美しく希少なグリーンカラーモデル【パネライ サブマーシブル ベルデ ミリターレ PAM01055 オンライン限定】

2020年10月22日

当ブログをご覧の皆様こんにちは。
肌寒い日々が続いております。朝と夜は特に冷えますので、体調を崩さぬようお気を付けください。
本日は先日入荷いたしましたパネライのお時計をご紹介いたします。

パネライ サブマーシブル ベルデ ミリターレ PAM01055 オンライン限定エディション【500本限定】

パネライはイタリア発祥のミリタリーウォッチブランドであり、1993年から民間向けの時計を作り始めました。それまではイタリア海軍やエジプト海軍向けに時計を納入していたため、実用性の高いモデルを生み出してきています。

また、パネライは大きく分けるとリューズプロテクターが付いている「ルミノール」、薄型ケースの「ルミノール デュエ」、リューズガードのない「ラジオミール」、ダイバーズウォッチの「サブマーシブル」の4つのモデルに分かれています。

今回入荷致しましたのは、海軍用に時計を作っていたという信頼性の高いパネライのダイバーズウォッチ「サブマーシブル ベルデ ミリターレ PAM01055」です。

美しいミリタリーグリーンが印象的なモデルとなり、このミリタリーグリーンのダイアルはサブマーシブル史上初めて採用されました。

※「ベルデ」はイタリア語で緑という意味を持ちます。

グリーンはこのモデルが誕生した2019年のトレンドカラーだったこともあり、他社はもちろん。2019年のパネライ新作 ラジオミール45mm「PAM00995」、ラジオミールGMT45mm「PAM00998」、ラジオミールGMTパワーリザーブ45mm「PAM00999」、ラジオミール48mm「PAM00997」と4本のグリーンダイアルを持つ時計が発表されています。

大変残念なことに、2020年10月19日現在、当店では2019年誕生のパネライのグリーンダイアルを持つ時計の入荷がございません。入荷致しましたら印象の違いなどを見比べて頂きたいです。

また、グリーンダイアルについて皆様はどうお思いでしょうか。やはり、グリーンは使いにくそうだとお思いの方もいらっしゃいますでしょう。

しかしこちらのモデルはグリーンと言っても使いにくいような色合いではなく、ミリタリーウォッチらしさを感じる落ち着いた色味です。掲載ページにございます着用写真のようにファッションのアクセントにもとても向いているモデルです。

こちらのモデルは500本限定であり、アメリカ、イギリス、中国のオンラインサイトのみで販売されました。クロノ24や国内販売サイトなども確認いたしましたが、流通量が少ないことがわかります。日本でお持ちの方も少なく、被りたくないというお考えの方にもおすすめです。

また、先程もお話させて頂きましたが、サブマーシブル初のグリーンダイアルという点も大変貴重です。当店でも現在取扱いがあるのはブラックダイアルやブルーをポイントに使ったモデルなど。シックな色味が多く、色鮮やかなモデルはなかなかございません。限定生産という点も含めまして、貴重なモデルとなります。

尚、こちらのモデルはダイバーズウォッチとして重要視される300m防水はもちろん、視認性の高いドッドインデックス、潜水時間計測用の目盛り付き逆回転ベゼル、ブランドオリジナルなリューズプロテクターと機能も充実しています。

また、夜行塗料は2色になっており一目で長針、短針を見極めることができます。

ムーブメントには「P.900」を搭載。パネライ自社製のムーブメントで自社製ムーブメントの中で最も薄い自動巻きになります。(厚さ4.2mm)72時間のパワーリザーブに日付表示と実用的な機能を持ち、PAM01055の他にも数多くのモデルに使用されています信頼のあるムーブメントです。

付属品には「内外箱、国際保証書、冊子、替えベルト、工具」が付いてきます。現在付いているグリーンラバーベルトから黒ベルトに変えるとより落ち着いた印象へ変わり、幅広いシーンでお楽しみいただけます。

また、ベルトはラグ裏のボタンを押して付け外しをするようになっており、簡単で、バネ棒タイプのように傷を付ける心配は少ないのも良い点です。
実用性とデザイン性に長けたお勧めな1本となります。

また、ケースサイズは42mmとパネライの中では比較的抑え目なサイズとなり、47mmケースを持つPAM01305と比べるとその差は一目瞭然です。

大きなケースサイズはずっしりとした強い印象を持つという良い面がございますが、やはり手首周りががっしりとしていないと手首が時計に負けてしまうこともあります。しかし、42mmは平均メンズサイズと呼べるサイズ感なため、どなたでも比較的着用しやすく、その色味から存在感がしっかりとあります。大きなケースサイズは苦手だが、存在感がある時計を探している方にぜひおすすめいたします。

尚、新宿南口の実店舗では、実際に腕に当てることができます。皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

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オメガが誇るコーアクシャル脱進機【シーマスター 300 マスターコーアクシャル 233.30.41.21.01.001】

2020年10月21日

本日も当ブログをご覧くださいましてありがとうございます。

今回はオメガの誇るコーアクシャル脱進機についてご紹介いたします。

OMEGA オメガ シーマスター 300 マスターコーアクシャル 41MM 233.30.41.21.01.001
https://www.gmt-j.com/item/3717010212718

今ではオメガの機械式時計のほとんどに搭載されているコーアクシャル脱進機ですが、このコーアクシャル脱進機は1970年代に、独立時計師ジョージ・ダニエルズが開発いたしました。

通常の脱進機の場合、アンクルにある2本のツメで1つの歯車を回しているのですが、コーアクシャル脱進機は3つのツメで2つの歯車を回します。

これにより摩擦が大幅に軽減され、さらに長期間注油せずとも高精度を維持できるという大変優れた設計になっています。

ジョージ・ダニエルズはこのコーアクシャル脱進機をパテックフィリップやロレックスにも持ち込んだそうですが、部品数が多く複雑だったことなどから実用化を断られたそうです。

しかし唯一オメガが量産化を目指し研究開発を続け、1999年ついに実用化を成し遂げました。

オメガはこのコーアクシャル脱進機を、特別な機構として限られたモデルのみに搭載する、といったことをせず、機械式モデルのほとんどのムーブメントをコーアクシャル脱進機に変更していきました。

一般的な機械式時計のオーバーホールが3〜5年に一度とされているのに対し、オメガのコーアクシャル搭載モデルはなんと8〜10年に一度でいいと言われております。

毎日使用するにあたり、機械式時計の維持費はやはり気に掛かるところなので、これは非常に嬉しいポイントであり、ユーザーのオメガに対するブランドイメージ向上に繋がったように思います。

当店では30万円以下からこのコーアクシャル脱進機が搭載されたモデルを購入可能です。

OMEGA オメガ シーマスター シーマスターアクアテラ 2502.34
https://www.gmt-j.com/item/3717009694525

OMEGA オメガ スピードマスター レーシング 326.30.40.50.01.001 ブラック
https://www.gmt-j.com/item/3717009447336

OMEGA オメガ デ・ヴィル プレステージ コーアクシャル 39.5mm 424.13.40.20.03.001
https://www.gmt-j.com/item/2717001559021

このような素晴らしい機構をこの価格で購入できるのはまさにオメガの企業努力の賜物と言えるでしょう。
是非店頭でお見比べくださいませ。

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ラグスポバブル到来!【ロイヤルオーク クロノグラフ・26331ST.OO.1220ST.03】

2020年10月20日

皆さまこんにちは。
いつも当店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

ここ最近世界3大ブランド(PATEK PHILIPPE・AUDEMARS PIGUET・VACHERON CONSTANTIN)のスポーツモデルが高騰しています。
中でもロイヤルオークが顕著であり、今回ご紹介するロイヤルオーククロノグラフも1年前に比べ約90万円価格が上がっています。

その要因として考えられるのは、新型コロナウィルスの影響などで生産本数の減少により正規店で予約ができない、または予約できても数年待ちなどが挙げられます。(他にも生産本数を絞ってブランド価値を上げる、といったブランド戦略もあると思います。)

 

さて、本日はロイヤルオーク クロノグラフ誕生20周年の2017年に発表された人気の”パンダフェイス”をご紹介いたします。

オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク クロノグラフ 26331ST.OO.1220ST.03

https://www.gmt-j.com/item/3717010290525

現在、文字盤カラーはシルバー、ブラック、ブルーの3色展開です。
過去にはブティック限定でグレーも展開していました。(TI/PT)


【商品詳細】
・国内定価:3,080,000円
・ケース素材:ステンレススティール
・ケース幅/厚さ:41mm/12mm
・重量:約188g
・キャリバー:自社製自動巻「cal.2385」
・パワーリザーブ:約40時間
・防水性能:50m

