みなさんは、朝のアラームを何で鳴らしていますか。
多くの方が携帯電話を使っているかもしれません。
時計好きのあなたなら一日の始まりを“時計の音”で迎えてみてはいかがでしょうか。
機械式アラームの澄んだ響きで目を覚ます瞬間は、スマートフォンの電子音では味わえない特別なひととき。
今回は、そんな魅力を持つジャガー・ルクルトの名機「マスターコントロール メモボックス」をご紹介します。
JAEGER LECOULTRE ジャガー・ルクルト マスターコントロール メモボックス Q4118420
〈ジャガー・ルクルトとは〉
スイス、ジュウ渓谷。
この静かな山岳地帯に1833年、アントワーヌ・ルクルトによって設立されたのがジャガー・ルクルトです。
創業以来、このメゾンは「マニュファクチュール」として、時計製造のすべての工程を自社で一貫して行うことを誇りとしてきました。
設計、部品製造、組み立て、装飾までを自社で完結させるブランドはスイスでもごくわずかであり、ジャガー・ルクルトはその代表格です。
また、これまでに1,200を超える自社製ムーブメントを開発してきたという事実は、時計界でも伝説的。
超薄型ムーブメント「Cal.920」や、回転式ケースを持つ「レベルソ」、天体の動きを表示する「デュオメトル」など、技術革新と芸術性を兼ね備えたモデルを数多く世に送り出してきました。
時計師たちからは“時計師のための時計師”と称され、その高い技術力はパテック フィリップやオーデマ ピゲと並び、スイス高級時計界の礎を築いています。
〈メモボックスとは〉
ジャガー・ルクルトが生んだ多くの名機の中でも、特に愛好家を魅了してきたのが「メモボックス」です。
ラテン語で「声を持つ記憶」を意味するこの名は、アラーム機能を搭載した腕時計として1950年に誕生しました。
当時の腕時計は時刻表示のみが主流でしたが、ジャガー・ルクルトは実用性に優れた「機械式アラーム」という新しい機構を開発。
アラーム用の独立した香箱とハンマーを備え、内部のゴングを打ち鳴らして時間を知らせます。
ビジネスマンが会議の時間を知らせたり、旅行者が目覚まし時計代わりに使ったりと、機械式の「音で知らせる腕時計」は瞬く間に人気を博しました。
その後、1956年には自動巻き機構を備えた「メモボックス・オートマティック」が登場。
さらに1968年にはダイバーズモデル「ポラリス・メモボックス」など、機能とデザインを進化させながらコレクションを拡大していきました。
そして現代、ジャガー・ルクルトはこの伝統的なメモボックスを現代的に再構築しました。それが「マスターコントロール メモボックス Q4118420」です。
それでは見ていきましょう。
ブランドが誇る厳格な「マスター・コントロール1000時間テスト」をクリアした実用性と精度を兼ね備えたタイムピース。
ケース径40mmのステンレススティールケースは、クラシックな佇まいの中に洗練されたモダニティを感じさせます。
シルバーサンレイ仕上げの文字盤には、外周にミニッツトラック、中央にアラーム用の回転ディスクを配置。
12時位置の小さなトライアングルマーカーを回してアラーム時刻をセットするという伝統的な操作感も健在です。
ムーブメントには、自社製自動巻きキャリバー 「Cal.956AA」 を搭載しています。
これはメモボックスの最新世代にあたるムーブメントで、約45時間のパワーリザーブと、現代の使用環境に適した優れた耐磁性能を備えています。
さらに、構造面にも大きな進化が見られます。
従来モデルではクローズのケースバックが採用されていましたが、現行モデルではサファイアクリスタルのシースルーバックへと刷新。
これにより、アラーム機構のハンマーがゴングを打つ様子を裏側から鑑賞することができるようになりました。
アラーム音も従来に比べてより洗練され、金属的な「ジリジリ」という透き通った響きの中に、柔らかな温かみと奥行きを感じさせます。
これは、ジャガー・ルクルトが音響設計にまで徹底的にこだわりを持つブランドであることの証。
機能性と情緒性、その両面で完成度を極めた一本と言えるでしょう。
ケース右側には2つのリューズが配置されており、それぞれが異なる役割を担っています。
まず、2時位置のリューズはアラーム機構を司るもの。
通常位置で回すとアラーム用ゼンマイの巻き上げが行われ、一段引き出して下方向に回すとアラーム時刻の設定が可能です。
さらに上方向に回すと日付の早送りを行うことができ、機能的かつ合理的な構造になっています。
一方、4時位置のリューズは通常の時刻操作を担当。
通常位置での操作では時刻用ゼンマイの巻き上げができ、一段引き出すことで時針、分針の調整を行えます。
ストラップには上質なカーフレザーを採用し、クイックチェンジ機構によってご自身で簡単に交換が可能。
ビジネスシーンからカジュアルスタイルまで、幅広く対応できる万能な一本です。
クラシックな顔立ちの中に現代的な技術と感性を融合させた、まさに「機械式アラームの完成形」と呼ぶにふさわしいモデルといえるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
静寂の中に響く柔らかなアラーム音は、機械仕掛けのロマンと人間的な温もりを同時に伝えてくれます。
複雑機構の真髄を知るうえで、これ以上の入門機はありません。
だからこそ、時代の流行とは距離を置きながら、静かに愛され続けているのではないでしょうか。
▼今回ご紹介した腕時計
JAEGER LECOULTRE ジャガー・ルクルト マスターコントロール メモボックス Q4118420
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それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。














