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今回はグランドセイコーのモデルの中でも、高い人気を誇る「エボリューション9コレクション SLGH005 白樺」が入荷いたしましたのでご紹介いたします。
SEIKO セイコー グランドセイコー エボリューション9コレクション SLGH005 白樺
近年のグランドセイコーを語る上で、日本の美しい景観や季節を表現したモデルの数々は外せない物ばかりです。
特に今回ご紹介する「SLGH005」は2020年に誕生した「エボリューション9コレクション」の中でも「顔」と言えるモデルとなっています。
まず圧巻なのは、文字盤のクオリティです。
グランドセイコーの機械式時計を製造している岩手県の「グランドセイコースタジオ雫石」や長野県茅野市の白樺湖周辺には国内有数の白樺群生林が存在しており、私も幼少の折に何度か白樺湖を訪れましたが、高原の美しい雪景色に映える白樺の群生林を今でも覚えているほどです。
そんな美しい白樺林の景観を雪のような白い木肌で表現し文字盤に落とし込んでいるのは、高い技術力を誇るグランドセイコーならではです。
先んじてご紹介したように、非常に美しい文字盤を搭載している「SLGH005」ですが、ケースやブレスレットなど時計の根幹部分にもその技術力が発揮されています。
グランドセイコーが好んで使う手法の一つに「ザラツ研磨」というものが存在します。
美しい鏡面地上げを実現する上で欠かせない技法ですが、その良し悪しは回転する円盤に押し当てる際の力の強弱や時間、スライドさせる速度などで決まるため、職人の感覚によって左右されてしまい、時計の本場であるスイスではその難易度の高さから廃れてしまった技術です。
「審美性」「視認性」「装着性」の進化に主題を置いた「エボリューション9コレクション」にふさわしい熟練の職人技が用いられていることはやはり特筆すべき点と言えます。
最後にお伝えしたいのは、塔載された機械式ムーブメント「Cal.9SA5」についてです。
まずはその見た目についてですが、非常に審美性豊かなデザインとなっています。
ローターは肉抜きされており「ロイヤルオーク」の「Cal. 2121」などの雲上時計を想起させるような作りで高級感を醸し出しています。
また審美性の面だけでなく機械としても非常に優秀で、搭載されている「Cal.9SA5」は「デュアルインパルス脱進機」が採用されており、今までの脱進機とは一線を画す「3本のツメでガンギ車を制御する」構造になっています。
これにより、通常の機械式ムーブメントに比べ、安定したトルクの供給と寿命の長期化、ガンギ車の負荷を軽減しつつも毎秒10振動のハイビートで動作させることに成功しているのです。
まさに技術の結晶ともいえるムーブメントです。
日本の美しい景観と職人たちの技術の結晶ともいえる「エボリューション9コレクション SLGH005 白樺」をぜひご検討ください。
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SEIKO セイコー グランドセイコー エボリューション9コレクション SLGH005 白樺
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それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。