ルクルトのスポーツ

2016年05月31日

ジャガー・ルクルトと聞いて真っ先に思い浮かぶモデルは、反転式スクエア型の『レベルソシリーズ』やシンプルなラウンド型の『マスターシリーズ』などのドレスウォッチが多いのではないでしょうか。
どちらかという繊細で端正なイメージの強いジャガールクルトから、今回はあえてスポーツモデルをご紹介しようと思います。

もともとムーブメントを専門に生産していたジャガー・ルクルト。
高級機械式時計ブランドの中でも数少ない、ムーブメントから時計の組み立てまでを自社で一貫して行う『マニュファクチュール』の一つです。
ブランド創業からの発明は数百にも及ぶといわれており有名なものをあげると、懐中時計のゼンマイの巻き上げや時間調整に鍵を用いていた時代にリューズを使って巻き上げを行う『鍵なし時計』の発明や、懐中時計用ムーブメントとして最薄の1.38㎜の極薄キャリバー『Cal.145』の開発など常に時代の先端を行くムーブメントの開発を行ってきました。

そんな数々の発明の中に、世界初のアラーム機能搭載のダイバーズモデルとして1959年に発表された『メモボックス・ディープシー』があります。
その後、後継機として水中での音の伝わりをよりよくするための『トリプルケースバック』を備えたモデル『メモボックス・ポラリス』が1965年に発表されると、革新的なダイバーズウォッチとして当時の時計愛好家からの支持を集め、その人気は2008年に数量限定で復刻版が発表されるほどのものとなりました。

さて、今回ご紹介するのは、そんな人気モデルをルーツに持つ、マスターコンプレッサーシリーズのデュアルタイム搭載モデル、『マスターコンプレッサー・デュアルマティーク』です。
商品ページ:https://www.gmt-j.com/item/3717000614362
ジャガールクルト マスターコンプレッサー デュアルマティーク Q1738470

マスターコンプレッサーシリーズは、『メモボックス・ポラリス』より着想を得て2002年に発表されたシリーズで、「極限的な状況にも耐えうる頑強さ」を基本理念としており、その名前はジャガールクルトが特許を取得した『圧縮キー付きリューズ』に由来しています。
この独特な形状のリューズは、「防水性能を確保するにはねじ込み式のリューズでなくては」というこれまでの概念を覆した非常にジャガールクルトらしい発明の一つなのです。
ジャガールクルト マスターコンプレッサー デュアルマティーク Q1738470
そのマスターコンプレッサーにGMT機能を搭載したこちらは、スケルトン針で2か国目の時間帯を表示すると同時に9時から12時にかけて扇形に白抜きされた部分で24時間表記も行われるという複雑ながらも感覚的な時間認識が可能な視認性に優れたモデルです。
ジャガールクルト マスターコンプレッサー デュアルマティーク Q1738470

生産が終了しており、新品ではもう手に入らないモデルですが、GMTの中古時計はすべて必要なメンテナンスをきちんとおこなってからご案内しております。
商品状態が気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。
この機会になかなか手に入らないモデルを中古でもご検討いただければと思います。

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