文字盤は、グランド・タペストリー模様のシルバーダイヤル、ブラックのカウンターとインナーベゼル、ホワイトゴールド製アプライドアワーマーカーと蓄光処理を施したロイヤルオーク針。
メリハリがある印象で、視認性も抜群です。

3針モデルに注目が集まりますが、クロノグラフはボリューム感が増すため男らしさを演出してくれると思います。

多少の個人差はあると思いますが、そこまで重量感を感じないのも魅力的なポイントです。

今ならシルバー、ブラック文字盤を店頭にてお見比べいただけます。

AUDEMARS PIGUET オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク クロノグラフ 26331ST.OO.1220ST.02

https://www.gmt-j.com/item/3717010279490

26331STはスーツを中心としたビジネスシーン、タウンユースやアクティブシーンを彩るカジュアルテイスト、どちらも合わせやすい万能ウォッチです。

ロイヤルオーク買取ページはこちら↓※買取価格見直しました!
https://www.gmt-j.com/ec/assessment/search?keyword=%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AF&makerId=&categoryIds%5B0%5D=&couponinfo=&categoryId=&searchimage.x=0&searchimage.y=0

ロイヤルオーク在庫一覧はこちら↓
https://www.gmt-j.com/search?keyword=%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AF&igngkeyword=1

相場高騰中のラグジュアリースポーツウォッチ!
皆さまからのお問い合わせ、ご来店を心よりお待ちしております。

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品格と輝き【パテック・フィリップ アニュアルカレンダー クロノグラフ 5961P-001】

2020年10月19日

当ブログをご覧の皆様こんにちは。
暦を行ったり来たりするような天気が続いております。体調にはくれぐれもお気を付けください。

さて、移転リニューアルさせていただきました当店一押しの展示場所…柱を活用し配置されている宝箱のようなケースの中でも一際お客様の目を奪っている逸品。
【パテック・フィリップ アニュアルカレンダー クロノグラフ 5961P-001】を本日はご紹介いたします。

パテック・フィリップ アニュアルカレンダー クロノグラフ 5961P-001

2010年のバーゼルワールドで発表されたアニュアルカレンダー 5960に、ダイヤモンドをセッティングしたのがこの“5961”。

ムーブメントは、2005年に登場したパテック フィリップ初の自社開発・製造のクロノグラフモデル「Ref.5959」に搭載されていた、世界で最も薄いコラムホイール式スプリット秒針クロノグラフ専用ムーブメントとして絶大な賞賛を得た「Cal.CH27-525」をベースにして開発され、2009年にデビューした自動巻きムーブメント「CH 28-520」を搭載しています。

2005年当時は限定生産で、まだまだ遠い存在だった世界で一番薄いスプリット秒針クロノグラフ専用ムーブ「Cal.CH27-525」から、自動巻きとなりパワーリザーブ約55時間と実用性にもグッと一歩近づいた「Cal.CH 28-520」

垂直クラッチを備えた自動巻きクロノ機能に留まらず、パワーリザーブと年次カレンダーのモジュールを追加し大きな注目を浴びました。
通常のクロノグラフモデルはクロノグラフ秒針を常に作動させるのはムーブメントの負担となるため避ける必要がありましたが、このモデルではクロノグラフ秒針を常に回転させて通常の秒針として使用することも出来るというので、本当にその技術力の高さと美しさの両立には驚かされます。

ひとつひとつ丁寧にバリが取られ、優しいカーブを描くような丁寧なフォルムはお客様が求めるときにいつでもシースルーバックからお楽しみいただける点もポイント高し。

参考)5960P-015

5961P-001

ダイヤモンドのセッティング以外での違いは、インダイヤルまでブルーで統一されたことです。
時計業界として人気なダイヤルカラーというだけでなく、パテック・フィリップとして現代のエレガントさを象徴するのに欠かせないブルー。
すべてこの美しい青の世界にすることで、さらにコンプリケーションはそっと溶け込み、インデックスとベゼルに配されたダイヤモンドの輝きを際立たせているように思えます。

ちなみに、ベゼルには36個(約3.48カラット)、インデックスには8個(約0.23カラット)、折り畳み式バックルには22個(約0.97カラット)とバゲットカットダイヤモンドが贅沢にセッティング。
またこのダイヤモンドは、貴石の最高品質と完璧なセッティング技術を規定したパテック・フィリップ・シールの認定規準に準拠した、最高品質のダイヤモンドのみが用いられています。

やや厚みがありながら絶妙にシェイプされた貫禄のある美しいケースデザインに支えられた存在感。
この存在感の内には、美しいケースを保つために鍛造で丁寧に作り上げられたベースがあってこそ…素材、パーツの垣根を設けず時計を飾るすべてにおいて、最高基準を追求し続ける姿こそ、長く愛され続けるブランドの礎です。

プラチナケースを象徴する6時位置の一粒ダイヤも、マットで知的なブルーダイヤルと青みがかったシックなレザーストラップの間で輝く姿は、また一味楽しめる輝きとなります。

バックルに丁寧に配されたバケットダイヤは時計をディスプレイした時も、実際に腕につけているときもケースとのシンクロを高め、手に入れた時の高揚感をより長くお客様にお届けします。

今回ご紹介の個体につきましては、保証書日付 2015年とまだ5年少々。
ケースサイド、バックルにとても微細な擦れ傷がみられますが大きな傷の無いきれいな状態の為、当店での外装仕上げ等は行っておりません。

併せて、内外箱は本モデル用ではなく、グランドコンプリケーション用でございますこと、なにとぞご理解いただけますと幸いです。

当店でご購入いただきました当日から、1年間自然故障に対する保証が他商品同様お付けさせていただきますのでご安心ください。

その他、気になる点はお気軽にお問い合わせくださいませ。
実機はもちろん、新宿駅から徒歩5分、甲州街道沿いに装い新たにリニューアルした当店にてご確認いただけます。

是非、ご検討いただけますと幸いです。

当店中古時計の魅力について

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2020年新作【パシャ ドゥ カルティエ】

2020年10月18日

本日もGMTブログをご覧いただきありがとうございます。

今年の春に続き、秋にも時計界では新作の発表がありました。

中でもカルティエからは「パシャ ドゥ カルティエ」がリニューアルとなり、「これまでの慣習にとらわれないデザイン」をコンセプトに、
さまざまな芸術、芸能分野において独創的かつ多様な方法によって新しい道を切り開いたアンバサダーを新たに採用しました。
ボヘミアン・ラプソディで主演を務めた俳優のラミ・マレックや、ウィル・スミスの娘で歌手・女優のウィロー・スミスなどの5人が選出され、生まれも故郷も多様です。

さらに、つい先日日本での特設サイトが開設され、新たに日本人5名がアチーバー(達成者)として選出され、野田洋次郎や池田エライザなど5人のパシャに絡めたインタビューが見られます。

ますます盛り上がりの見せるパシャですが、本日はステンレスモデル4種が入荷いたしましたので、ご紹介いたします。


WSPA0010 41mm


WSPA0009 41mm


WSPA0012 35mm


WSPA0013 35mm

ケースサイズは41mmと35mmの2種類、ステンレス以外に41mmにはイエローゴールドが、35mmにはローズゴールドがあります。

パシャの始まりは、マラケシュのパシャ(大公)であるエル・ジャヴィ公がプールでも使える防水時計が欲しいとの要望に応えて開発した時計と言われています。
それを基に広く一般ユーザー向けに販売を開始したのは1985年のことです。

2020年新作の特徴としては、1.リューズ周りの変更 2.ムーブメントの変更 3.ベルトの利便性が向上 この3つにあります。

まず、1.リューズ周りの変更について、前モデルではリューズ周りが少し無機質でしたが華やかさと利便性が向上しました。

これまでは細身のチェーンで繋がっていましたが、より太く短い仕様となりケースと一体化し扱いやすい仕様に。


以前のリューズガード


今回のリューズガード

またリューズガードのブルースピネルに加え、外した際にもスピネルが付いたことで外しても美しく、
突起部分も少し大きくなり以前よりもリューズの操作がしやすくなりました。


以前のリューズ


今回のリューズ

また、41mmモデルにのみリューズガード下のプレートが収まる窪んだ部分に「LC」の刻印があります。

次に2.ムーブメントの変更について、キャロル・フォレスティエ=カザピが開発した「Cal.1847 MC」を採用しております。

こちらは自社製の自動巻きムーブメントで、所属しているリシュモングループ内でもエボーシュとして使われており、パネライの「Cal.OP XXXIV」などとも基本設計を共有しております。

