【専門店スタッフが徹底解説】初代を忠実に再現した復刻モデル【ZENITH リバイバル A385】

2022年06月03日

1969年に世界で初めて自動巻高振動クロノグラフ「エル・プリメロ」が世界に発表され、個性的なステンレスモデルが3種類発表されました。
今回紹介するのは2019年に復刻された「リバイバル A385」です。

このモデルの特徴はダイヤルのグラデーションにあります。
スモークブラウントーンが施されたグラデーションは「スモークダイヤル」と呼ばれ、1970年代に多く採用されました。その先駆けとなったのが1969年に発売された初代A385です。
このダイヤルは中心の色が薄く、外周に行くほど色が濃くなることで平面なダイヤルに立体感を見せる視覚効果が施されています。

初代A385を忠実に再現した「リバイバル A385」は現代の解釈を加えることでより魅力的なモデルになっています。

ZENITH ゼニス エル・プリメロ クロノマスター リバイバル A385 03.A384.400/385.M385

風防はアクリルガラスからドーム型のサファイアクリスタルガラスに変更。ケースバックは、はめ込み式のスチール製の裏蓋からシースルーバックに変更されたことで、エル・プリメロ400 ムーブメントを眺めることができるようになりました。
ダイヤル中央の赤いクロノグラフ針、ホワイトに統一されたインダイヤルと日付表示もダイヤルのアクセントになっています。
復刻モデルではありますが初代モデルとほとんど見分けが付かないレベルの再現性は見事としか言えません。

ZENITH ゼニス エル・プリメロ クロノマスター リバイバル A385 03.A384.400/385.M385

シースルーバックから「Cal.エル・プリメロ 400」は毎時36,000の高速振動ながら約50時間のパワーリザーブなど、現代的な利便性を備えています。

ZENITH ゼニス エル・プリメロ クロノマスター リバイバル A385 03.A384.400/385.M385

リバイバル A385 03.A384.400/385.M385はベルトがステンレススティールを装備していますが、レザーベルトの好きな方にはリバイバル03.A384.400/385.C855もおすすめです。

ZENITH ゼニス エル・プリメロ クロノマスター リバイバル A385 03.A384.400/385.M385

ライトブラウンのカーフスキンストラップは時間の経過で独特の風合いを醸し出すので、長く愛用すればするほどオリジナルの風合いを楽しめます。
どちらの時計も37mmと大きなケースではないため、シャツの袖口で引っかかることも少なく、そして控えめながらもダイヤルの個性が印象的な時計です。

今回ご紹介した腕時計はこちら

ZENITH エル・プリメロ クロノマスター リバイバル A385 03.A384.400/385.M385

ZENITH エル・プリメロ 03.A384.400/385.C855

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