時計の文字盤には、さまざまな素材が使われています。
マザーオブパールやメテオライトのように、天然由来の表情を楽しめる素材もその一つです。
今回ご紹介するのは、夜空のような煌めきが印象的な、アベンチュリン文字盤を採用したこちらのスピードマスターです。

OMEGA オメガ スピードマスター ムーンフェイズ アベンチュリン 311.30.44.32.01.001
アベンチュリンは、和名で「砂金石」と呼ばれます。
内部に微細な成分が散り、キラキラとした輝きが見られるのが特徴。
この独特の効果は「アベンチュリン効果」とも呼ばれます。
ここでポイントなのが、時計の文字盤で言うアベンチュリンは、一般的に“天然石そのもの”というより、アベンチュリンガラス(きらめきを内包させたガラス素材)の文脈で語られることが多い点です。
天然石の一点ものとは少し方向性が違い、ガラス内部に星屑のような粒子感を作り込むことで、夜空のような質感を表現します。
均一なようで均一ではなく、光の当たり方で表情が変わるのが魅力です。

アベンチュリンというとグリーン系の印象もありますが、こちらはブラックアベンチュリンです。
ブラックという名前ですが、深みのあるブルーが美しく、落ち着いた印象にまとまります。
このモデルの空気感を決定づけているのが、12時位置のムーンフェイズです。
夜空のようなアベンチュリン文字盤の上に、月の表現が乗ることで、テーマが一段はっきりします。
「星空」と「月」が同じ画面に収まるため、夜空のイメージをいっそう強く感じられます。
さらにこのムーンフェイズ部分にはマザーオブパールが使われています。
アベンチュリンの“粒子の光”とは異なる、柔らかな艶が加わるのもポイントです。
搭載ムーブメントは手巻きのCal.1866。
後継のCal.3861が発表されるまで1990年代後半から20年以上にわたって長年スピードマスタープロフェッショナルを支えてきたムーブメント「Cal.1861」のムーンフェイズ搭載ムーブメントです。
そしてこのモデルは、シースルーバック仕様です。
表側が夜空なら、裏側はメカニカルの宇宙。

シースルーバックで“手巻きクロノグラフ特有の密度”を楽しめるのは、このモデルの満足度を底上げします。
部品の重なりやレバー類の立体感など裏側の見どころになります。
ムーンフェイズ付きスピードマスターの中でも、テーマ性が分かりやすく、完成度の高い一本です。
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OMEGA オメガ スピードマスター ムーンフェイズ アベンチュリン 311.30.44.32.01.001
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