ラチェット式の自動巻きムーブメントで非常に巻き上げ効率が高く、ご使用状況により異なりますが手巻きでの巻き上げを殆ど必要としません。

また、2015年に発表された「1847 MC」ですが2019年に脱進機を非磁性のリン・ニッケル合金へと変更し、1200ガウスの対磁性能を備えています。
ちなみに昨年発表された「サントス ドゥ カルティエ」にも搭載され、既に実用化されているムーブメントです。

対磁性能を誇りながらもシースルーバックである時計は、ここ数年で増えたものの定番化したモデルとしてはまだまだ数は少ないです。

最後に3.ベルトの利便性が向上については、「クイックスイッチ」と「スマートリンク」が採用された点です。

2018年のサントスから使われているもので、「クイックスイッチ」はケース上下にあるボタンを押すことで簡単に取り外すことができる機能です。

ブレスレットと革ベルトともに採用されているので、季節やその日の気分によりベルトを変更できるのは非常に魅力的であり、使い分けることでストラップの持ちも良くなります。

また、「スマートリンク」は工具無しでブレスレットが調整できる機能です。

ブレスレットの内側にボタンが配置され、ボタンを押すことで中の棒を抜くことができます。

手首周りは季節ごとに太さが変化しますが若干であるがため、わざわざ調整で出すのも少し面倒に感じられましたが、ご自身で調整できるのでいつでもジャストサイズで快適にご使用いただけます。

その他、ダイヤルデザインにおいても特徴的な3・6・9・12のフォントはそのままに、ギョーシェ彫りが全体に施されより高級感のある印象となりました。

※ちなみに日付表示は41mmサイズにしかございません。

今なら新作のステンレスモデル全て在庫がございますので、ぜひお好みのモデルをお探しくださいませ。

皆様のご利用をお待ちしております。

ラグジュアリーかつ実用性の高いモデル【ヴァシュロン・コンスタンタンからオーヴァーシーズ・ワールドタイム 7700V/110A-B172】

2020年10月17日

GMTブログをご覧の皆様こんにちは。
店舗スタッフの増子です。

めっきりと冷え込む日々が続きますが皆さま体調くれぐれも崩されぬようご注意ください。
寒を凌ぐため、ジャケットや段々と羽織るものが増えていく時期ですが、こんな時期には腕元にいつもより少し大ぶりの時計をチョイスして頂くとコーディネートのバランスが取れます。
しかもこんなラグジュアリーで実用性もある時計ですとよりおしゃれに磨きがかかるのではないでしょうか。

本日ご紹介しますのは世界3大ブランドの一つヴァシュロン・コンスタンタンからオーヴァーシーズ・ワールドタイム 7700V/110A-B172です。

ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ ワールドタイム ブルー 7700V/110A-B172

少し大ぶりの43.5mmのケースにギッシリと詰まったワールドタイム表示機能付きのダイアルが印象的なモデルです。
2016年に発表された第三世代のオーヴァーシーズ、それもその年のSIHHとは時期を遅らせて発表されたヴァシュロン・コンスタンタンの秘蔵っ子です。(オーヴァーシーズの系譜については先日のデュアルタイムの記事で詳細をご案内させていただいております⇒【第二世代のオーヴァーシーズ デュアルタイム 47450/B01A-9227(2020年10月04日掲載ブログ)】)

2011年に発表したトラディショナル・ワールドタイムと同様Cal.2460WTを使用し、30分や15分といった非常に細かい時差も含めた37ものタイムゾーンに対応し、世界のどこにいても現地の時刻を正確に表示できます。

そもそもヴァシュロン・コンスタンタンは歴史上ワールドタイム機能に注力してきました。

1884年に国際子午線会議でグリニッジ天文台を本初子午線とし、世界を24のタイムゾーンに区分することは航海時の必要性から生まれたものでした。

20世紀初頭になると飛行機の開発も進み、世界中の時差を知ることに対するニーズは高まり、1932年にヴァシュロン・コンスタンタンはルイ・コティエと共同し世界初のワールドタイム機能付懐中時計Ref.3372を発表しました。ルイコティエはこののちパテックフィリップとも515HUというワールドタイム機能付きの時計を製作しています。

この時生み出された内側の時計でメインの時刻表示を行い、外周のディスクで世界時刻を表示するというアイデアはその後ルイコティエ式と呼ばれ長く様々な高級時計メーカーによって使われることになりました。

本日ご紹介するこちらの時計では、特許を取得している最新の技術によりリューズ操作のみで時刻修正も現地時間の確認もできるようになっています。
その利便性もさることながら、やはり世界で最も長く続くオルロジュリーメーカーの神髄はその芸術性の高さといえるでしょう。

投影法によって描かれた世界地図は濃淡のグラデーションによってデイ/ナイトを表現しております。
この世界地図は陸地の部分をサンブラッシュ、海の部分をサンブラストのマット仕上げで丁寧に塗り分けています。
北極側から描かれた世界地図なので最初は戸惑われるかもしれませんが、実用性と芸術性が非常に高次元で融合した大変美しい文字盤です。
先日ご紹介しましたデュアルタイムや三針モデルと比べるとケースの大きさが目立ち、ジャケットやコートの下で存在感を発揮してくれること請け合いです。

付属品も完備しており、カジュアルなシーンやフォーマルなシーンに合わせてベルトを使い分けていただくことも可能です。
この機会にぜひ、歴史と技術と芸術が高いレベルで融合した逸品をご検討ください。

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現行モデルにはない魅力【パテックフィリップ カラトラバ 5117J-001】

2020年10月16日

本日も当ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

カラトラバはスタンダードモデルでありながら、パテックフィリップを象徴するカラトラバ十字の名前を冠している、いわばパテックフィリップの顔ともいえる時計です。

カラトラバシリーズはラウンド型のシンプルな時計に与えられたシリーズ名です。

そのゆえに、本当にシンプルなデザインのドレスウォッチがメインとなっています。
(パイロットウォッチ5524G等の例外はありますが)

今日は、そのカラトラバから少し変わったモデルをご案内いたします。

PATEK PHILIPPE カラトラバ 5117J-001
https://www.gmt-j.com/item/3717007710555

ケース形状で目を引くのが、クルー・ド・パリのベゼルとリューズの上下に張り出したリューズガードです。

クルー・ド・パリのベゼルはパリの石畳をイメージし、職人が手作業で彫金を施す、とても印象的なデザインですが、Ref.5119が生産終了になり現行モデルにはない意匠となっています。

そしてリューズガードですが、もともとカラトラバで採用していたモデルは少ないのですが、こちらのRef.5117は生産終了しており、同時期に発売されていたRef.5107やその後継機であるRef5127もすでに生産終了しこちらも現行モデルでは存在しない意匠になっています。

文字盤はカレンダー付のセンターセコンドの3針とインデックスはローマ数字になっており、他のどのモデルにもない雰囲気を持っています。

ローマ数字のインデックスは、ほかのカラトラバでも採用されていますが、センター3針となると極端に少なくなっています。

Ref.3802等で先例がありますが、ケース形状は5119等に通じるシンプルなデザインでリューズガードを持つボリュームある曲線的なケースでの採用は、このモデルくらいではないでしょうか。

ケース径も37mmあり独特な存在感を放ちます。

同様にリューズガードを持ったカラトラバをもう一本ご紹介いたします。

PATEK PHILIPPE カラトラバ 5107/1J-001
https://www.gmt-j.com/item/3717009494170

前述のRef5117と同時期に販売されていたRef.5107です。

Ref.5117とは異なりスムースなベゼルにアプライトのインデックスと、非常にカラトラバらしいデザインを持つ時計です。
また、リューズガードがありますが、受ける印象は異なり、かなり柔らかいイメージです。

こちらはブレスレットタイプの希少なモデルです。
ブレスレットは中側のパーツが緩やかに波打つ柔らかいデザインで、とても個性的ですが奇抜ではなく、とても柔らかいやさしいデザインです。

リューズガードが付くと、スポーティーなイメージを受けることが多いのですが、この時計は全体的にとても柔らかく優雅な印象があります。

現行モデルにはない特徴を持った、スペシャルなモデルたちです。
柔らかな曲線を描くケースの魅力を是非ご体感ください。

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大人のミリタリー時計【オーデマピゲ・ロイヤルオークオフショアクロノグラフ 26400SO.OO.A054CA.01】

