当ブログをご覧の皆様、こんにちは。
先日、「オーデマピゲ コード 11.59」が入荷いたしました。
皆様は直接手に取って、こちらのモデルをご覧頂いたことはございますでしょうか。比較的新しいモデルとなりますため、当店でも過去に委託品やテーブルクロックを含めても取り扱い本数は少なく、2021年2月5日現在の在庫も1本のみ。次の入荷も未定となっております。ぜひ、在庫のある今、改めてご紹介させていただければと存じます。
◆「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」とは
世界三大ブランドの一つである「オーデマ・ピゲ」がSIHH2019で発表した「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ(読み方:コード イレブン・フィフティーナイン バイ オーデマ ピゲ)」。1993年に誕生した「ロイヤルオーク オフショア」から25年ぶりの新コレクションとなりました。
オーデマ・ピゲと言えば、八角形のベゼルを持つロイヤルオークや楕円形のケースを持つミレネリーなど、目を引くデザインのモデルを真っ先にイメージされるでしょう。ロイヤルオークなどがお好きな方にとっては、「ラウンドケース」と聞いて普通だななんて思った方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、CODE 11.59 は、ラウンドケースに八角形のミドルケースを挟み込んだ三層構造の独自のケースを持ち、見れば見るほどオーデマ・ピゲらしい細部までのこだわりやバランスの取れたラグジュアリーさを感じることのできるモデルです。
また、コレクション名である「CODE」は「Challenge(挑戦)」、「Own(継承)」、「Dare(追求心)」、「Evolve(進化)」の頭文字であり、「Challenging the Limits of Craftsmanship(クラフトマンシップの限界への挑戦)」、「Owning Legacy(レガシーの継承)」、「Daring to Follow Firm Convictions(ブランド理念の大胆な追従)」、「Never Standing Still(絶え間ない進化)」を意味します。また、「11.59」は新しい一日が始まる直前の「11時59分」を表しています。
そして、新しいコレクションでありながらも三針、クロノグラフ、永久カレンダー、フライングトゥールビヨン、トゥールビヨン オープンワーク、スーパーソヌリと幅広いラインナップや新コレクションのために3つの新ムーブメントの追加など、オーデマ・ピゲにとっての新しい挑戦と期待が感じられるコレクションとなります。
◆オーデマピゲ コード 11.59 オートマティック 15210OR.OO.A002CR.01
こちらは3針に日付と一番シンプルな機能となっており、ブラックのダイアルや上品な印象を持つピンクゴールドのラウンドケースはお仕事など、カッチリとした場でも着用しやすいモデルです。
今までオーデマ・ピゲが好きだが、ロイヤルオークやオフショアではスポーティーすぎるし、ジュールオーデマじゃ物足りないなと思っていた方にはぴったりなデザインです。
先程お伝えした三層構造の特徴的なケースは、横から見ると一番形状がわかりやすいかもしれません。
サテン仕上げとポリッシュ仕上げが組み合わされており、極限までに細くしたベゼルはドレッシーでありながらも、独特なラグが合わさるとドレッシー過ぎない印象を与えます。
また、こちらのコレクションはケースだけではなく、風防も特徴的です。
内側と外側で異なる曲線を施しており、これをコピーするのはほぼ不可能と言われているほど高精度の加工となります。
私も初めてこの風防を見た時に驚きました。波を打ったような層を重ねた風防。しかし、正面からダイアルを見たときは、ダイアルの邪魔はせず、側面から見た際にその曲線具合を感じていただけます。
※写真でもわかりやすいですが、合わせて掲載ページの動画もご覧いただけますとよりわかりやすいかと存じます。
【正面から見た写真】
【側面から見た写真】
また、ムーブメントには「Cal.4302」を搭載。
オーデマ ピゲのムーブメントと言えば、ミニッツリピーター「スーパーソヌリ」も手掛ける複雑系ムーブメントを専門とするムーブメント会社「オーデマ ピゲ ルノー・エ・パピ(APRP)」がよく知られていますため、今回もそこが関わっているのかと思いましたが、今回のムーブメントはル・ブラッシュにある本社工房で7年の開発期間を掛けた新しいムーブメントとのことです。
Cal.4302は21世紀の基幹と呼ばれているCal.3120よりも振動数(6振動/秒から8振動/秒)や駆動時間(約60時間から約70時間)などの点が優れており、新しいロイヤルオークにも既に使用されています。その点からCal.4302は今後様々なモデルに使用されていくムーブメントと考えられます。
尚、今回当店に入荷しましたモデルは中古品となります。
中古品と聞きますと、やはり状態が気になるところかと存じます。当店ではお買取りさせていただきましたのち、必要に応じてメンテナンスを行っております。また、今回ご紹介の個体に関しましてはケースの形状を保つためにあえて外装仕上げを行っていない個体となります。
【ベゼル傷 写真】
【ガラス傷 写真】
当店では他店様のようにS、A、B、Cのようなランク付けは行っておりませんが、中古品の掲載ページの写真や動画はすべて実物の販売個体となるものを撮影をしております。また、写真や動画ではわかりにくい点などはスタッフが直接ご確認させていただきますため、お気軽にご相談くださいませ。
※新品掲載ページの場合は最初に入荷した個体の写真となります。ご案内時の個体と保護シールの有無などが異なる場合がございます。予めご了承ください。
なかなか外に出てお買い物を楽しむことが難しい世の中に合わせ、初めてインターネットでお買い物をするというお客様も中にはいらっしゃいますでしょう。
全ての皆様にご安心してお買い物いただけますよう、スタッフ一同努めて参ります。