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今回は、現在開催中の「ブラックウォッチ」特集より、こちらの腕時計をご紹介いたします。
OFFICINE PANERAI オフィチーネ パネライ ルミノール1950 ラトラパンテ PAM00362
「PAM00362」は、2本の針で2つの時間を同時に計測可能な、クロノグラフの上位機構である「スプリットセコンドクロノグラフ(ラトラパンテ)」を搭載しています。
極めて複雑な機構として知られるスプリットセコンドクロノグラフは製造難度が高く、正確に動作させるのが困難なため、本当に技術力があるメーカーしか作り上げることができません。
搭載されている「Cal.OP XVIII」は、横目の自動巻きクロノグラフ「バルジュー7753」をベースに、パネライがチューンナップしたスプリットセコンドクロノグラフムーブメントです。
完全自社製ではないものの、通常のクロノグラフムーブメントである「7735」をスプリットセコンドへと作り変える技術力は、やはりたいへん優れたものであることは間違いありません。
また、わずか1年間しか製造されなかったことも注目すべきポイントです。
2010年に誕生した本モデルは、2011年の高級時計見本市「SIHH(現ウォッチ&ワンダー)」にて生産終了が発表されました。
そのため、限定モデルではないにも関わらず僅か499本のみしか製造されておらず、むしろ一般的な限定モデルよりも貴重と言える腕時計となっています。
クロノグラフ機能で使用する針のみをブルーで着色している点や、クロノグラフのスタート・ストップを妨げないようリューズプロテクターレバーを下側に配置するなど、実際に操作することを想定してデザインされていることも、よく考え抜かれた腕時計と言えるでしょう。
当店での販売前に、ガラス・文字盤・針・Dバックル・ローター・ムーブメントの受けなど、多くの部品をパネライで新しいものに交換させていただきました。
10年以上前のモデルですが、コンディションとしては新品に近い状態でご使用していただけると思います。
モデルそのものの希少性に加え、ここまで徹底したメンテナンスを行って販売する時計店は珍しく、当店ならではのポイントでもあります。
自信を持っておすすめできる商品となっていますので、ぜひご検討ください。
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OFFICINE PANERAI オフィチーネ パネライ ルミノール1950 ラトラパンテ PAM00362
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