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今回は、ダイヤモンドベゼルが大変ラグジュアリーなこちらを紹介いたします。
CARTIER カルティエ トーチュ LM WA503851 ホワイトゴールド
カルティエは世界5大ジュエラーにも名を連ねるトップジュエラーであり、世界初の男性用腕時計と言われるサントスを開発するなど、腕時計の分野でも非常に重要なブランドとなっています。
西暦2000年前後の日本で巻き起こった腕時計ブームでは、ロレックス、オメガ、タグホイヤーといった時計ブランドと並び、ブルガリ、カルティエといった宝飾ブランドの腕時計が大人気でした。
特にカルティエは、人気の高さとワンランク上の価格帯から、いつかは手に入れたい憧れの腕時計という印象だったように思います。
すると、時計業界では「自社製ムーブメントこそが真の価値である」という思想が広がり始めました。
この動きは特に専門家などの間で強く意識されるようになり、機械式時計の本質的な魅力が再評価される流れを生み出しました。
この中で、ロレックスは堅実なブランド力を維持し続けましたが、一方でETA製ムーブメントを採用していたフランクミュラーや、ファッション性を重視していたブルガリ、カルティエといったブランドは一時的に注目度が下がる結果となりました。
それでも、カルティエのCPCP(Collection Privée Cartier Paris)シリーズやブルガリのジェラルドジェンタコレクションなど、ハイエンドコレクションには特別な価値がありました。
これらのコレクションは、単なる「宝飾時計」の域を超え、デザインと機械の精巧さを兼ね備えた特別な作品として、支持されていたのです。
カルティエの洗練されたエレガンスや、ブルガリの斬新なアイデアが詰め込まれたこれらの時計は、時代の先端を行く芸術品とも言えるものでした。
当時の流行に左右されずにこれらの時計を評価していた人々は、デザインの奥深さや伝統的な技術への敬意を持っていたのではないでしょうか。
こうした背景を知ることで、現在それらの時計を手にする楽しみや、その時代特有の物語を感じられるのではないかと思います。
こちらの「WA503851」も、まさにそのような時代の象徴的な1本といえるでしょう。
この時計には、ピアジェが誇る薄型手巻きムーブメント「Cal.430P」をベースに、カルティエ独自の調整が施された「Cal.430MC」が搭載されています。
このキャリバーは、ムーブメント全体にカルティエのロゴがエングレービングされており、その手間のかかった作り込みが一目で分かります。
完全自社製ムーブメントではないものの、その完成度の高さは特筆に値します。
ムーブメントの滑らかな動きや細部に至るまでの丁寧な仕上げから、ブランドのこだわりと品質の高さを感じ取ることができるはずです。
さらに、カルティエならではのエレガンスが随所に表れており、技術と美学が見事に調和した1本となっています。
時計の内側に宿る美しさと、外装のジュエリーのような輝きが融合したこちらは、当時の市場では見過ごされがちだったものの、現在ではその真価が再評価されています。
前面には、トップジュエラーとして名高いカルティエが厳選した、ハイクオリティなダイヤモンドが惜しみなくセッティングされています。
それぞれのダイヤモンドは、輝き、透明度、カットのすべてが最高基準を満たしており、カルティエの卓越した審美眼と技術力を象徴しています。
「王の宝石商」として知られるカルティエ。
その名に恥じない品質管理の徹底ぶりは、他の追随を許しません。
品質の悪いダイヤモンドが混入する余地は一切なく、すべてがカルティエの厳格な検査基準をクリアしたものだけです。
このこだわりこそが、カルティエを特別な存在にしている所以です。
文字盤には美しいギョーシェが狂いなく彫り込まれており、どこを取っても隙のない1本です。
極めて優れた腕時計でありながら「完全自社製ムーブメントではない」「宝飾時計」といった見方をされて、当時あまり評価されなかった1本だったと思います。
もちろんカルティエの時計製造技術の高さが十分に知られた現在では、その腕時計が十分に評価されるようになりましたが、ウォッチメゾンとしてあまり評価されていなかった時代の名作を探すのも面白いのではないでしょうか。
現在、当店では最大15万円オフになるお得な優待チケットがご利用いただけます。
2025年1月5日(日)23:59までとなりますのでお早めにご検討ください。
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最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。