2020年10月15日

本日も当店のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
日増しに寒さが強まり、いつのまにか日も短くなってきた今日この頃ですが、読者の皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
今回は「オーデマ・ピゲ特集」からこちらの一点、ロイヤルオークオフショアクロノグラフ「26400SO.OO.A054CA.01」をご紹介いたします。

オーデマピゲ・ロイヤルオークオフショアクロノグラフ 26400SO.OO.A054CA.01

1993年に初代モデルを発表して以降様々な素材やカラーリングで展開されていますが、その洗練されたデザイン性と存在感は現在も衰えることなく、多くの関心を集め続けています。

一見風変わりともいえるデザインではありますが、オフショア自体、ロイヤルオークに比べて大きめのサイズ感や奥行き、スポーティさが特徴のモデルでもありますので、個人的にこのようなミリタリーな系統との相性は良いのではないかと感じます。

ベゼル、リューズ、プッシュボタンにはモデル初となるカーキ色セラミックが採用されました。セラミックの硬度はステンレスの約7倍といわれ傷に強く、耐摩耗性にも優れており、ステンレスとは異なる艶やかな色味も魅力的です。また、変色といった経年劣化にも強い素材のため、購入時の美しさを保ちながら長くご愛用いただけます。

ケースバックには自社製自動巻きムーブメント「Cal.3126/3840」が搭載され、美しい22Kローターも鑑賞できます。

時計単体で見てみるとかなりの存在感を放っていますが、使われているカラーはアースカラーの同色系で統一されています。意外にも腕元の馴染みが良いのは、計算し尽され、洗練されてきたオーデマ・ピゲのデザイン性の賜物でしょう。
ラバーベルトにはカモフラージュ柄とカーキの2色ご用意がございますので、雰囲気や気分に合わせてのお付替が可能です。

「洋服とのコーディネートが難しい、、、」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
寒くなっていくにつれ洋服の色味も段々と暗くなったり、シンプルになりがちな冬服ですが、腕元に見えるカーキと特徴的なイエロー、ブラウンカラー、さらには「オーデマ・ピゲ」のブランド力も相まって、どことなく大人の遊び心と余裕を醸し出してくれます。シンプルな着こなしにはもちろん、休日のジャケットスタイルにも程よくカジュアルダウンしてくれるワンポイントとしてお使いいただけます。
是非、他の時計と合わせてご覧いただきたい一点です。

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ドレスウォッチの最高峰【カラトラバ 5026J-001】

2020年10月14日

GMTブログをご覧の皆様こんにちは。
本日も当ブログをご覧いただきありがとうございます。

本日ご紹介する時計は世界最高峰の時計メゾンであるパテック・フィリップから【カラトラバ 5026J-001 ブラック】です。

パテック・フィリップ カラトラバ 5026J-001 ブラック
https://www.gmt-j.com/item/3717010198104

カラトラバは1932年に誕生したドレスウォッチラインです。
1932年から現在まで90年近く経ちますが、今も色褪せることなく当ブランドの代表モデルの一つとして君臨しています。

パテック・フィリップのブランドマークはカラトラバ十字を模しています。
カラトラバ十字は1887年から社標として使用されています。元々、この十字の紋章は12世紀に実在したカラトラバ騎士団の紋章でした。

当ブランドは十字の紋章に百合のモチーフ(フルール・ド・リス)がデザインされています。
フルール・ド・リスは実は百合というよりもアヤメの花を様式化したデザインを表すそうです。
このフルール・ド・リスはフランスの町、フィレンツェの紋章であることでも有名です。

そしてフランスの時計ブランドであるペキニエのブランドマークでもあります。

このブランドマークはリューズ部分で確認することができます。
カラトラバ騎士団の名を冠したカラトラバは、まさにブランドの歴史を表すにふさわしいモデルと言えるでしょう。

こちらの時計の文字盤にはブレゲ数字とブレゲ針があしらわれています。
シンプルでエレガントなイメージを持つカラトラバですが、ブレゲ数字とブレゲ針があしらわれていることによってレトロで少し可愛らしい雰囲気がプラスされています。

個人的には、バーインデックスのデザインも洗練されて素敵ですが、こちらのデザインの方がさりげない遊び心が感じられて、非常に魅力的です。

6時位置に配置されることの多いスモールセコンドですが、こちらの5026Jでは5時位置に配置されています。
実はスモールセコンドが5時位置に配置されているのには、ムーブメントが関係しているのです。

ムーブメントは自動巻のCal.240が搭載されています。
Cal.240はカラトラバやゴールデン・エリプスに使われる厚さ2.53mmの非常に薄いムーブメントです。
通常の自動巻ムーブメントは歯車やテンプなどの部品のプレートの上に重なるように自動巻ローターがついています。

しかしCal.240は薄さを実現するためにマイクロローターを歯車と同じ面に入れています。
これにより、歯車の輪列がずれているため、スモールセコンドの位置も5時位置にずれているのです。

文字盤のシンプルな美しさもさることながら、裏面のゴールドとシルバー、そしてルビーの輝きのコントラストが非常に美しく、さすがパテック・フィリップといったところです。

ケースサイズは33mmと少し小さめですが、男性の腕元でも違和感はなく、ドレッシーな雰囲気を際立ててくれる一本です。

当店は他にもパテック・フィリップの在庫が多数あります。
この機会に世界最高メゾンの作る腕時計を体感してみてはいかがでしょうか。

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マニュファクチュールブランド の傑作【ジャガー・ルクルト デュオメトル クロノグラフ Q6013470】

2020年10月13日

GMTブログをご覧の皆様こんにちは。
店舗スタッフの青木です。

10月も半ばに入りましたが、本格的な寒さを感じる天気が続いています。皆様も風邪等には御注意くださいませ。

本日ご紹介しますお時計は、『ジャガー・ルクルト』から『デュオメトル クロノグラフ Q6013470 』でございます。

JAEGER LECOULTRE ジャガー・ルクルト デュオメトル クロノグラフ Q6013470【世界限定200本】
https://www.gmt-j.com/item/3717008342649

時計の心臓部であるムーブメントのパーツを自社で生産する、世界で数少ない名門マニュファクチュールブランドであるジャガー・ルクルトは1833年、独学で時計の製造技術を習得したアントワーヌ・ルクルトがスイス・ジュラ山脈のジュウ渓谷にあるル・サンティエ村にて、開いた工房が母体になっているブランドです。

ジャガー・ルクルトのモデルは、創業当時から継承されている「時計業界の技術屋」としてのクラフトマンシップや自社製品の発明への探究心が打ち出した物です。

この探求心、技術力がジャガー・ルクルトが世界中の時計愛好家から愛され続けている理由ではないでしょうか。

本日ご紹介の『デュオメトル クロノグラフ Q6013470』は、2010年に世界限定200本で生産された貴重なモデルになります。

右側の表示が積算計で、60分と12時間を同軸上に並べることで視認性を向上させています。
また6時位置には1/6秒を計測することが可能なフドロワイアントが収められています。

フドロワイアントは一秒に一回転する針でその時計の振動数を表示するための機能となっています。

横についている二本の針は、それぞれ通常時刻とクロノグラフのパワーリザーブ時間を表示する役割を担っています。

他のブランドのクロノグラフモデルと比べても非常に多機能であり、さすがマニュファクチュールブランドと言える一本となっております。

搭載されているCal.380は、画像からも確認していただけるように非常に精密で美しいムーヴメントです。 

中でも目を引くのはムーヴメント上部にある2つの大きな歯車です。

クロノグラフ作動中は通常の稼働状態に比べて負荷がかかるため、『デュオメトル クロノグラフ』では精度低下を避けるために「デュアル・ウイング機構」採用されています。

時刻表示とクロノグラフ専用の輪列機構と香箱をそれぞれ用意する事により、クロノグラフ作動時にも高精度を維持することを可能とした革新的なムーヴメントです。

技術と伝統を受け継ぐジャガー・ルクルトの傑作『デュオメトル クロノグラフ Q6013470』を是非この機会に手に入れていただければと思います。

こちらのお時計も「60回まで金利0%キャンペーン」をご利用いただけます。
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ジェームズボンド着用モデル【オメガ シーマスター ダイバー300M マスタークロノメーター 007エディション 210.90.42.20.01.001】

2020年10月12日

当ブログをご覧の皆さまこんにちは。

10月5日はスピードマスターのスヌーピーアワード50thスペシャルモデルが発表になりGMTでも話題になりましたが、そのデザインやスヌーピーが乗った宇宙船が飛ぶというギミックが素晴らしく早く実機が見てみたい1本でした。

