当ブログをご覧の皆様こんにちは。
オーデマ・ピゲの人気モデル、【ロイヤルオーク エクストラシン15202ST.OO.1240ST.01】が、来年生産終了となることがはご存知でしょうか。
ロイヤルオークファンの方ですともう何回も聞いた情報かと思うのですが、本日は改めてこの時計の魅力、歴史について語ろうかと思います。
ロイヤルオーク エクストラシン15202ST.OO.1240ST.01
「15202ST」はロイヤルオーク誕生40周年を記念して、ファーストモデル「ref.5402」を忠実に再現した復刻モデルです。ムーブメントも同じ「Cal.2121」が搭載されています。
↑15202ST
↑5402
「Ref.5402」は1972年に誕生したモデルで、パテック・フィリップの「ノーチラス」、ヴァシュロン・コンスタンタンの「222(現行のオーヴァーシーズの元となった腕時計)」よりも長い歴史を持ちます。
現代のラグジュアリースポーツウォッチの礎となったモデルと言っても過言ではありません。
誕生時から完成されたデザインは、その後のロイヤルオークシリーズに受け継がれ続けます。
5402と現行の15202STと比べると、最大の違いはケースの構造ではないでしょうか。
↑5402
↑15202ST
5402は2ピース構造、現行の15202STは3ピース構造となっています。ファーストモデルのデザインを手掛けたジェラルドジェンタは、薄型ケースを実現するためにケースを2ピース化したと言われています。当時はケース厚7mmで50m防水を誇ることは異例でした。
一方で3ピース構造はメンテナンスのしやすさに優れています。ケース厚は8mmとなりましたが、現行モデルも防水性は50mを維持しています。優れた加工技術を持つ現代だからこそ、防水性の維持・メンテナンスのしやすさの2つが得られる3ピース構造を採用しているのかと思います。
実は15202STは前期・後期が存在しており、前期は5402と同様に2ピース構造となっています。
境目が無いのがお分かりになりますでしょうか。
保証書の日付が古いものはだいたい2ピース構造の前期モデルになっていますので、よろしければサイトで商品画像をご覧になってみてください。
他にも前期と後期で「AP」のロゴ、タペストリーのデザイン、バックルデザインに違いがあります。
GMT公式YouTubeでこの違いについて詳しく紹介しておりますので、よろしければそちらをご覧ください。
またエクストラシンがブティック限定になる前には、型番が「15202ST.OO.1240ST.01.A」になっていたこともありました。
振り返ってみると何かと話題が尽きないモデルだったことが分かります。
2022年のディスコンという情報は、フランソワ・ベナミアスCEOとAP Social Clubでコンプリケーション部門責任者のマイケル・フリードマン氏の対談の中で語られたもの。「パテック・フィリップがref.5711(ノーチラス)の製造を終了すると発表したから、来年15202に代わる新しい型番の腕時計を発表する。」というような内容でした。
デザインはどう変わるのか、搭載ムーブメントは変更されるのか…
2022年はラグジュアリースポーツウォッチから目が離せない年になりそうです!
ディスコンになると腕時計の相場が上昇することが考えられますので、気になる方は今のうちに購入をご検討されることをおすすめいたします。