GMTブログをご覧の皆さまこんにちは。
3月末から4月にかけて、連日様々なブランドの新作発表が続いています。
そんな中ブレゲからは、ユニークなタイムピース「マリーン オーラ・ムンディ5557」が発表されました。
オーラ・ムンディとはフランス語で「世界の時間」、名前の通りワールドタイム機能が搭載されたモデルです。
2011年にファーストモデル「クラシック オーラ・ムンディ5717」が発表され、その後2016年、同じくクラシックシリーズで後継モデルref.5527が登場していましたがそれ以降後継は出ておらず、今回のマリーンではクラシックの後継かつ初モデルとなります。
波模様を表現したギョーシェ彫りはそのままに、海のようなブルー文字盤の上に縁取りされたメタリックな世界地図が印象的です。
18Kホワイトゴールドケースとピンクゴールドの2種類から、それぞれラバー、レザー、ブレスレットと選択できるようです。
すでに発売中とのことですが、国内での入荷は始まっているのでしょうか。GMTでも入荷される日が待ち遠しい限りです。
今回はマリーンシリーズでは同様に初となるアラーム機能搭載モデルをご紹介します。
「ブレゲ マリーン アラーム ミュージカル 5547TI/G2/9ZU グレー」
初めてこの時計を見たときはパッと見てシンプルなような、複雑なような、独特な文字盤構造がブレゲらしいと感じました。
機能を簡単に説明すると、3時位置のサブダイアルでアラーム時刻を設定し
8時位置のプッシュボタンで12時位置にあるアラーム機能のオン/オフを設定します。
9時位置で24時間表示の第二時間を操作でき、9時から12時位置のダイヤマークでパワーリザーブの残量を表しています。
ケースには3世代目にあたる現行マリーンから新たに導入されたチタン素材がこちらにも採用されています。
チタンは軽量で腐食に強いことから、航海用時計から着想を得て生み出されたこのモデルの背景を感じさせ、最適な素材ではないでしょうか。
マリーンは波模様のギヨシェ彫りがアイコン的存在でもありましたが、チタン素材ではあえてそれを用いず、艶のあるスレートグレが一見複雑な文字盤構造をスタイリッシュにまとめあげています。
また、背面は同じく3代目で新たにデザインされた船の舵輪をイメージしたローターが特徴的です。
ムーブメントには、スウォッチグループに属するブランパン、ブレゲが2003年に共同開発した「Cal.519Ｆ」が基盤となった新型ムーブメント「Cal.519F/1」が搭載されています。
これは2003年、ブレゲが発表しているクラシックアラームにも搭載されていたムーブメントですが、今回改良されたポイントとしてはスモールセコンドがセンターセコンドに再配置された点や、シリコン製のひげゼンマイ、脱進機を開発したことにより耐衝撃性や耐磁性能、摩耗を防ぐといった点が挙げられます。
また、アラーム機能は複雑機構の中でも特に高い技術力が必要とされるため搭載されているモデルはそう多くありません。
重ねて金額も300万、400万、、中には1000万円オーバーとかなり高額なものがほとんどです。
そんな中、世界五大時計とも称されるブレゲの複雑機構搭載モデルが200万円台でお求めいただけることも、この時計の強みの一つではないでしょうか。
マリーンシリーズはブレゲの中でも特にスポーティな要素が強いモデルではありますが、ブレゲ針やコインエッジなど由緒ある伝統的なクラシカル要素もふんだんに取り込まれており、随所から天才時計技師と言われた創設者「ルイ・ブレゲ」へのリスペクトを感じる一本です。
機械式時計でしか聞くことのできない音色をこの機会に堪能してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した腕時計はこちら
「ブレゲ マリーン アラーム ミュージカル 5547TI/G2/9ZU グレー」
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written by GMTスタッフ
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