そんなオメガのコラボシリーズではこちらも大人気のシリーズ「007 ジェームズボンド」モデルより新作が入荷したのでご案内します。

最新作「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」は本来2020年4月の公開予定でしたが新型コロナの影響で延期になっています。

一度は日本で11月より公開される予定でしたが、世界情勢を鑑みて、公開が2021年に再度延長されました。

ダニエルのジェームズボンド役は個人的にも大好きなので今作以降の降板が残念ですが、公開を楽しみに待ちたいと思います。

 

そしてこの作品で実際にボンドが着用しているのがこちらのモデルになります。

オメガ シーマスター ダイバー300M マスタークロノメーター 007エディション 210.90.42.20.01.001

https://www.gmt-j.com/item/2717009715559

ベースとなっているのはオメガ シーマスター ダイバー300M ブラック 210.30.42.20.01.001
https://www.gmt-j.com/item/2717006331820

こちらのモデルがベースになっているのですが、007エディションではケースがチタンチタン製のミラネーゼブレスレット、焼けた感じのベージュ色の夜光の採用により、まったく違った印象です。

ドーム型のサファイヤクリスタルもこのスペシャルモデル用のみでヴィンテージ感を演出します。

そして6時位置にプリントされたイギリス官有品を表す「ブロードアロー」のマークが諜報部員の道具感を演出します。


内箱はバッグに入れて持ち運べる実用的なウォッチケースになっています。こちらにも「007」のロゴが入ります。

初代ジェームズボンドのショーン・コネリーが「ゴールドフィンガー」等でロレックスのサブマリーナーを着用して以来ジェームズボンドの腕時計はダイバーズが多いようです。

スーツ、タキシード等のかっちりしたスタイルが多いボンドですが、そこににスポーツタイプの腕時計を合わせるという今では普通の組み合わせですが、当時ショーン・コネリーがこのスタイルでスクリーンに登場したときは相当衝撃的だったようです。

1995年のピアーズ・ブロスナン・ボンド「ゴールデンアイ」以来オメガがボンドの腕時計となり数多くのコラボモデルがプロデュースされましたが。
スペシャルモデルが劇中で実際に使用されているのは2作前の「スペクター」モデルと今回の「ノー・タイム・トゥ・ダイ」のみです。

この時計を着けて劇場行くというのはいかがでしょうか?

 

でも、この時計「007」に興味ない方にもおススメできるカッコよさと質感があり、ロレックスのサブマリーナのご購入を考えられている方にも一度見ていただきたいくらいです。

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オークションハウスでの時計について【オーデマピゲ ロイヤルオーク 15206PT.OO.1240PT.01】

2020年10月11日

10月6日にサザビーズ香港で行われたオークションにて現代アーティスト、ゲルハルト・リヒターの作品が約30億円で落札されたというニュースがありました。

この落札額はアジアにおけるオークションで、欧米作家作品として過去最高額との事。
リヒターは現存するアーティストの中でも重要人物とされていますが、かなりの高額ではないでしょうか。

現在アートマーケットのアジアの中心は中国ですが、落札したのが箱根にあるポーラ美術館というのが驚きです。
このコロナ禍で多くの美術館、博物館は苦しい状況にあり、ニューヨークのブルックリン美術館は12点の作品をクリスティーズで売却を予定していたり、日本でもワタリウム美術館や山種美術館がクラウドファンディングを募ったりといった状況です。

ポーラ美術館は、一企業が運営しているというのが強みなのでしょうか。高く買ったから良いという事ではないでしょうが、良い作品を日本で観ることの出来る機会を作ってくれている(まだ公開未定のようですが)企業は、時計、カメラ(写真)といったアートに関わるものとして応援したいなという気持ちになります。

ポーラ美術館はモネ、ルノワールといった印象派を中心としたコレクションの印象でしたが最近ではケリス・ウィン・エヴァンス展など現代アートにも力を入れているようで、幅が広がっており今後も楽しみです。

GMTの店舗の近くにはSOMPO美術館があり、1987年に約53億で落札して世界を震撼させたゴッホのひまわりが展示されています。
美術館がリニューアルされ、以前と比べてひまわりをかなり見やすくなっており、そして入場日時指定がされているおかげで、かなり長い時間じっくり鑑賞していても人に迷惑が掛からないという状況にあります。
GMTに立ち寄った際にはぜひこちらの美術館もおすすめです。

オークション関係では直近で多くの話題があり、10月5日にこちらもサザビーズ香港で最高ランクの102.39ctオーバルダイヤモンドが約17億円で日本人のコレクターが落札したり、10月6日にはニューヨークのクリスティーズでT・レックスの化石が恐竜の化石としては最高額の約33億6000万円で落札されるなど直近で希少なものが高値で落札されたニュースが連発されています。
なんだか現在の経済状況を象徴しているような気がしてしまいますね。

ご存知の通りオークションハウスで取り扱われるものの中に時計もあります。

過去には2017年ポールニューマンが使用していた6239が約20憶で落札されてり、今年の7月にはラピスラズリダイアルのプラチナケースのデイトナRef.16516が約3憶5000万で落札されたりしています。

この様にレアピースばかり出品されていると思われていますが、実はそうではありません。

10月7日のサザビーズ香港ではロレックス サブマリーナーデイト116610LVが出品されており、一番最初に紹介されています。
確かに生産終了となった今では以前と比べても高沸騰しているわけですが、当店GMTでも取り扱いのあるモデルで(GMTにある116610LVはこちら)、わざわざオークションハウスに手数料払って買うものでも無いように思いますがどうなんでしょう。

また、10月2日のサザビーズロンドンではロレックス エクスプローラーII Ref.216570 ブラックやロレックス ミルガウス Ref.116400 ブラックなどが出品、またオメガ スピードマスターのかつての王道 「スピードマスター オートマティック3510.50」なんかも出品されています。

こうなるとGMTで取り扱いのある商品はどれもオークションにかけられてもおかしくないものばかりな気がしますね。

その中でオークションで取り扱われそうなモデルをご紹介させていただきます。

オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク エクストラシン 15206PT.OO.1240PT.01

今最も注目のモデルの一つ「オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク エクストラシン」
様々な素材で展開されていますが、このモデルはその中でも希少性の高さは群を抜いているものの一つではないでしょうか。

日本の正規店にて70本限定で販売されたモデルで、画像では通常のブラックダイアルに見えるかもしれませんが、オニキスダイアルのためその漆黒さに飲み込まれてしまいそうな美しさです。

インデックスにセッティングされたダイヤモンドは決して邪魔にならず、控えめと言っていいほどアクセントに徹しています。

そしてなにより存在感を放つのが多角面のケースとブレスです。


プラチナを使用しており、ステンレスとは全く異なる輝きを放ち、この独特なデザインの持ち味を遺憾なく発揮してくれます。

近年、オークションにて最高値というニュースが頻繁になっています。
それが景気が良くない今年になっても変わらない状況にあります。

オークションに限らず、希少なものには値段が付く状況になっておりますので、欲しいと思った時が買い時なのかもしれません。
ぜひ、悔いのない時計ライフをお過ごしください。

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現代に蘇るスースクリプション【ブレゲ トラディション 7097BB/G1/9WU】

2020年10月10日

皆様こんにちは。店舗スタッフの早川です。

本日ご紹介しますお時計は、ブレゲからこちらのモデル【トラディション7097】です。

ブレゲ トラディション オートマティック 40mm 7097BB/G1/9WU

アブラアン・ルイ・ブレゲによって18世紀末に考案された、スースクリプションから直接インスピレーションを得たこの独創的なトラディションは、スースクリプションムーブメントの構造そのものをフェイスのデザインに採用するという大胆な発想により誕生しました。

ブレゲと言えばその全てのモデルで伝統を重んじた時計作りをしています。
メゾンの伝統に則ったデザイン文法、装飾技法、ストーリーがそうです。

しかし、ブレゲの素晴らしさはその伝統に縛られている訳ではなく、伝統を守りながらも攻めた革新的な時計を生み出し続けているところにこそあると思うのです。
それもまたブレゲの伝統として息づいているのでしょう。

トラディションシリーズはその”伝統”を最も体現しているコレクションと言えるかもしれません。

2005年に手巻きモデルのトラディション7027が発表されると、その後続々とモデルを追加しコレクションの充実を図ってきました。
本日ご紹介のトラディション7097は、2015年に発表されたトラディションシリーズ初の自動巻き機構をもつモデルとなっています。

正式名称は「トラディション オートマティック レトログラード セコンド 7097」です。
その名が示すとおり、これまでなかった秒表示機能を手巻きモデルのパワーリザーブに代わって10時位置にレトログラード方式で追加しています。

