GMTスタッフブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日もご覧いただきありがとうございます。
毎日、暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
夏になるとシルバーやプラチナなどの寒色のアイテムが涼しい気持ちにさせてくれる気がします。
今回はプラチナが涼しげに輝く、
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ゴンドーロ クロノメトロゴンドーロ 5098P-001
とゴンドーロの歴史について紹介いたします。
ゴンドーロとはパテックフィリップが長年に渡って強固な関係を築いたリオデジャネイロの販売店、ゴンドーロ&ラブリオ社にちなんで誕生しました。
ラウンド型以外のレクタンギュラー型、トノー型、クッション型など、幾何学図形を使用したシンプルなラインが特徴的なコレクションです。
パテックフィリップの歴史に大きく影響を与えたアール・デコの精神を感じることができるモデルになっています。
ゴンドーロシリーズの歴史は長く、1870年代まで遡ります。
1872年パテックフィリップはブラジルのリオデジャネイロにある宝石商、ゴンドーロ&ラブリオ社に懐中時計を出荷を始めました。
ゴンドーロ&ラブリオ社による販売は年間数千個を超え、パテックフィリップの生産量の3分の1を販売していたとも言われています。
当時のヨーロッパは不況と世界大戦に苦しめられていたため、時計の売れ行きは良くなくゴンドーロ社との関係はパテックフィリップ社にとってとても大きな支えでした。
これらの理由から必然的にゴンドーロ社が好むデザインが制作されるようになり、当時のアールデコブームと合わさり懐中時計に代わり正方形、長方形のトノー型、クッション型など円形以外を用いた時計が多く創作されました。
1902年以後、パテックフィリップはゴンドーロ&ラブリオ社の為に特別に創作された時計を納入し始めます。
この時計がクロノメトロ・ゴンドーロです。
5098P-001は1925年にブラジルのゴンドーロ&ラブリオ社の為に製造されたトノー・ウォッチから着想を得て製作作られた時計です。
1925年のゴンドーロを再現した文字盤は、当時の機械を使用し制作されています。
現在ではベテランの職人しか操る事ができない程操作が難しく、ギョーシェ装飾を施す手作業が1枚に2時間以上かかることから、生産本数が非常に限られており、2017年には生産終了となった希少モデルです。
また6時位置のケースサイドに小粒のダイヤモンドがついています。
対面する方からは見えず、時計の着用者のみが見れるデザインになっており、特別感をより一層感じることができる時計です。
いかがでしたでしょうか。
パテックフィリップの歴史が詰まった特別な一本です。
この機会にぜひご検討ください。
▼今回ご紹介した商品はこちら
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ ゴンドーロ クロノメトロゴンドーロ 5098P-001
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。