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本日もご覧いただきありがとうございます。
2024年も9月を終わりを迎え、残りはあと3か月となりました。
厳しい残暑もようやく和らいできて、夜は涼しくなり季節の移ろいを感じられます。
この時期になると毎年思う事ですが、月日の流れは速いものだな思います。
GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ 1966 40mm スモールセコンド 49534-53-711-BK6A ホワイトゴールド
2024年もいろいろとありましたが、実は今年、日本とスイスの国交樹立160周年だったことをご存じでしたでしょうか。
160年前の1864年、和暦では元治元年にあたりペリー来航より11年経った年になります。
池田屋事件や蛤御門の変があった激動の時代に江戸幕府第14代将軍徳川家茂とスイス連邦との間で修好通商条約が締結されました。
その4年前の1860年にスイス時計を正規に輸入した人物がいます。
それがジラール・ペルゴを創業したマリー・ペルゴの弟フランソワ・ペルゴです。
ジラール・ペルゴの懐中時計12個を携えての来日でした。
しかし当時日本では太陽暦は使用しておらず、日の出と日没を基準とする不定時法の太陽太陰暦が使われていました。
そのため、スイスの時計をそのまま使用することが出来ず、時計の販売が難しくビジネスを多様化をしていく必要があったようです。
その後1872年11月9日に太陽太陰暦の廃止が決定。
旧暦の明治5年(1972年)12月3日を新暦の明治6年(1973年)1月1日と定められ、スイス時計の需要が拡大していきました。
そんな日本との関わりが深いジラールペルゴ。創業は1791年、230年以上の歴史があるマニュファクチュールブランドです。
ジラールペルゴと言えばというほど印象の強いスリー・ブリッジ・トゥールビヨンは最近の発表でなく、実は1867年に懐中時計での発表でした。
また、1966年に毎時 36,000 回の振動数の高振動ムーブメントの発表や、クォーツの標準規格となる32,768Hzのクォーツムーブメントなど世界初となる革新的な取り組みも多いジラールペルゴですが、伝統を重んじるブランドでもあります。
1960年代のデザイン精神を受け継ぐコレクション「1966」の2011年に発表されたジラールペルゴ創業220周年を記念モデルです。
ケースにはホワイトゴールドを採用。
2針にスモールセコンドという伝統的なデザインには、こだわりが詰まっています。
インデックスはブレゲ数字にブルースティールのリーフ針。
レイルウェイトラックを採用することでよりクラシックな印象になります。
文字盤のグランフーエナメルはガラス質の釉薬を800℃の窯での焼き上げを5~10回繰り返されます。
時間と手間、そして熟練の技が必要となるグランフーエナメルですが、それによって、とても美しい光沢が生まれます。
また、グランフーエナメルの利点は美しさだけでなく、永遠に色褪せることがありません。
シースルーバックからは、マニュファクチュールブランドが誇る自動巻きムーブメント「Cal.GP03300-0050」を見ることが出来ます。
5種類以上もの仕上げを行っている美しいムーブメントです。
また、年式は経過しているもののジラールペルゴにてオーバーホール・外装仕上を行っておりますので、安心してご使用頂けます。
日本とスイスの国交樹立160周年の今年、ぜひジラールペルゴを腕に着けて歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
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GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ 1966 40mm スモールセコンド 49534-53-711-BK6A ホワイトゴールド
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最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。