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今回は革新的な機構を搭載したこちらの時計を紹介いたします。
https://www.gmt-j.com/item/3717009240203
ZENITH ゼニス デファイ インベンター ヨシダ スペシャルエディション 95.9002.9100/76.R919【世界100本限定】
「ヒゲゼンマイを開発したホイヘンス以来の発明」と自負するだけあり、ゼニスオシレーターは従来の調速脱進機を完全に一体化した、全く新しい仕組みとなっています。
一言で「調速脱進機を一体化」と申し上げましたが、これは「テンプ・ヒゲゼンマイ・緩急針、ヒゲ持ち・アンクルが一つのパーツで完結している」という事を意味しています。
ヒゲゼンマイやアンクルのない機械式時計というものを想像したことがなかったので、動いているところを初めて見た時は不思議で仕方ありませんでした。
商品ページに動画がございますので、ご覧頂ければムーブメントが一般的な機械式時計と全く違った動きをしているのがおわかりになると思います。
革新的なのは構造だけではございません。
オシレーターを搭載したCal.9100は、理論上の精度で日差±0.3秒以内、振動数は毎秒36振動と、従来の機械式時計とは一線を画すスペックを持っております。
機械式時計の正確性の基準となるクロノメーターが日差-4~+6秒以内であり、ハイビートムーブメントの代表とされるゼニスエルプリメロが毎秒10振動ということを鑑みると、改めて常識離れしたムーブメントであることを実感します。
初めてオシレーターを搭載したゼニスデファイラボがリリースされたのが2017年とまだ新しく、数自体も多く出回っているとは言い難いので、耐久性や信頼性といった面では正直に申し上げてまだまだ未知数の時計であると思います。
しかし、その独自性や革新性はまさにインベンター(発明者)の名に相応しいと言えるでしょう。
ユリスナルダンもフライングオシレーターを搭載した「フリークネクスト」を発表したこともあり、この機構が今後どう進化していくのか、どれほど普及するのか、非常に楽しみな一本です。
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