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PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ アニュアルカレンダー 5205R-010 Dバックル仕様
1996年春、パテック フィリップは新しいコンプリケーション、アニュアルカレンダーを発表しました。
アニュアルカレンダーは月末が30日と31日の月を自動的に判別し、毎年1回、2月28日または29日から、3月1日にかけてのみ日付調整が必要な年次カレンダーです。
美的、技術的なクオリティに加え、年次カレンダーは、有用で使いやすく、時計製作の世界にこれまでなかった新しいコンプリケーションを提供しました。
発表された年のスイスのウォッチオブザイヤー賞を受賞しました。
最初に発表されたアニュアルカレンダー「5035」はサブダイアルに月、曜日表示がされ六時位置にスモールセコンドがあるクラシカルなもので、2004年に小窓で月、曜日、日付が表示されたデザインのアニュアルカレンダーが登場しました。
今回ご紹介する5205R-010は後者の小窓表示タイプのデザインで、ムーンフェイズを兼ね備えた複雑機構を2つ搭載しているコンプリケーションウォッチです。
ピンクゴールドのケースに深い色味のブラック文字盤が合わさり、大人なカラーリングに仕上がっています。
「5205」は2010年から販売され、ピンクゴールド素材の「5205R」は、2013年から2022年までラインナップにされていました。
均一な間隔で並んだ小窓とムーンフェイズが非常に知性を感じさせるデザインです。
ムーンフェイズの外周は24時間表示となっています。
ケースサイドからラグにかけてくぼんでいてケースにくびれがあり、ラグジュアリーな印象をより引き立ています。
この仕様は他のアニュアルカレンダーやコンプリケーション、グランドコンプリケーションでもあまり見られない仕様です。
時計の操作は、巻き上げ時の手触りが非常になめらかで巻き心地がいいです。
一段引きすると時間調整が可能になります。
日付、曜日、月、ムーンフェイズは下記のプッシュピンの調整出来ます。
右上 月
右下 日付
左上 曜日
左下 ムーンフェイズ
プッシュピン操作の手触りも箇所によってさまざまで、日付調整はしっかりとディスクが回転する手触りがあったり、ムーンフェイズは優しめの押し込みで調整出来たりなど、些細な違いですが時計好きであればお楽しみいただけるかと思います。
シースルーバックからはパテックの傑作ムーブメント「Cal.324 S QA LU 24H/206」を覗くことができます。
このムーブメントは2010年から実装されており、ベースムーブメントのCal.324は、2004年に誕生した基幹ムーブメントの1つで、3.3mm厚の薄型ながら精度と耐久性とに優れています。
また、2010年以前の小窓表示のアニュアルカレンダー以上に、視認性を高めた年次カレンダーモジュールが備わっています。
通常は尾錠のモデルですが、パテックフィリップの純正Dバックルが取り付けられており、本来の尾錠も付属するおすすめ商品です。
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PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ アニュアルカレンダー 5205R-010 Dバックル仕様
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