GMTスタッフブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日もご覧いただきありがとうございます。
本日は、「複雑機構 高機能カレンダー付き腕時計特集」から、とっておきの腕時計を1本ピックアップしております。
年次カレンダー(アニュアルカレンダー)搭載モデルの、
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ アニュアルカレンダー 5396R-011
をご紹介いたします。
腕時計をご紹介する前に、アニュアルカレンダーについてご説明いたします。
「アニュアル」とは「年に1回」という意味を持ち、その名の通り日付表示の操作が年に1回で完結するという機能です。
腕時計に搭載されている日付表示機能は、毎月「1日~31日」を順々に表示していきます。
31日まで日付が進むとまた1日に日付表示が戻るため、例えば4月のように30日までしかない月の場合、5月1日時点で腕時計の日付表示は「31日」を表示しており、自身で日付送りをして日付を合わせる必要が出てきます。
自身で日付を合わせる手間や煩わしさを解決してくれるのが、アニュアルカレンダー機能です。
アニュアルカレンダーは、31日まである月と30日までしかない月を判別することができ、30日までの月の場合は自動的に日付送りを修正して1日を表示する機能を搭載しています。
唯一の例外が2月となっており、28日までしかないため自動で1日まで日付送りをすることができません。
年に1回、2月28日から3月1日への日付表示のみ操作が必要になるので、「アニュアルカレンダー」という名前が付けられています。
アニュアルカレンダーを搭載したモデルを世界で初めて発表したのがパテックフィリップです。
1996年に特許を取得したパテックフィリップは、初のアニュアルカレンダーモデル「5035」を発表しました。
その後、「5396」、「5396R-001」と後継モデルが続き、本日ご紹介している「5396R-011」は、2010年に発表されたモデルとなっています。
Ref.5396では、315系モジュールからパワーリザーブ表示を取り除き、
6時位置にムーンフェイズと24時間表示を配置、曜日、月表示をディスク式としたCal.324を搭載しています。
12時側には曜日と月名が横並びでセットされています。
そして6時位置にはムーンフェイズ、24時間表示のサブダイヤル、日付窓がセットされています。
これだけの機能がありながらもすっきりと整えられた文字盤レイアウトはとても美しく、「ドレスウォッチの最高峰」と言っても差し支えない高い品格を纏う1本です。
すっきりとした文字盤でありながらも、ドルフィンハンド、バーインデックス、ドットインデックスはいずれも適度に立体感があり、随所にパテックフィリップの拘りを感じることができます。
純正の革ベルトが2本付いており、どちらも使用感は少ないです。
こちらの商品は、2022年2月にパテックフィリップでオーバーホールを受けています。
時計自体の価格のみならず、メンテナンス費用も年々高騰していることを考えると、純正でオーバーホールを実施しているのは、嬉しいポイントです。
ケースと一体化されたラグは適度なフィット感を生み出しており、大変着け心地の良い仕上がりとなっています。
雲上ブランドのドレスウォッチをこの機会にぜひご検討ください。
▼本日ご紹介した商品はこちら
PATEKPHILIPPE パテックフィリップ アニュアルカレンダー 5396R-011
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。