皆様こんにちは。
店舗スタッフの青木です。
本日ご紹介する腕時計は、時計業界を牽引し続けるパテック・フィリップからこちらのモデルです。
PATEK PHILIPPE カラトラバ 5227J-001
パテックフィリップの王道モデルであるカラトラバは歴史も長く、人気も高いモデルで、数多くの時計愛好家から支持されているドレスウォッチの完成形として上げられる稀有なモデルです。
カラトラバの由来はブランドの象徴として4つの百合の花を組み合わせたカラトラバ十字のエンブレムが名前の由来になっており、ラウンド型腕時計の古典として、またパテック フィリップを象徴する最も美しいモデルとして世界中で愛されている時計になります。
カラトラバはバリエーションも多岐にわたり、現行モデルだけでもバリエーションは30種類以上。大きく系統を分けると初代カラトラバref.96の系譜を継ぐ96系、ハンターケースを備えたオフィサー系の2つに分けることができます。ref.5227Jは中でもハンターケースを備えたオフィサー系のモデルです。どちらの系統でも、シンプルなデザインながらもエレガンスさを醸し出すカラトラバには憧れを持たれてる方も多いのではないでしょうか。
文字盤カラーは上品なアイボリーダイアルに、ラック塗装をしており、独特の光沢感を演出しており、また、針にはゴールド製のバトン型アワーインデックスを採用し、一切無駄のないシンプルな作りとなっています。
ケースからラグにかけての曲線美も非常に見事な物で、細部にまで徹底された美しい仕上げもカラトラバならではと言えます。
ヒンジ付きカバーを持つケースはパテック・フィリップの技術者達が数年かけて開発しました。インビジブル・ヒンジはケースサイドに配置されたヒンジがほとんど見えない処理が施されているのが特徴的です。
見た目としての派手さは少ないですが、流石パテック・フィリップと言えるインパクトがあります。
サファイヤクリスタルバックからはカラトラバ十字が刻印された21K製のゴールドローターと美しい仕上げのムーブメントを見ることが出来ます。ムーブメントは自動巻のCal.324SCを搭載。ジャイロマックステンプに加え、シリコン系の独自素材であるシリンバーを使ったヒゲゼンマイと、巻き上げ効率に優れた21K製ゴールドローターを採用しています。
カラトラバというと手巻きと言うイメージが強い方が多いかと思いますが、近年カラトラバに自動巻き式ムーブメントが採用されることが多くなりました。自動巻きのメリットは非常に多くありますが、カラトラバの手巻きモデルが減っている事には少し寂しさを感じます。ちなみに先日発表された新作カラトラバ、ref.6119には手巻き式ムーブメントが採用されていました。直径39mm、厚さ8.1mmのケースに自動巻きムーブメントを搭載するのは、パテックフィリップにとって難しくないことだと思うのですが、昔ながらの手巻きムーブメントを貫いたところにこだわりを感じられます。
2019年にはカラトラバや多数のモデルが廃盤となったこともあり、スポーツモデルに限らず、近年ではパテックフィリップの腕時計の入手が難しくなっています。当店に在庫のあるこのタイミングを是非お見逃しの無きよう、ご検討いただけますと幸いです。