こんにちは、小山です。
アメリカによるISS(国際宇宙ステーション)への人員や物資輸送はスペースシャトルが行なっていましたが、
2011年10月のシャトル退役により、しばらくの間ISSへの輸送手段を失い人員の移動はロシアのソユーズ宇宙船。物資の移動は同じくロシア・欧州宇宙機関・日本の各輸送機に頼っている状態でした。
その状況を打破したのが2012年10月に初輸送ミッションを成功させたドラゴン宇宙船です。
今回は2回目の打ち上げでトラブルに見舞われたようですが、3月3日に1日遅れで無事ISSにドッキングしました、3週間後に地球に帰還する予定です。
この地球に帰還というのが重要で、現在ISSから地球にISSから物資を地球へ持ち帰ることが出来る宇宙船はこのドラゴン宇宙船だけなんです。
他の輸送船は大気圏で燃え尽きる設計になっている為、ISSで行われているさまざまな実験の結果を持ち帰ることが出来ませんでした。
大気圏への再突入はSFやアニメでも良く取り扱われる題材で、大気の圧縮により機体表面の温度が非常に高温になり、断熱が不十分だと機体の分解・炎上に繋がります。
現実に2003年にはスペースシャトル コロンビア号が再突入の際に空中分解し乗員が全員犠牲になるという事故も起こっています。
再突入や無人でのISSへのランデブー(ドッキングはISSのロボットアームに捕まえてもらっておこないます。)等
高度な技術を用いたドラゴン宇宙船ですが、なんと製造、打ち上げを行っているのがスペースXという民間宇宙ベンチャー企業なんです。
2002年の創業からたった10年で打ち上げを成功させるなんて、アメリカの航空宇宙技術の高さが伺えます。
そのスペースX社の成功を祝し、タグ・ホイヤーから2012本限定で発売されたのが、
タグ・ホイヤー カレラ 1887 クロノグラフ スペースX限定モデルです。
タグ・ホイヤーの自社生産ムーブメントを搭載し、ケース径も43mmと迫力あるサイズです。
このCal.1887のクロノグラフを操作してみると驚くのが、プッシュボタンの軽さです。
通常機械式クロノグラフのプッシュボタンはかなりシッカリ押し込まないと動作しません。
この操作感の良さは同クラスの時計の中では、他に見当たりません。
ブレスレットと革ベルトの2モデルがありますが、お勧めはやはりこの限定にだけ設定されている
パンチグレザーの革ベルトモデルです。
アラビア数字で分数をプリントされたシルバーの文字盤との相性もよく、ミリタリー好きにはたまらない雰囲気を醸し出しています。
文字盤のスモールセコンド部分にはファルコン9ロケットの2段目を切り離したドラゴン宇宙船の姿がプリントされ裏蓋のシースルーバックのガラス部分にも同様のモチーフがプリントされています。
ちなみに宇宙船のモチーフと一緒にプリントされている数字(1962-2012)の数字の意味は2012がドラゴン宇宙船の初ミッション、1962がマーキュリー計画でジョン・グレンがアメリカ初の有人軌道周回が
行われた年で、その時ジョン・グレンの腕にはホイヤーが巻かれ初めて宇宙に行ったスイス時計となったそうです。
3月1日に2回目の打ち上げが行われました。今回はファルコン9の切り離し後にトラブルに見舞われたようですが、
3月3日に1日遅れで無事ISSにドッキングしました、3週間後に地球に帰還する予定です。
まだまだ星が綺麗な季節です。
スペースXをつけて星空に思いを馳せるなんていかがでしょうか?