時計を所有すると、他の人が持っていない個性的な時計、希少な時計が欲しくなる事がありませんか?そんな方に是非お勧めしたい時計があります。
天才時計師が作る最高峰の時計、F.Pジュルヌ(フランソワ・ポール・ジュルヌ)の「サンティグラフ・スポーツ」のご紹介になります。
サンティグラフスポーツは100分の1秒の近似値が計測可能、超高速クロノグラフです。
10時位置に100分の1秒積算計が置かれていて、この100分の1秒の目盛りが刻まれたダイヤル上で、クロノグラフ秒針が目にも留まらぬスピードで1秒で1周します。
計測可能な最小単位が100分の1で、理論上はクロノグラフ秒針と目盛りから時速36万kmという速度を表示することが可能な機械式腕時計です。
ベースとなったのはサンティグラフ・スヴラン、2007年発表のモデルです。
サンティグラフ・スヴランは、クロノグラフでセンターにクロノ針がなく、3つのサブダイヤルで計測をする通常のクロノグラフとは違った仕様になっています。
サンティグラフは毎秒6振動でありながら100分の1秒まで計測ができ、さらにはモジュール構造ではなく一体型の構造で、一つの香箱を上下に分け、通常輪列とクロノグラフ用動力を取っています。クロノグラフ作動時でも振り角をおとさないように、輪列を分岐させている点が他のメーカーと特筆して違う点です。
通常時のパワーリザーブは100時間、クロノグラフ作動時も約50時間と大変長いロングリザーブになっています。
クロノグラフの動きは既存のフドロワイヤントのように6分の1、8分の1という振動数を拘束されない動きとなっている点も特徴です。
…話は戻り、サンティグラフスポーツですが2011年に約450万円程の国内定価で発売され、現在では国内定価は700万以上の価格設定になっています。
但し現在国内正規販売店にて販売されている素材は、アルミニウム素材ではなくチタン素材に変更になっています。アルミニウム素材は全てディスコン(生産終了)となっています。
現在販売されているチタンモデルをわたくしは画像でしか見た事がありませんが、実際見た方の感想を聞くと、チタン素材にしては「想像しているより黒い」との感想を聞きました。チタンは各メーカーで様々なモデルに用いられていますが、色合いが其々異なります。
その中でもサンティグラフスポーツのチタン素材の色味は濃い(黒い)と思います。
やはり現行のチタン素材より、アルミニウム素材の方がいい!と個人的には思います。
サンティグラフスポーツはこれまでのスポーチウオッチの概念とは少し違った時計です。腕馴染み、視野性、耐久性に重点を置き開発されました。
ここで特記すべきポイントは「軽さ」です、重さは超軽量なんと55gです!
異常な軽さです。正直、軽すぎでは!
ちなみに他のメーカーのモデルと比較すると
【ロレックス エクスプローラI Ref.214270】は約136g、【デイトナ Ref.116520】は約145g、【パテック・フィリップ ノーチラス 5711/1A】は約122gです。
圧倒的な軽量化がなされ、重量感によるストレスが無く、着け心地が抜群にいいです。
インデックスの数字は立体感があり、ルミノヴァを型に入れて作られている為、発光時間も長いとの事です。F.P.ジュルヌの時計でルミノヴァが使われるのも初の試みです。
文字盤クロノグラフの3つのダイヤルも通常のクロノグラフのダイヤルに比べ、かなり大きいデザインになっているのも特徴の一つです。
クロノグラフのボタンも従来のスタート、ストップの位置ではなく2時位置のシーソー型のボタンでスタート、リセットになります。
F.P.ジュルヌのムーブメントは通常RG製(※初期型は真鍮)ですが、ケース同様アルミニウム合金製のムーブメントを備えています。
F.P.ジュルヌの時計は、年間の生産量は約850本程度と圧倒的な少なさです。その為、今回ご紹介させて頂いているサンティグラフスポーツも大変希少なモデルなのです。
他の一流メーカーと比較すると分かり易いです。
最高峰と位置付けされるPATEK PHILIPPEは年間生産数・約3万本、A.LANGE&SHONEは年間生産数・約5000本です。
どうですか? F.P.ジュルヌの生産量の少なさ!
理由は簡単です。良い時計を作る為に量産的な生産をせず、文字盤、ケースを自主生産している為に限界があるのです。
彼のアイデンティティを時計愛好家が好む理由も分かる気がします。
元々の生産量の少なさとセカンドマーケットでの露出の少なさは言うまでもありません、大変入手が困難なモデルです。
現在ご案内している商品も、タイミングを逃すと長期的にご紹介が困難になるかもしれません。ご検討頂いている方がいらっしゃいましたら、お早目にお問い合わせくださいませ。
今回ご紹介しているサンティグラフ・スポーツはブレスレットモデルになりますが、モデルのラインナップとしてはラバー仕様も存在します。よりスポーティーに実用性が高いモデルです。
最高峰のスポーツウオッチとして君臨する PATEK PHILIPPE「ノーチラス」、AUDEMARS PIGUET「ロイヤルオーク」などのスポーツ・ラグジュアリー・テイストとは違った、最高峰のスポーツウオッチである事は間違いありません。
実用性と独創性を兼ね備えた2つのモデルのご紹介でした。
【当店のF.P.ジュルヌ 商品一覧はこちら】
https://www.gmt-j.com/maker/F_P_JOURNE
最後に現在GMTでは【スプリング・セール】以外に
【春の中古時計フェア】を行っています、今後も商品追加がございますのでお見逃しなく。