パネライ ラジオミール クロノグラフ PAM00288

2017年10月02日

こんにちは、GMTの山口です。
本日は、2007年にリリースされた『ラジオミール』をご紹介したいと思います。

OFFICINE PANERAI ラジオミール クロノグラフ PAM00288

自動巻きのラジオミール「Cal.OP XII」を搭載したモデルです。

2カウンターのクロノデザインは現在販売中のプラチナケースモデル
「PAM00518」↓と同じで、クラシカルなデザインになっています。

『PAM00518 ラジオミール 1940 クロノグラフ プラティーノ』

『PAM00288』には「Cal.XII」が搭載されていますが、
このモデルがリリースされる前は、ルミノールクロノのレガッタ「PAM00168」や
サブマーシブルクロノ「PAM00187」、ルミノールクロノデイライト「PAM00250」
など、ルミノールだけに採用されていました。

ところが2007年、ラジオミールに搭載した初のモデルとしてリリースされたのが
この「PAM00288」になります。

当時は「デカ時計」が流行し始めた頃でもあるので、大きい印象でしたが、
2017年現在は大きい時計ばかり(笑)なので、このモデルが普通に思えてしまいます。

しかも結構厚みがあります。

もともとルミノールに採用されていたムーブメントでもあるので、
それまで薄型だったラジオミールに搭載するとやや膨らんでいるように思えます。

それでも約16.5mmほどなので、ケース径とのバランスが取れていると思います。

45mmケース径の2カウンター、しかもインダイヤルにタキメーター、
さらには薄型ベゼルだとのっぺりとした文字盤になり、
なぜか安っぽい印象の時計になってしまいがちです。

ところがこのモデルでは、ケースを真横から見ると
中心がやや膨らんでいるようなケースデザインになっています。

まだインダイヤルのタキメーターに幅を持たせ、文字盤を深い位置になるように
設計されています。

この設計により立体的な印象が生まれ、安っぽいどころか機械式時計らしい
高級感のあるクロノグラフモデルになったのだと思います。

スポーティになりがちなクロノグラフですが、このモデルはどこかラグジュアリーな
印象ももっている二面性のある1本なので、シーンを問わずご使用できる、
私おススメの1本になります。

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