また、初期の自動巻き機構「ペルペチュエル」に搭載された分銅から着装した錨型のゴールド製ローターを裏側から鑑賞出来ます。
ブレゲだからこそ価値のある衣装と言えるのではないでしょうか。

幾度か経営母体を変えたブレゲですが、スウォッチグループに参画して以降のブレゲは、アブラアン・ルイ・ブレゲが望んだ姿を取り戻したのだと思います。

このようにトラディションは非常に前衛的なデザインでありながらブレゲの伝統をあらゆる所で感じられる逸品となっています。

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ロレックスのレアモデル トリチノバ【ロレックス シードゥエラー 16600】

2020年10月09日

当ブログをご覧の皆様こんにちは。
本日はロレックスの時計をご紹介します。

ロレックス シードゥエラー 16600

1991~2008と約20年という長い期間製造されており、マイナーチェンジもいくつかされたモデルです。
ラグ穴が無くなったり蛍光塗料がトリチウムからルミノバに変わっていますが、こちらのモデルはU番でトリチウムからルミノバに変わる狭間の期間に製造されています。

その狭間の期間に製造されたモデルの一部にトリチウム表記「SWISS-T<25」で蛍光塗料がルミノバのモデルがありますが、トリチウムとルミノバを足してトリチノバと呼ばれています。T番とU番に見られるそうですが、U番に多い印象です。本日紹介しているこちらの16600もそのトリチノバになります。

6時の表記は「SWISS-T<25」ですが、ブラックライトに当てると光ります。

トリチウムは通常10年で光らなくなり、トリチウムである場合1998年製であるこちらのモデルでは光ることはないと思います。
通常の暗がりでもはっきりと光ります。

さらにこちらのモデルは傷も少なくブレスレットのタレも無く裏蓋のシールも残り非常に状態が良くオススメです。

通常とは違ったロレックスをお探しのかたは是非ご検討ください。

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2018年に新たに加わったブルーブラックカラー【パテックフィリップ アニュアルカレンダー 5205G-013】

2020年10月08日

本日GMTブログをご覧くださり、誠にありがとうございます。
店頭スタッフ髙橋です。

10月に入り、より一層秋が深まってまいりました。
家の近くに小学校があるのですが、校庭にたくさんの金木犀が咲いているので、窓を開けると心地よい香りが漂ってきます。
ちなみに豆知識ですが、金木犀は日本に雄木しかなく自生ができないため、接ぎ木をして成長をさせるのだそうです。

さて、本日はこちらの時計をご紹介いたします。

PATEK PHILIPPE アニュアルカレンダー 5205G-013

2018年に登場した、アニュアルカレンダーを搭載したモデルです。
2018年まではブラックとシルバーのカラーリングがございましたが、このブルー文字盤が発表されたのちにディスコンになりました。
現在はSOLD OUTですが、参考までに画像をご用意いたしました。ぜひお見比べください。

5205G-010(ブラック)」

5205G-001(シルバー)」

どれも素敵なカラーリングですが、中心から外側に向かってグラデーションが施されている深みのあるブルーブラックカラーが、ホワイトゴールドの輝きと相まって神秘的な雰囲気を生み出しています。
見る角度によって表情が変わるよう、放射状に輝くような仕上げが文字盤に施されていますが、強い輝きを放つサンレイ仕上げとは違い、落ち着いた光沢を放つため色気が溢れています。

基本的なスペックを解説致しますと、以下の通り。

10時位置:曜日
12時位置:日付
2時位置:月表示
6時位置:ムーンフェイズ及び24時間表示

基幹キャリバーはパテックフィリップが誇る自社製自動巻きムーブメント「Cal.324」です。
そこにアニュアルカレンダーのモジュールを積みこんだ「Cal.324 S QA LU24H/206」が5205に搭載されています。
パワーリザーブはおおよそ45時間程度。大変実用性に優れた時計といえ、21金のローターを積み込むことで巻き上げ効率も高くなっております。

また、シースルーバック仕様ですので、大変優れたムーブメントをご覧いただけます。細部に渡る仕上げの美しさは是非ご覧いただきたい部分です。

日付・曜日・月表示が弧を描くように配置されており、モダンでアバンギャルドなデザインが特徴の5205G。

文字盤外側にはドットとスクエアのインデックスがバランスよく配置され、光を反射してちらちらと上品な光を放ちます。
時針と分針には夜光塗料が配置されているので夜間の視認性を高めつつ、固くなりすぎないような印象になっています。

ラグを横からみると穴が開いております。
5205Gは全体的に丸みがあり、なだらかで優雅な形をしているのが特徴なため、正面から見ると少々重たい印象があるのですが、ラグに穴をあけることで軽やかですっきりとした印象を持たせているのでしょう。

ベゼルは手の込んだつくりで、円に沿って凹んだような形をしています。この形は5960や5905、5270などにもみられるベゼル形状で、非常に優美で高級感あふれる形状でございます。

当店ではまだ3本目のお取り扱いとなり、現在は¥4,880,000-(税込)でご案内させていただいております。
(※2020年10月6日現在の在庫とお値段でございます)

また、10月1日からパテックフィリップの定価が値上がりしたため、現在の定価は¥6,149,000-。
保証書日付は2019年2月、パテックフィリップの純正ベルトに付け替えており、ガラスに少々傷がございますが肉眼ではほぼとらえられないような傷です。
状態がかなりいいおすすめの時計となりますため、ぜひご検討くださいませ。

お気軽にお問合せ・ご来店をお待ちしております。

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24時間手元で寄り添う【PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ トゥエンティー4】

2020年10月07日

当ブログをご覧の皆様こんにちは。

皆様は『PATEK PHILIPPE(パテック・フィリップ)の時計』というと、どのモデルを思い浮かべますか。

カラトラバ、ノーチラス、ワールドタイム、、、

PATEK PHILIPPEといえばメンズウォッチ、複雑機構の腕時計をイメージする方が多いかと存じます。

実は、同社はレディースウォッチ制作の歴史も長いことをご存知でしょうか。

 

PATEK PHILIPPEのレディースウォッチの歴史は1868年から始まります。

この年、パテック・フィリップが初めて腕時計を販売しました。

購入したのはハンガリーのコスコヴィッチ伯爵夫人。

それ以前にもブレスレットに時計を付属させたものが存在していましたが、どちらかというとブレスレット(宝飾品)としての面が強く、”時計”を主体とした装飾品=腕時計はこの時初めて誕生したとされています。

これがスイス初の腕時計です。

スイス初の腕時計がレディースウォッチであったなんて、少し意外ではないですか。

パテック・フィリップの顧客にはイギリスのヴィクトリア女王や、オーストリア=ハンガリー帝国のエリーザベト王妃など、歴史に名を遺す女性も多く、同社がレディースウォッチの制作に意欲的だった理由もわかります。

また現在でこそ様々なモデルに搭載されている『完全自社開発・製造クロノグラフムーブメント』を初めて搭載したのもレディースウォッチです。

2009年にメンズ用モデルに先立って搭載され、当時多くの男性たちが羨ましく感じたのではないでしょうか。

 

本日はレディースウォッチ制作にも力を注いでいるPATEK PHILIPPEの、レディースウォッチコレクション【Twenty~4(トゥエンティー4)】をご紹介いたします。

Twenty~4が誕生したのは1999年。21世紀の始まりの年に誕生しました。

モデル名のトゥエンティー4はその名の通り「24時間」を意味。

昼も夜もアクティブな現代女性に、24時間寄り添う腕時計というコンセプトの元に制作されました。

 

PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ トゥエンティー4 4910/10A-011

https://www.gmt-j.com/item/3717010031463

特徴的なのは同じ幅で設計されたブレスレットとレクタンギュラーケースケースの直線的なデザイン。

Twenty~4のデザインは同社の【ゴンドーロ】(特にRef.4824、Ref.4825)からインスピレーションを受け制作されたと言われています。

ステンレス製のケース両サイドには36個のダイヤ(0.45カラット)を配置。

文字盤には10個のダイヤモンドをセット。

使用されているダイヤモンドは純白、または透明のピュア・トップ・ウェッセルトン・ダイヤモンドのみ。

PATEK PHILIPPEの宝飾技術はヴィクトリア女王やエリーザベト王妃からも高く評価されています。

使用されるダイヤモンドの質、ダイヤモンドを扱う技術者のセッティング技術は、ジュエラーとして名高いCartierやHARRY WINSTONと比較しても劣りません。

