初秋に映える一本

2021年09月16日

皆様こんにちは。
店舗スタッフの青木です。

夏らしい暑さから少し肌寒く感じる日々が続いております。皆様も体調の変化にはご注意下さい。

夏場の暑い時期には、中々革ベルトの時計はチョイスしにくくなりますが、秋が近づいてきた今であれば選択肢も増加してくるかと思います。
本日ご紹介するお時計は、秋にピッタリな「パネライ ラジオミール 3days アッチャイオ ブラウン 47mm PAM00687」をご紹介いたします。

パネライ ラジオミール 3days アッチャイオ ブラウン 47mm PAM00687

2017年にスペシャルモデルとして登場した「PAM00687」
は特徴的なデザインが多いパネライの中でもヴィンテージデザインを踏襲しており、独特な雰囲気を持ったモデルに仕上げられています。

1936年にパネライ社は同社初の試みであるラジオミールを製作しその二年後の1938年より本格的な製作を開始しました。その年代には12角形のベゼルが採用されているモデルが多数あります。
「PAM00687」は1930年代後半に製作された特殊な12角形ベゼルを持つラジオミール「3646A」をモチーフに1000本限定で作成されたモデルになります。

12角形の特徴的なベゼルには「OFFICINE PANERAI BREVETTATO」の文字がエングレービングされています。これは文字盤の夜光として使用された発光物質ラジオミールの特許を示すものになります。ラジオミール”とは、イタリア海軍のためにパネライ社が開発したラジウムベースの蛍光塗料の事を意味しています。
ラジウムは放射性を持つウラン鉱石に含まれた物質をベースとした塗料で、1930年代には他の物質と比べても高い発光性を持っていました。
イタリア海軍の求める高い基準を満たす上では利便性が高い素材と言えます。

文字盤の色味は「シェイデッドブラウン」と呼ばれる文字盤で中央から外周にかけて段階的に色が濃くなっていく、茶色を基調としたダイヤルが目を引くモデルで秋口の腕元を飾るにはピッタリなカラーかと思います。

装着されているベルトは厚めのカーフを二枚重ねて貼り合わせ、切断面を敢えて処理しない事でヴィンテージ感を演出しています。
パネライのベルトはラバー・革・メタルなど多岐に渡っており、様々な用途に分けて使用していただけます。

高い実用性と秋にピッタリな「シェイデッドブラウン」の美しい文字盤をぜひご覧ください。

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