GMTスタッフブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日もご覧いただきありがとうございます。
来る4月9日より、Watches and Wonders Geneva 2024がスイス・ジュネーブにて開催されます。
48もの有名ブランドが名を連ねるこの時計の祭典は、各ブランド新作発表の場ともあり時計ファン注目のイベントとなっています。
我々GMTスタッフの間でも新作予想が飛び交っており、YouTubeチャンネルに関連動画も掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
そこで、今回は昨年の新作のなかでも注目を集めた一本を振り返ってみたいと思います。
IWC インターナショナルウォッチカンパニー インヂュニア オートマティック40 IW328901【2023年新作】
「エンジニア」を意味するこの時計は、高磁場環境にさらされる技術者のために開発されました。
1955年の誕生以降数々の派生モデルが生み出されてきましたが、特に2023年に発表されたIW328901は70年代のジェラルド・ジェンタによるデザインを踏襲していることで話題になりました。
ジェラルド・ジェンタは、オーデマピゲのロイヤルオークやパテックフィリップのノーチラスなど、数々の名機をデザインしその名を馳せた天才時計デザイナーです。
そのジェンタが手掛けた「インヂュニアSL」のブレスレット一体型デザインを受け継ぎ、エレガントさとスポーティーさを併せ持つ一本となっています。
IWCといえばポートフィノやポルトギーゼなどの比較的ドレッシーなラインが思い浮かびがちですが、インヂュニアもかなり特徴的なモデルです。
時計には国際規格で約1,600A/m(20ガウス)の耐磁性が義務付けられています。
これは一般的な日常生活をするうえでの基準値になりますが、スマートフォンやパソコンなどの磁気であふれている現代においては、時計にとって磁気帯びの危険と隣り合わせになります。
何百もの金属製パーツで構成されている機械式時計のムーブメントは、強い磁気を浴びると精度不良に陥ってしまいます。
これを磁気帯びと言います。
高い耐磁性は、我々現代人においても、時計を選ぶうえでの一つの基準になり得るでしょう。
耐磁性を併せ持つものとして、ロレックスのミルガウスやオメガのマスターコーアクシャルムーブメントも有名です。
IW328901について言えば、約40,000A/mもの磁気に耐えうる構造となっています。
この高い耐磁性と約120時間のパワーリザーブで、日常使いにも不便なくご愛用いただけるかと思います。
デザインとしてはやはりジェンタのクラシックなデザインを受け継ぎながらも、リューズガードなどでスポーティーさが増すことで現代的でもあり、インヂュニアが辿ってきた歴史を感じさせられます。
また、文字盤には格子状のパターンが施されており、シンプルながらもアクセントになっています。
毎日更新されるGMT公式YouTubeのショート動画では、着用イメージもご覧いただけます。
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いかがでしたでしょうか。
今年はどんな新作が発表されるのか、わくわくしています。
皆様もぜひ、今年の新作の予想をしてみてください。
▼本日ご紹介した商品はこちら
IWC インターナショナルウォッチカンパニー インヂュニア オートマティック40 IW328901【2023年新作】
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。