GMTブログをご覧の皆様こんにちは。
店舗スタッフの上原です。
本日は最近入荷した時計の中から珍しい一品をご紹介します。
クラシカルな美しさと完璧なバランスの造形の競演。
ランゲアンドゾーネより「グランドアーケード106.021」です。
【A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ グランドアーケード 106.021】
https://www.gmt-j.com/item/3717006502106
「アーケード」は1994年に故ウォルター・ランゲ氏がブランド再興にあたり「ランゲ1」「サクソニア」「プール・ル・メリット」と共に生み出されたレディースラインのコレクションとして発表されました。
2006年頃には男性用にサイズアップした「グランドアーケード」がローズゴールドで1モデル、プラチナのダイアル色違いで2モデル、そして今回のイエローゴールドと合計4モデル製作されました。
名前の由来となったのはドレスデンにあるドイツバロック建築の傑作と言われる「ツヴィンガー宮殿」の回廊、アーケードです。
長方形と円形を組み合わせたような特徴的な形は、この回廊の柱から天井に至る優美な形状を模したものです。
ランゲ1やダトグラフでもお馴染みのランゲアンドゾーネの顔といえる「アウトサイズデイト」も搭載されています。
アウトサイズデイトは、ツヴィンガー宮殿に寄り添う形で建てられゼンパー・オーパー歌劇場に作られた5分時計を模して作られています。
この5分時計を作った人こそランゲアンドゾーネの創始者アドルフ・ランゲと彼が師として仰いだグートケスの二人でした。
ツヴィンガー宮殿とゼンパー・オーパー歌劇場は共に1945年のドレスデン爆撃により大きく損壊し、再興までには何十年という時間と国家予算並みの莫大な資金を要しました。
それでも文化に対する欲求の強かったドレスデンの市民は、冷戦終結までにこれらの傑作建築群を再興させるに至りました。
ランゲアンドゾーネもグラスヒュッテにおいた工房を同じく1945年のソ連の空襲によって失い、国営企業として設備や資産を政府に接収され、歴史から名前を消していましたが、冷戦終結とともに直系の子孫である故ウォルター・ランゲ氏が復興に携わり、見事世界5大時計ブランドの一角を担うまでに至っています。
この時計にはランゲアンドゾーネがザクセン州と共に歩んだ苦難と再興の歴史を振り返り、そしてかつて王都であったドレスデンが育み幾多の災厄も乗り越えて守ってきた文化が形となって表されているようです。
美しいシェイプのケースにはアプライドのローマンインデックスと特徴的な剣型のハンド、アウトサイズデイトとブランドロゴがスモールセコンドと美しい対比をなして上下の空間を満たしております。
シースルーバックから覗けるムーブメントCal.L911.4はジャガールクルトのJLC822をベースとしたつくりになっていますが、そこはランゲアンドゾーネ、しっかりと3/4プレート、グラスヒュッテストライプ、手彫りによる美しいエングレービングのテンプ受けで、うっとりするほど美しい眺めを約束してくれます。
サイズは38mm×29mmとドレスウォッチとして最適な大きさで、腕元にさりげなく華を添えるレクタンギュラー時計としてこれ以上のものはないのではないでしょうか。
現行モデルにはないクラシカルでランゲアンドゾーネの歴史に思いを馳せるのにピッタリのモデル、是非ご検討くださいませ。
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