ポールニューマンが所有していたロレックスのデイトナ Ref.6239が
昨年 2017年10月26日 オークションハウス「フィリップス」で腕時計としては史上最高額の約20億円以上で落札されました。
この時計は、1969年当時、妻で女優のジョアン・ウッドワードからポールニューマンに送られ、裏蓋にはモータースポーツを愛する夫を気遣って「DRIVE CAREFULLY ME」というメッセージが刻まれています。
個体のシリアルナンバーは2005325
1968年頃の製造の個体でした。
今回当店に入荷した個体ですが、同型、同文字盤で、シリアルナンバーも20XXXXXと近似しています。
付属するブレスレットですが、計2本、
FF71 6635 リベットエクステンションブレス 68年刻印が装着され、
FF60 6635 リベットエクステンションブレス 67年刻印が予備に付属します。
基本的にFF71系がデイトナ用とされますのでブレスレット単体での市場価値も高額です。
FF71を温存されて実用にFF60をご使用されるのも良いかも知れません。
裏蓋の刻印は6242です。
この6242ですが、実際には存在しないリファレンスナンバーですが、この年代のデイトナではしばしば見かける刻印です。
一説では6240(プラベゼル)に対してステンレスベゼルとして計画されていたのが6242で、実際には発売されることはなく、裏蓋だけは部品として製造されて
この年代、6236、6240、6241、に付属するケースが見られるのだと推察しますが、真相は定かではありません。
所謂、デイトナのポールニューマンダイヤルは、6239、6241、6262、6264、6240、6263、6265、の各リファレンスで存在し、ダイヤルもバリエーションも様々です。
近年は6263、6265のオイスターロック仕様が人気で価格も高騰しています。
ロックなしの6239、6241の価格は比較的安価ですが、有名オークションハウス等へ出品されている履歴を調べますと、こういった価格の差は単純に“レア度”と“コンディション”です。
6239での出現率としてみると比較的多いとの判断に成りそうですが、
6263の白/赤巻で絞った場合は比較的少ない出現率となります。
6239の白/赤巻に関しましては、前述のポール・ニューマン本人が愛用していたことも有り、今後は、正真正銘のポール・ニューマンモデルとして認知されていけば面白いと思います。
例えば、かつてはショーン・コネリーが演じた初代ジェームズボンドが着用したビッククラウンサブマリーナーが、6538なのか5510なのかという点で論争になりましたが、今では6538が正当なボンドモデルとされています。
結果、他のサブマリーナーよりもかなり高額の市場評価となっています。
ポールニューマンダイアルですが、過去には多くの贋作が作られ、なかなか安心して購入頂ける状況ではないかと存じます。
海外の有名オークションハウス等での購入もなかなか敷居も高く、価格も成り行き次第ですし、手数料も高額です。
実物の確認も時間と場所が限定されてしまうので、ご多忙の方ではなかなか難しいかと思います。
お探しだった方は、是非この機会に入手してみては如何でしょうか。
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