ショパールと聞くと、映画祭のレッドカーペットを彩るハイジュエリーや、「ハッピーダイヤモンド」などを思い浮かべる方も多いかもしれません。
一方、時計に目を向けると、個性の異なるコレクションが揃っています。
自社製ムーブメントを追求する「L.U.C」、クラシックカーとの関わりを持つ「ミッレ・ミリア」、そして現代的なラグジュアリースポーツウォッチ「アルパイン・イーグル」。
同じショパールの時計でありながら、その成り立ちもデザインも大きく異なります。
今回は、ショパールの時計作りの歴史を紐解きながら、3つのコレクションを通して、その幅広さを見ていきます。
CHOPARD ショパール アルパイン イーグル 298600-3001
目次
創業から続く、ショパールの時計作り
まずは、ショパールの時計作りの原点から見ていきましょう。
ショパールの創業は1860年。
ルイ=ユリス・ショパールが、スイス・ジュラ地方のソンヴィリエに工房を開いたことから始まりました。
創業当初に手がけていたのは、ジュエリーではなく高精度な懐中時計です。
現在はジュエリーブランドとしての印象も強いショパールですが、その出発点には時計作りがありました。
1963年には、ドイツで時計・宝飾企業を営んでいたシューフレ家がショパールを買収。
以降、一族による経営が続いています。
そして1996年、ショパールはスイス・フルリエに自社のムーブメント製造工房を設立します。
ここから、ショパールの時計作りはさらに本格化していきます。
その象徴となるのが「L.U.C」です。
CHOPARD ショパール
L.U.C XP スケルテック 161936-5003
CHOPARD ショパール L.U.C XP スケルテック 161936-5003
時計そのものを追求する「L.U.C」
L.U.Cという名前は、創業者ルイ=ユリス・ショパールのイニシャルに由来しています。
1996年に発表された最初の自社製ムーブメント「L.U.C 96.01-L」は、マイクロローターを備えた薄型自動巻きムーブメント。
ショパールが本格的なムーブメント開発へ踏み出したことを示す存在となりました。
L.U.Cでは、ムーブメントの設計から製造、組み立て、仕上げまでを自社で行っています。
ここに、ショパールの時計製造に対する姿勢が表れています。
ケースバックからムーブメントを眺められる仕様では、ブリッジやローターの仕上げも楽しめます。
薄型から複雑機構を備えたものまで幅広く展開されており、時計そのものからショパールの技術力を感じられるコレクションです。
CHOPARD ショパール L.U.C XP スケルテック 161936-5003
そんなショパールの時計作りは、ムーブメントの製造だけにとどまりません。
時計を通じて深く関わってきたのが、クラシックカーの世界です。
CHOPARD ショパール
ミッレミリア クラシック クロノグラフ 168619-3005
CHOPARD ショパール ミッレミリア クラシック クロノグラフ 168619-3005
クラシックカーと歩む「ミッレ・ミリア」
ショパールとクラシックカーの関係を象徴するコレクションが「ミッレ・ミリア」です。
ミッレ・ミリアは、イタリアを縦断するクラシックカーレース「ミッレ・ミリア」と深い関わりを持っています。
ショパールは1988年から同レースの公式タイムキーパーを務め、以来、レースに合わせたモデルを発表してきました。
そのデザインにも、クラシックカーの世界から取り入れられた要素があります。
今回紹介する「ミッレ・ミリア クラシック クロノグラフ 168619-3005」も、そんな背景を感じさせるモデルです。
シルバートーンの文字盤にブラックのカウンターを配したデザインは、ゴールで振られるチェッカーフラッグから着想を得た「ラ・ガラ」仕様となっています。
CHOPARD ショパール ミッレミリア クラシック クロノグラフ 168619-3005
さらに、ショパールを率いるシューフレ家はクラシックカーとの関わりが深く、実際にミッレ・ミリアへ自ら参戦してきました。
時計を作る側がクラシックカーの世界に身を置き、その経験をコレクションへ反映している。
ミッレ・ミリアには、ショパールならではのモータースポーツとのつながりが表れています。
CHOPARD ショパール
アルパイン イーグル 298600-3001
CHOPARD ショパール アルパイン イーグル 298600-3001
現代のラグジュアリースポーツ「アルパイン・イーグル」
そして、ショパールの時計作りを現代的なスタイルへと展開したコレクションが「アルパイン・イーグル」です。
2019年に発表されたアルパイン・イーグルは、現代的なラグジュアリースポーツウォッチとして誕生しました。
そのルーツとなったのが、1980年に発表された「サンモリッツ」です。
当時22歳だった現共同社長カール=フリードリッヒ・シューフレ氏が手がけた、ショパール初のスチール製スポーツウォッチでした。
その後、息子であるカール=フリッツ・シューフレ氏がサンモリッツから着想を得て、新しいスポーツウォッチを構想。
祖父であるカール・シューフレ氏の後押しも受けながら開発が進められ、アルパイン・イーグルが誕生しました。
CHOPARD ショパール アルパイン イーグル 298600-3001
アルパイン・イーグルは、サンモリッツをそのまま復刻したモデルではありません。
ケースやブレスレットには、ショパールが独自に開発した「ルーセントスチール A223」を採用。
通常のスチールとは異なる明るく澄んだ光沢を持ち、アルパイン・イーグルの外観を印象づけています。
ベゼルに配された8本のビスや、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを組み合わせたケースも印象的です。
そして、文字盤にもアルパイン・イーグルならではのモチーフがあります。
中心から放射状に広がる細かな模様は、鷲の虹彩をモチーフにしたもの。
光の当たり方によって表情が変わり、スポーツウォッチでありながら文字盤そのものの美しさも楽しめます。
また、アルパイン・イーグルにはさまざまなモデルが展開されています。
クロノグラフモデルの「アルパイン・イーグル XL クロノ」には、フライバック機能を備えた「03.05-C」を搭載。
CHOPARD ショパール アルパイン イーグル XL クロノ 295387-9001
さらに、高振動ムーブメントを採用した「アルパイン・イーグル ケイデンス 8HF」などもラインナップされています。
アルパイン・イーグルは、ショパールが培ってきた時計製造の技術を、現代的なスポーツウォッチという形に落とし込んだコレクションといえるでしょう。
CHOPARD ショパール アルパイン イーグル ケイデンス 8HF 298600-3020
3つのコレクションに見るショパールの幅
ここまで見てきた3つのコレクションは、それぞれ異なる方向からショパールの時計作りを表しています。
「L.U.C」は自社製ムーブメント、「ミッレ・ミリア」はクラシックカー、「アルパイン・イーグル」は現代的なラグジュアリースポーツ。
成り立ちもデザインも大きく異なりますが、その根底にあるのは、1860年から続くショパールの時計作りです。
時計そのものを追求する姿勢から、モータースポーツとの関わり、そして現代的なスポーツウォッチまで。
一つのブランドでありながら、異なる方向へ時計の可能性を広げてきたことに、ショパールの面白さがあります。
ジュエリーのイメージが強いショパールですが、時計に目を向けると、また違った一面が見えてきます。
- 本日ご紹介した腕時計の在庫状況
- CHOPARD ショパール L.U.C XP スケルテック 161936-5003
- CHOPARD ショパール ミッレミリア クラシック クロノグラフ 168619-3005
- CHOPARD ショパール アルパイン イーグル 298600-3001
- CHOPARD ショパール アルパイン イーグル XL クロノ 295387-9001
- CHOPARD ショパール アルパイン イーグル ケイデンス 8HF 298600-3020
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