こちらのお時計はクォーツ式のため、機械式時計を扱いなれない女性にもご利用いただきやすくお勧めです。

PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ トゥエンティー4 オートマティック 7300/1200A-001 ブルー

https://www.gmt-j.com/item/3717006816562

こちらはTwenty~4誕生20周年の2019年に誕生した、ラウンドケースモデル。

また、自動巻き式ムーブメントCal.324SCが搭載されています。

ムーブメントはPATEK PHILIPPEが独自に定めた品質基準、「パテックフィリップ・シール(PPシール)」をクリアした高性能なものです。

このモデルは「ラウンドケースで自動巻き式モデルが欲しい」という顧客の声からこのモデルが誕生しました。

一見シンプルな作りに見えるこちらのモデルですが、ケース、ベゼル、ラグのパーツが別々に作りこまれています。

このセパレート構造のケースは、鍛造で成型後、一つ一つの部品を職人の手で研磨し、最後にケースの組み合わせ作業を行っています。

少しの誤差でもケースの組み立てができなくなるため、非常に高度な職人の技術が必要です。

ブレスレットの柔らかなカーブと仕上げは、装着時の馴染みもよく、24時間愛用するにふさわしいモデル。

ベゼルに約0.77ct計160個ダイヤモンドをセッティング。

光の反射によって表情を変えるブルー・ソレイユ文字盤との組み合わせが美しいです。

女性で時計がお好きな方にも、ジュエリーのような腕時計をお探しの方にもおすすめのコレクションとなっています。

ぜひ一度店頭にてご覧くださいませ。

 

 

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伝統を継承する【パテックフィリップ カラトラバ オフィサー】

2020年10月06日

本日も当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

10月に入り、涼しくて穏やかな、秋らしい気温になってまいりました。

こう秋めいてきますと、夏には汗などのダメージが気になり中々身につけにくい、革ベルトの腕時計が恋しくなってくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本日はこれからの季節にぴったりな、そして当店オススメの「パテックフィリップ カラトラバ オフィサー」をご紹介いたします。

パテック・フィリップ カラトラバ オフィサー 5153R-001
https://www.gmt-j.com/item/2717003778659

パテック・フィリップ カラトラバ オフィサー 5153G-001
https://www.gmt-j.com/item/2700000032176

パテック・フィリップ カラトラバ オフィサー 5153J-001
https://www.gmt-j.com/item/1000002228715

世界最高峰の腕時計ブランドと名高いパテックフィリップの中でも、その古典的な美しさとシンプルなドレスウォッチとして高い人気を誇る「カラトラバ」コレクション。

「カラトラバ オフィサー」の特筆すべき特徴は、時計の裏や表に蝶番で留められた開閉式の蓋を持つ「ハンターケース」でしょう。

ルーツは1900年代前半のイギリス。
当時の貴族の嗜みでもあった狩猟時に持ち歩く懐中時計を、屋外のホコリや損傷から保護するため、蝶番のついたカバーを取り付けたことが始まりとされています。

そんなハンターケースを備えることで防護性を高めた懐中時計ですが、第一次世界大戦を迎えると、迅速な時刻確認が困難であるといった理由から、戦地から爪弾きにされました。

そんな懐中時計の代わりとして、戦場にて指揮を執る将校(オフィサー)によって、屋外向けハンターケースの両側にラグをロウ付けし、両ネジでストラップを無理矢理に固定した腕時計が誕生しました。
このラグ及び両ネジを有する腕時計が、現在オフィサータイプと呼ばれています。

「カラトラバ オフィサー 5153」は蝶番付きの裏蓋がついたオフィサータイプとして、2009年に発表されました。

ムーブメントにはアクアノートやノーチラスにも採用されている「Cal.324SC」を搭載。

こちらは「Cal.315SC」という、強めのトルクを備えたムーブメントの後期バージョンにあたり、テンプが勢い良く回りすぎてしまうために発生する「振り当たり」を解決するため、ハイビート化されました。

また、「Cal.324SC」は「Cal.315SC」よりもシンプルな構造となっており、精度だけでなく合理性も追求されている、優れたムーブメントです。

現在(10月6日時点)、当店には「カラトラバ オフィサー 5153」の新品在庫が3点ございます。

ローズゴールドの柔らかな色合いが秋らしい「カラトラバ オフィサー 5153R-001」は、日本人の肌色によく馴染み、カジュアルなシーンでの使用にも適しています。

文字盤から革ベルトに至るまでブラックに統一された「カラトラバ オフィサー 5153G-001」は、シックな上品さがあり、スーツの袖もとにぴったりです。

華やかなイエローゴールドがラグジュアリー感を演出する「カラトラバ オフィサー 5153J-001」は、特別な日のとっておきの1本としてお勧めです。

10月1日より、パテックフィリップの一部現行モデルの定価が改定されました。
当店に在庫がございますパテックフィリップのお時計の、今後の価格に影響が出る場合もございますので、ぜひお早めにご検討いただければと存じます。

芸術品のような美しさ【ヴァシュロン・コンスタンタン スケルトンモデル】

2020年10月05日

当ブログをご覧の皆様こんにちは。
肌寒さや街中に金木犀の香りの香水などを見かけたりと、秋だと感じる日々が増えております。季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますため、お気を付けくださいませ。

本日は世界三大時計ブランドであるヴァシュロン・コンスタンタンが作り出す美術品のように美しい装飾を持つスケルトンのモデルをご紹介いたします。

スケルトン時計の始まりは諸説ありますが、18世紀にフランスの時計職人アンドレ・チャールズ・キャノンが懐中時計の時代に機械内部の動きを正確に伝えるため、また使用しながらも内部を眺めたいという顧客の要求に応えるために作ったといわれています。

200年以上の歴史の中で様々なスケルトン時計が誕生してきましたが、その中で最も有名なエピソードは、マリーアントワネットが「世界で最も美しく、複雑な時計を作りなさい」と天才時計師ブレゲに命じた話でしょうか。その命によって、誕生した実用スケルトン懐中時計No,160は、親子2代と長い時間をかけて作られた大作として知られています。

スケルトン時計は機械内部の構造が見えることから装飾面やムーブメントに力を入れているブランドが多く、随所ににブランドの技術が表れているモデルだと個人的には感じております。

ぜひ、高い技術力を持つヴァシュロンコンスタンタンが作り出した美しさをお楽しみください。

VACHERON CONSTANTIN ヴァシュロン・コンスタンタン スケルトン クロノグラフ 47100/000J-7563

まさに芸術品。
イエローゴールドの華やかさと細かな装飾が目を引くクロノグラフを搭載したモデルです。

この装飾は「エングレービング装飾」と呼ばれ、時計の裏蓋やムーブメント、ダイアルなどに彫金で模様を描き、装飾を施す伝統的な技法のことを言います。この技術を持つ職人はエングレーバーと呼ばれ、世界でもごく少数しか存在しません。

ご興味がある方はYouTubeなどの動画サイトで「エングレービング」とお調べください。
想像以上に大変細かな作業をしており、また、時計への装飾の場合はムーブメントも完成している状態のものに掘ります。どれだけの集中力が必要で、凄いことなのかをより感じていただけるかと存じます。

5時位置の香箱(機械時計の動力となるゼンマイをしまう箱)には、マルタ十字がデザインされています。

マルタ十字はヴァシュロン・コンスタンタンのブランドロゴであり、2020年09月27日のブログでもマルタ十字についてお話させていただいておりますが、突き出た8つの角に騎士道における美徳である「忠誠心」、「敬虔さ」、「率直さ」、「勇敢さ」、「名誉」、「死を恐れないこと」、「弱者の庇護」、「教会への敬意」という意味を持ちます。
それを知っているだけで、よりこのロゴデザインの神秘的な美しさを感じていただけるでしょう。

もちろん裏側もスケルトンになっています。
ダイアル側よりも歯車同士の重なりを感じていただけ、奥行きがお楽しみいただけます。

裏側は着用時には見えない場所ではありますが、こちらも装飾が美しく、人工ルビー(時計機械の歯車やテンプの軸が入る部分に使用され、摩耗を防ぐためのもの)にも目が止まります。

また、当店にはもう1本ヴァシュロン・コンスタンタンのスケルトンモデルがございます。

ヴァシュロン・コンスタンタン マルタ トゥールビヨン スケルトン30067/000P-8953

先程ご紹介の時計同様、大変美しいスケルトンの文字盤を持つ1本です。素材やトノー型などの違いももちろんありますが、1番の大きな違いといえば、複雑機構であるトゥールビヨンが搭載されていることでしょう。

