際目を引くのは文字盤です。

ブラックの文字盤にくさび型インデックス・パールタイプのミニッツインデックス等、非常にクラシカルで端正なデザインとなっていますが、注目はやはり文字盤内周部分のソレイユ模様のギョーシェ彫りです。

光の角度により、反射が変わり異なる表情を見ることが出来ます。

外周部分とのコントラストもあり、ずっと見ていられれる美しい仕上がりです。

戦場で必要性に迫られ誕生した腕時計のテイストを残しつつ、エレガントさも持つ非常に美しい時計となっています。

すでに、ホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドすべての素材が生産終了になっており、特にホワイトゴールド/ブラック文字盤は生産終了から時間がたっていますので、新品で購入できるチャンスはとても貴重です。

ぜひご検討くださいませ。

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