着せ替えを楽しむ【オーデマピゲロイヤルオークオフショアダイバー】

2024年11月
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GMTブログをご覧の皆様こんにちは。
本日ご紹介する時計はオーデマ・ピゲから人気のダイバーズモデル｢ロイヤルオークオフショアダイバー 15720ST.OO.A027CA.01｣です。

｢AUDEMARS PIGUET オーデマ・ピゲロイヤルオークオフショアダイバー 15720ST.OO.A027CA.01｣

300mという防水性能を持つ本格的なスポーツウォッチとして、2005年の誕生以降、進化を続けてきたロイヤルオークオフショアダイバーは、2021年大幅な進化を遂げました。

主なトピックは2つ！ひとつは、簡単にストラップを交換できるインターチェンジャブルシステムの採用です。

他メーカーにおいても近年よく見られる仕様ですが、裏側にあるスクエア型のプッシュボタンをふたつ同時に押して、軽く引っ張るとストラップはリンクから簡単に外れます。比較的重く、ラフ使われる事も多いダイバーズウォッチにそもそも交換式ストラップは不向きとする考えが一般的ですが、そこはオーデマ・ピゲ、ガタつきや遊びは全くなく、ケースと接触するストラップの平面に金属板を埋め込み剛性を確保しています。簡便にストラップ交換ができ堅牢性も併せ持った秀逸なシステムです。このシステムによって簡単に着せ替えを楽しむことが出来るので、季節やその日のファッションに合わせて気軽に変更可能です。

また、バックルの交換も容易です。バックル下部にあるフラップを手前に引くとロックが外れるので、あとはスライドさせるだけです。

ストラップ同様非常に簡便な仕組みながら、こちらも剛性感の高さが感じられます。ストラップとバックル双方のつけ外しにかかる時間は1分足らず、頑丈で簡便な操作性を両立させたインターチェンジャブルシステムは時計の魅力を倍増させています。こちらの時計にはブラックのラバーストラップが追加で付属しています。
そしてもうひとつのトピックがムーブメントです。

発表以来長らく使用してきたCal.3120の設計ベースとなったのはジャガールクルトの名機Cal.920であり、それを6振動とし香箱の大型化に伴いパワーリザーブを60時間とするなど実用面と耐久性の向上を図ったものでした。細かな年次改良などもあって近年のものは精度的にも悪くはありませんが、新しいCal.4308は8振動になり、テンプはフリースプラングテンプとし高い巻き上げ効率を誇り精度の安定感も格段に向上しています。

これは紛れもなく正真正銘の一級ムーブメントです。しかしながら、高級自動巻機構の代名詞とも言えるスイッチングロッカーの廃止や低振動でムーブメントを設計し続けたポリシーなどオーデマ・ピゲの歴史的背景や、ストーリーから裏付けされたムーブメントに色濃く残る設計を考えたときに、2022年の最新モデルも含め変革期にあるのが近年のオーデマ・ピゲのムーブメントであるのかもしれません。良し悪しは別として、非常に合理的且つ実用的なスペックであり、Cal.4308は特許取得のメカニズムを備え、安定性と精度を向上させました。ダイヤルの回転式インナーリング上のダイビングスケールを作動させる10時位置のリューズにリンクしたメカニズム