GMTブログをご覧の皆さま、こんにちは。
今回はデイトナ「Ref.116520」の、鏡面バックル仕様の個体をご紹介します。
ロレックス デイトナ 116520 ブラック ランダムシリアル 鏡面バックル
ロレックス初の完全自社製自動巻きクロノグラフ「Cal.4130」が搭載されたデイトナ「Ref.116520」が登場したのは、2000年になります。
2000年のP番から2016年のランダム品番まで発売された「Ref.116520」は比較的製造年数が長く、個体数も多い印象です。
約16年間の製造期間において、複数の仕様変更が行われてきました。
他モデルにも共通する仕様変更として複数ご紹介します。
・2006年頃 文字盤インナーサークルにルーレット刻印とシリアルナンバーが入る。
・2013年頃 文字盤の夜光塗料がルミノバからクロマライトに変更となる。
・2015年頃 バックルの中板の仕様が「梨地」から「鏡面」仕上げに変更となる。
また、デイトナ「Ref.116520」特有の仕様変更として挙げられるのが、針の太さです。
2004年のF番頃までは「細針」、それ以降は「太針」となっており、現状では希少性や値段に差はついていない印象ですが、見た目の好みが分かれるところではあります。
その他にもマイナーチェンジは複数存在していますが、今回は「バックルの中板の仕様」についてご紹介します。
ロレックスのバックル中板には2種類の仕様があります。
ザラザラとしている「梨地バックル」と、文字通り鏡面仕上げの「鏡面バックル」に分かれています。
写真上:梨地バックル
写真下:鏡面バックル
一目でその違いが見て取れるかと思います。
そして、現行モデルのデイトナ「Ref.116500LN」が正規店へデリバリーされ始めたのが2016年5月頃と言われています。
つまり、2000年〜2016年に製造されたデイトナ「Ref.116520」をバックルの仕様で分けると、
2000年〜2015年中頃:梨地バックル (約15年間)
2015年中頃〜2016年:鏡面バックル (約1年間)
となります。
「Ref.116520」では多数の仕様変更がありますが、新旧の違いでここまで製造期間に差が出ているポイントは他にはありません。
既に市場でも鏡面バックル仕様のデイトナ「Ref.116520」は評価を高めており、梨地バックルの個体とは販売価格においても大きな差があります。
ロレックスにおいて希少性や価値を高めやすいモデルの条件として挙げられるのが、
1.最初期の品番であること。
2.最終期の品番であること。
3.市場での販売個体数が少ないこと。
と言われております。
今回の個体に関しては保証書の日付が2016年4月となっており、最終品番の中でもオススメできる個体となっています。
2015年中頃から2016年の生産終了まで、約1年間という短期間しか製造されておらず個体数も少ない鏡面バックル仕様を、この機会にぜひご検討くださいませ。