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今回は『価格改定特集』からこちらの腕時計をご紹介いたします。
BREGUET ブレゲ トラディション オートマティック 40mm 7097BB/G1/9WU
「時計の歴史を200年早めた」と云われるアブラアン-ルイ・ブレゲ。
永久カレンダー、トゥールビヨン、引き打ち機構、レバーシリンダー脱進機など革新的な発明を多数発表し、機械式時計の原理の70%を発明したと言われています。
また、時計機構だけではなく、ブレゲ針やブレゲ数字、コインエッジ、シースルーバック、ギョーシェ装飾など、デザイン面の数多くのルーツも初代ブレゲの考案です。
そんな、時計業界の歴史に大きな影響を与えたアブラアン-ルイ・ブレゲが1775年に創業した老舗時計メーカー「ブレゲ」。
「世界五大腕時計」に数えられ、かの有名なナポレオン・ボナパルトやマリー・アントワネットなどの著名人から現代まで人々に愛され続けています。
そんなブレゲも3月1日(金)よりゴールド、チタンモデルは10%、プラチナモデルは15%の価格改定が予定されています。
価格改定前ということもあり、購入の相談も増えているブランドです。
「あの時買っていれば」と思う前にぜひご検討いただきたいです。
ムーブメントの調速機構を地板の上に配し、表から見えるようにした「トラディション」コレクション。
「トラディション」はブレゲの懐中時計「スースクリプション ウォッチ(subscription watch)」からインスピレーションを得ていますが、スースクリプションについてご存じでしょうか。
スースクリプションとは、時計が貴族や王族、大富豪しか所持できなかった時代に手付け(内金)として代金をもらいその手付けを元に材料を購入して時計製作を行うというブレゲの販売手法で、簡単に言えば受注生産制です。
この販売手法を取ることで、大富豪以外の方も購入しやすくしていました。
当時のスースクリプションウォッチ(懐中時計)を見ていただければ、一目でトラディションが影響を受け作られていることがわかります。
現在はブランドのアイコンウォッチの1つであり、ブレゲだとわかるポイントが詰まったほかにはない魅力を持ちます。
本日ご紹介している「7097BB/G1/9WU」は、2015年に登場したトラディションシリーズ初の自動巻き機構をもつモデルです。
2005年に登場してから手巻きモデルのみが作られていたため、印象に残っている方もいらっしゃるかもしれません。
12時位置はオフセンターに配置された文字盤があり、文字盤以外のスペースでムーブメントの動きが見えるように配置しています。
文字盤には1786年頃に考案した規則的なパターンを彫り込む装飾方法である「ギョーシェ装飾」が施されています。
現代でもギョーシェ装飾は継承されており、熟練の職人によって手作業で製造されます。
針は「ブレゲ針」と呼ばれる1783年頃に考案したデザインです。
穴が開き、先端が月を思わせる斬新なデザインで、とてもクラシカルな印象を持ちます。
ケースサイドには貨幣の縁のような装飾技法「コインエッジ」。
こちらもブレゲの特徴です。
また、1780年にブレゲが開発した初の自動巻き時計「ペルペチュエル」に使用されていた分銅をモチーフにした錨型のローターや10時位置のレトログラードセコンドなど、凝ったブレゲらしいディテールをお楽しみいただける1本です。
クラシカルなデザインでありながらも遊び心溢れるこちらのモデルも新宿の店舗に在庫がございます。
革ベルトの穴部に展示時にピンを通した跡がありますが、ご使用はされていない未使用のコンディションです。
保証書日付も2023年と新しく、もちろん付属品は全て揃っています。
大変おすすめのコンディションだと言える腕時計です。
また、2024年2月25日現在の定価は5,140,000円であることも考えると大変お買い得なお値段です。
やはり3月1日の定価改定に伴い、このモデルも10%上がるのでしょうか。
その場合、二次流通価格も上がってしまう可能性が十分あり得ます。
ぜひ今すぐにご検討いただきたい1本です。
▼本日ご紹介した商品はこちら
BREGUET ブレゲ トラディション オートマティック 40mm 7097BB/G1/9WU
■価格改定特集はこちら
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。