GMTスタッフブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日もご覧いただきありがとうございます。
今年も折り返しが近づき、いよいよ腕時計が主役になる季節がやってきました。
スポーティーなダイバーズウォッチの代表格といえば、やはりロレックス サブマリーナーです。
なかでも、若い頃にショーケース越しに眺めていたあのモデルを、いま自分の腕に。
そんな思いを胸にする方も多いのではないでしょうか。
現行のステンレスモデル「Ref.126610LN」は、デザイン、機能性、堅牢性のすべてにおいて完成度が高い1本です。
とはいえ、若い頃に憧れたモデルを今あらためて手に入れるのも、素敵な選択ではないでしょうか。
ROLEX ロレックス サブマリーナー 5513 フチなし マットダイヤル 下サブ
今回紹介する個体は、1978年ごろ製造の1本。
プラスティック風防にトリチウム夜光のインデックスに銀の枠がない“フチなし”タイプで、独特のマットな質感を持つダイヤルが魅力。
660ft=200mとフィートが先に来るフィートファーストで、6時位置に表記される“SUBMARINER”の文字が下段に配された、いわゆる“下サブ”と呼ばれるマーク1ダイヤルデザイン。
このマーク1ダイヤルが採用されていた最晩年にあたります。
過度な装飾性はなく、むしろ控えめなバランスが時代を超えて支持されてきた理由のひとつかもしれません。
このモデルが製造されたのは、およそ1978年。
現在65歳の方であれば、ちょうど18歳の頃にあたります。
腕時計に強く惹かれはじめた年頃。
大学に入りたての時期だった方も多いのではないでしょうか。
「バイト代で何が買えるかを計算しながら、雑誌やショーケース越しに憧れの時計を眺めていた」
そんな記憶をお持ちの方も、きっと少なくないはずです。
1978年、シックの「Le Freak」やアース・ウインド&ファイアーの「September」がリリースされ、街にはディスコの熱気があふれていました。
ラジオからは華やかなサウンドが流れ、ビリー・ジョエルの「Just the Way You Are」がグラミーを受賞。
まさに音楽が時代を彩っていた頃です。
日本では、サザンオールスターズが「勝手にシンドバッド」で鮮烈なデビューを飾り、カルチャー全体が大きく動いていました。
当時のロレックスといえば、デイトジャストのような華やかなモデルが主流でした。
一方で、サブマリーナーは、どちらかといえば通好みの存在。
それでも、飾り気のないその姿に、静かな憧れを抱いていた方も、きっといたことでしょう。
そんな空気の中で生まれたこのRef.5513、ムーブメントにはロレックス製Cal.1520を搭載。
堅牢で実用性にも優れ、今なお日常使いに十分耐えうる1本です。
ブレスレットは2000年頃、ロレックスにて交換されたものが装着されています。
ケースやベゼルには使用に伴うキズが見られ、長い時間をともに過ごしてきたことがうかがえます。
また、ベゼルプレートとルミナスポイントは交換済みで、ケースにはポリッシュ(研磨)の痕跡も残っています。
それは、1978年から今まで実際に使われ、生きてきた証ともいえるでしょう。
当時の国内定価は、おおよそ20万円。
とはいえ、初任給が10万円ほどの時代です。
学生や若手にとっては、まさに高嶺の花。
「いつかきっと」と、胸にしまっていた方も多かったのではないでしょうか。
現在では5513はヴィンテージロレックスの代表格として扱われ、状態や仕様によっては数百万円の価値を持つことも珍しくありません。
それでも、「いま買える」という現実に、どこか不思議な感覚を覚える方もいるはずです。
それは、長い年月の努力が、ようやく形になった証なのかもしれません。
若い頃に見上げていた時計を、いま、自分の腕に着ける。
あのときは手が届かなかった1本が、いまは自然と馴染んでいる。
時間が流れたからこそ似合う時計が、たしかにあります。
どうぞ、実物でその魅力をご体感ください。
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ROLEX ロレックス サブマリーナー 5513 フチなし マットダイヤル 下サブ
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それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。