GMTブログをご覧の皆様こんにちは。
店舗スタッフの青木です。
本日ご紹介する時計は、ブレゲを代表するモデルマリーン『5517BB/Y2/5ZU』です。
BREGUET ブレゲ マリーン 5517BB/Y2/5ZU
時計愛好家の方々から高い評価を受け続けているブレゲは、時計の歴史を200年早めたと讃えられる天才時計師アブラアン・ルイ・ブレゲにより誕生しました。
トゥールビヨンやミニッツリピーターなどの高度な複雑機構の開発やブレゲ数字などの美しいデザインの数多くがブレゲによって考案され、現在の時計業界にも多大な影響をもたらしています。
「マリーン」コレクションの起源は1815年にフランス国王ルイ18世から航海用の高精度時計であるマリンクロノメーターの製造者として認められ、王国海軍時計師の称号を授かった所から始まっています。
100年以上培われてきた経験とブランドとしての誇りを基に1990年に初代マリーンが登場しました。
2018年に誕生した3世代目のマリーンは、10年以上に渡り高い人気を博したマリーンⅡより大幅なデザイン変更が加えられました。ケースサイズはマリーンⅡよりさらに大きくなり、三針モデルで40mmサイズ。また全体的なケース厚も減少した影響で非常にすっきりとした印象を与えてくれます。
マリーンシリーズには魅力的な点が多くありますが、まずはブレゲならではのデザインが挙げられます。
伝統的なコインエッジやブレゲ針はそのままに、文字盤には、海を連想する深いブルーと波模様をイメージしたギョーシェ彫があしらわれています。
蓄光可能なアワーマーカーにより、視認性が向上しており、ラバーストラップが採用された事でデザインだけでなく夏場などの暑い時期に使う上での実用性についてもしっかりと考えられています。
美しいブルー文字盤をより引き立たせるホワイトゴールドのケースも特徴的です。スポーティーな印象と合わせて腕もとをエレガントに彩ってくれる一本になっています。
シースルーバックから覗けるムーヴメントは777Aを搭載しています。これは「クラシック」シリーズによく採用されているムーブメントの派生に当たります。
例えば、2006年に登場した「クラシック シリシオン」と呼ばれたモデルには、Cal.777Qが搭載されました。
シリシオンという言葉からも分かりますが、このムーブメントにはシリコン製のパーツが採用されています。日付機能に関してもグランギシェでは無く、3時位置へと変更されました。
ローターとDバックルには船の操舵輪を模した形が採用されており、ブレゲの遊び心が感じられます。
ブレゲが培ってきた伝統とドレッシーさが合わさった、エレガンススポーティーなモデルをぜひご覧下さい。