機械時計は姿勢差と呼ばれる時計の向きや腕の振りなどによる重力の差が、精度へ影響を及ぼします。トゥールビヨンは、その姿勢差を解消するための機構です。

機械時計は歯車が同じ回転速度で動き続けるために「脱進機」と「調速機」という部分があります。通常はバラバラの位置に配置されているのですが、トゥールビヨンではその全てをキャリッジと呼ばれるカゴに入れ、機械自体を回転させる事によって姿勢差を減らしています。
これは三大複雑機構の1つとされているほど、大変高度な技術なのです。

また、このモデルではキャリッジにマルタ十字がデザインされており、一定速度でマルタ十字が回転します。

こちらの動きは掲載ページに動画がございますので、ぜひそちらをご確認下さい。

どこを見てもまさに芸術品としての美しさを持つヴァシュロンコンスタンタンのスケルトン時計。

新宿にある店舗では実際にお手に取ってご覧いただけます。
遠方のお客様は掲載ページの30枚の写真と動画にてお楽しみください。

また、今回のご紹介の時計ですと「47100/000J-7563」のとはなってしまうのですが、「GMTmuseum」という機能をご利用いただけます。

ムーブメントの作りが凝っているものや美しいエングレービングが施されているものを中心に超高解像度写真で細部をご覧いただける機能となります。
画像をクリックして頂き、更に表示された拡大画像をもう一度クリックすると高解像度画像が表示されます。
また、高解像度画像ではマウスでドラッグすることにより画像の表示位置をずらせますので、見たいところをピンポイントで表示できます。
※とても微細な埃まで写ってしまっているのは拡大画像ならではのご愛嬌ということでよろしくお願いいたします。

何かご不明な点などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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第二世代のオーヴァーシーズ デュアルタイム 47450/B01A-9227

2020年10月04日

本日も当ブログをご覧くださいましてありがとうございます。

9月より実施しておりました「ワンプライスアンリミテッド」ですが、ご好評につき10月いっぱいまで期間を延長いたしました。

こちらのブログで詳しくご案内しておりますので、是非ご覧くださいませ。

ワンプライス買取アンリミテッド期間延長のお知らせ

 

それでは今回はこちらの時計を紹介いたします。

 

ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ デュアルタイム 47450/B01A-9227

https://www.gmt-j.com/item/3717009913978

 

オーヴァーシーズは大きくわけて3つの世代に分類されますが、こちらは第二世代に該当します。

 

初代と比べると、ケースサイズの拡大や、マルタ十字をモチーフにしたブレスレットなど、大幅なモデルチェンジが行われ、この第二世代でオーヴァーシーズのデザインが完成したような印象があります。

 

 

 

現行である第三世代はこの第二世代と比較すると、ベゼルの凹凸が8葉から6葉に減り、ケースとラグを接続する「プロ」という部分やリューズガードがオミットされるなど、スッキリとしたデザインになっています。

 

 

デュアルタイムは特に第二世代と第三世代で文字盤のデザインが大きく変更されています。

第三世代は、第二時間帯が一つのダイヤルに統合されパワーリザーブが廃止されるなど、よりシンプルに洗練されています。

 

 

 

しかしながら第二世代のデュアルタイムも、これだけの機能を詰め込みながら視認性が確保された配置や、第三世代にはないギョーシェ彫りなど、豪華な印象があって所有満足度が高そうです。

 

 

第二世代のムーブメントはまだ自社製にはなっておらず、デュアルタイムにはジャガールクルトベースのCal.1222SCが搭載されています。

バックスケルトンではないため直接鑑賞することはできませんが、多くの機能を持ちながらも信頼性の高い素晴らしいムーブメントです。

 

 

ここ最近、現行のオーヴァーシーズの価格が日々上昇傾向のため、まだ200万円以下で購入可能な第二世代はかなりお得だと思います。

10/1にヴァシュロンの価格改定も行われたため、相場上昇に伴って旧世代の販売価格が上がる前の購入をお勧めいたします。

 

 

 

また、現在当店では第三世代のオーヴァーシーズデュアルタイムのご用意もございます。

店頭でお見比べ可能な機会になりますので、是非店頭でご覧くださいませ。

 

ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ デュアルタイム 7900V/110A-B334

https://www.gmt-j.com/item/2717005203098

 

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パテック・フィリップ アニュアルカレンダー 5146G-001 歴史を繋ぎゆく逸品

2020年10月03日

当ブログをご覧の皆様こんにちは。
10月となり、本格的に秋らしい空が続いております。
朝晩に肌寒さを感じる日も増え、お召し物共々お時計の衣替えはいかがでしょうか。
秋冬は肌の露出もへり、落ち着いた色味が増えますので、少し抜け感のあるお時計をコーディネートしていただきますと、ファッション全体が引き締まるので大変オススメです。

さて、本日はパテック・フィリップ、コンプリケーションシリーズから年次カレンダー(アニュアルカレンダー)を搭載し、サイズ感よりも柔らかな印象が際立つ
PATEK PHILIPPE アニュアルカレンダー 5146G-001』をご紹介いたします。

20年以上の長きにわたり人気を誇る、パテックフィリップのアニュアルカレンダー。
特許取得している複雑機構、Cal.324 S IRM QA LU を搭載しておりますことは、いわずもがな。
1996年に発表された5035のデザインを引き継ぐのが、こちらの5146シリーズ。

【参考)5035R-001】

【参考)5146G-001】

『取り扱いの容易な複雑機構』という哲学の元に作られたキャリバーであることを証明するべく、まさにその操作は簡単です。
アニュアルカレンダーとして、年に1度の調整のタイミングでしか、お客様にご体感いただけないことが少々はがゆくなってしまうくらいです。

曜日・日付のインダイヤルをオフセットすることで最大限に満たされた面積をベースに視認性を確保、12時位置にさりげなく配されたパワーリザーブ表示も気持ちがよいです。

5035では24時間インダイヤルだった6時位置は、ムーンフェイズに。
クリーム色の文字盤に合わせた、優しいシックな夜空です。

パワーリザーブも約45時間でございますが、万が一、時計が止まってしまった際も「パーペチュアルカレンダー(永久カレンダー)」よりも調整が容易なため実用性も申し分ありません。

サイズ感は39㎜と、同アニュアルカレンダーシリーズの5396よりも1㎜大きく暑さもわずかに5146の方があるのですが、ケース形状とダイヤルデザインのなせる業か…
5396の方がダイヤルは小さく感じてしまう方もいらっしゃるかと思います。
是非、その表情の違い・サイズ感の違いに関しましてはお客様のお袖口に実際にあわせていただき相性をご体感いただければ幸いです。

【参考)5396G-001】

【参考)5146G-001】

スッキリとして、シャープな印象の際立つ5396と、やわらかな質感さえ感じることの出来そうな優しい印象の5146ですが、同じアニュアルカレンダー。
Cal.324 S QA LU 24H/303と共に搭載しつつ、かたやパワーリザーブ表示があり、かたや24時間針がムーンフェイズの上にある…なにごともないようにそれらを実現してしまう世界最高峰の時計メーカーならではの複雑機構。不思議さとおもしろさに満ちています。

全素材でモデルがでている5146シリーズの中、現在当店にホワイトゴールド素材で、ダイヤルカラーがやわらかなクリーム色の【5146G-001】が2点ご用意がございます。

まず、保証書日付2007年8月、付属品がすべてそろっている個体が¥3,280,000-(税込)
https://www.gmt-j.com/item/3717009580835

つぎに、付属品は内外箱・冊子のみとはなりますものの、カラトラバ十字のDバックルが着いている個体が、3,080,000-(税込)
https://www.gmt-j.com/item/3717009646128

共に、当店提携修理工房にてオーバーホールと外装仕上げを施しており、目立つ傷もなくストラップの使用感も目立つものではございません。

併せて、サイズ感で参考にさせていただきました5396シリーズも当店ではご用意がございます!
併せて、ご比較・ご検討くださいませ。

ローズゴールドの洗練された気品で人気の【PATEK PHILIPPE アニュアルカレンダー 5396R-011】
https://www.gmt-j.com/item/3717009628230

あわせて、2016年に発表されたチャコールグレーダイアルはホワイトゴールドの組み合わせ、ブレゲ数字がさりげないアクセントの【5396G-014】
https://www.gmt-j.com/item/3717009831838

秋の夜長、見ているだけで晩酌の進むような、はたまた馴染みの仲間と会談に花が咲くような、お客様の心を満たす至高の肴のひとつとして是非ご検討いただけますと幸いです。

当店中古時計の魅力について

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