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本日紹介する時計は、ゼニス デファイ エルプリメロ21 ウルトラブルー 97.9001.9004/81.R946です。
ZENITH ゼニス デファイ エルプリメロ21 ウルトラブルー 97.9001.9004/81.R946
2021年に発表されたモデルでHPを見たお客様ならパソコン画面のスクロールを止めた方もいらっしゃったかと思います。
このモデルで印象的なのが二度見するほど目を引く鮮やかなブルーではないでしょうか。
ブルーはゼニスを象徴する色なのはご存知の方も多いと思います。
1970年代のクォーツショックによりスイスの機械式時計産業全体が大打撃を受けました。その影響は当然ゼニスも同様です。1975年に当時の経営陣が「エル・プリメロ」の製造を中止、図面の破棄などの決定を下したことに愕然した工房の責任者だったシャルル・ベルモ。
会社の命令に背きエルプリメロ製造に関する設計図や道具を秘密裏に当時の工房の屋根裏部屋に1人で持ち込み、再び機械式時計が日の目を浴びる事を信じて隠しました。
製造中止から10年後に、再び機械式時計の製造を再開したとき当時の資料がなかった技術者は愕然。ただシャルル・ベルモが当時のエルプリメロ製造に関する全てを保管していたことでゼニスは再び最高峰自動巻クロノグラフとして評価されていた「エル・プリメロ」の製造を再開することに。彼の勇気ある行動がなければ、今のゼニスは無かったとまで言われています。
そのシャルル・ベルモが愛した色が「青=ブルー」だったことでゼニスにはブルーを用いた時計が多いように感じます。
今回紹介する97.9001.9004/81.R946もまたブルーが多く使われゼニスらしい特徴のある時計です。
44mmと大柄のケースはマイクロブラスト仕上げのチタン製ケースに100分の1秒の時間計測を可能にしたCal.エル・プリメロ9004を搭載しています。
Cal.エルプリメロ9004は時計用の脱進機とは別に毎秒100振動(50Hz)のクロノグラフ用脱進機を搭載しています。これにより1/100秒が計測可能になる以外にも、クロノグラフの動作が時計の精度に影響しづらいといったメリットがある機構です。
100分の1秒の動きを見たいときは、97.9001.9004/81.R946の商品ページの動画をご覧ください。細長い針が文字盤の周りを光速で回転し、一周するのに僅か1秒の速さで動く姿は時間の尊さを感じます。
3時位置に30分カウンター、6 時位置に60秒カウンター、9時位置にスモールセコンド。
12時位置にパワーリザーブインジケーターを備えているのでチャージが必要な頃合いを見ることができます。ダイヤルにはマットグレートとブルーがバランスよく配置されデザイン性の高さも持ち合わせています。
シースルーバックから見える美しいブルーを備えたCal.エル・プリメロ9004を堪能できるのも嬉しい機能の一つです。
普段のビジネスには印象が強すぎるかもしれませんが、外で仕事をされるときやプライベートでお使いになるとき、またスポーツでタイムを競うようなことをされている方にはこのぐらいの大きさがちょうど良いと思います。
是非一度店頭にて実物をご覧いただければと思います。
余談ではありますが、世の中にはゼニスブルーという色があります。
ゼニス(ZENITH)とは頂点という意味なので、ゼニスブルーは「天頂の空の色」です。
マンセル値:6PB 7/6
Web-Color:#86b3e0
RGB:C(シアン):50 M(マゼンタ):20 YKは0
デザインにブルーを使いたい。空の色を表現したいときにお役立て下さい。
今回ご紹介した腕時計はこちら
ZENITH ゼニス デファイ エルプリメロ21 ウルトラブルー 97.9001.9004/81.R946