気温の上昇とともに軽い装いとなり、腕元が目立つ季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は、ドイツ時計産業の隆盛の中心として世界的な名声を得ながらも、戦争によるブランド消滅の憂き目にあい、そこから不死鳥のように蘇って瞬く間に最上級の評価を取り戻したドイツの名門ブランド「A.ランゲ&ゾーネ」をご紹介します。
そして、その象徴と言える最高峰のドレスウォッチ「グランド・ランゲ1・ムーンフェイズ(Ref. 139.032)」について詳しく語らせていただきます。
A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ グランドランゲ1 139.032

A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ グランドランゲ1 139.032
目次
激動の歴史を経て不死鳥のように蘇った「A.ランゲ&ゾーネ」
A.ランゲ&ゾーネの誕生は1845年に遡ります。
創業者のフェルディナント・アドルフ・ランゲが、当時は貧困にあえぐ炭鉱の町であったグラスヒュッテに時計工房を設立したことに始まります。
ランゲが弟子たちを熱心に育てて独立させることによって、グラスヒュッテはドイツ時計産業の聖地へと発展を遂げました。
その後、ランゲが作った工房は息子たちの経営参画により「A.ランゲ&ゾーネ」へと名を変えます。
しかし、第二次世界大戦の戦火により工房は壊滅的な被害を受け、さらにドイツ東部ザクセン州に位置するグラスヒュッテは東ドイツの統治下に置かれることとなりました。
「A.ランゲ&ゾーネ」も国営企業へと吸収され、その名は一時、表舞台から完全に姿を消すこととなったのです。
その後、1990年に東西ドイツ統一を迎えると、創業家出身のウォルター・ランゲは一族の時計工房をグラスヒュッテに再建することをすぐさま決意します。
再開から間もない1992年には、早くも最初の特許である「アウトサイズデイト」を出願。
そして1994年には、ブランドの代名詞となる「ランゲ1」を発表しました。
この「ランゲ1」には、3/4プレートやアウトサイズデイト、オフセンター文字盤など、A.ランゲ&ゾーネのアイデンティティである伝統的な懐中時計の意匠が息づいています。
そして、その「ランゲ1」の系譜を受け継ぎながら、現代のニーズに合わせてケースサイズを拡大したのが「グランド・ランゲ1」です。
ここからは、A.ランゲ&ゾーネの象徴とも言える「グランド・ランゲ1・ムーンフェイズ(Ref. 139.032)」の具体的な魅力を見ていきたいと思います。

A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ グランドランゲ1 139.032
グランド・ランゲ1・ムーンフェイズ(Ref. 139.032)3つの魅力
1. 完璧な黄金比と優美な文字盤デザイン
オフセンター(非対称)に配置された時分針とスモールセコンド、扇型のパワーリザーブ表示、アウトサイズデイト。
この独自のアシンメトリーなレイアウトは、文字盤内のいかなる要素も重なり合わないよう緻密に計算された「黄金比」で構成されています。
このグランド・ランゲ1は、オリジナルモデルの優れたプロポーションを保ちつつ、ケース径を41.0mmへとサイズアップしています。
これにより、さらに均整の取れたバランスの良い配置となり、圧倒的な存在感と優れた視認性を両立しています。

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2. 芸術的な高精度ムーンフェイズ
時分表示部分に美しく統合されたムーンディスクは、きらめく星空に浮かぶ大きな月を表現したゴールド無垢製です。
天空の色調は特許取得のコーティング技術によって彩られた特有の鮮やかなブルー。
その息をのむほど美しい青の世界には、300個以上もの大小さまざまな星々がちりばめられており、まるで腕元に本物の小宇宙を閉じ込めたかのような芸術性を誇ります。

A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ グランドランゲ1 139.032
機能的にもこのムーンディスクは優れており、月の満ち欠け(朔望月)を実際のサイクルに極めて近い形で再現しています。
その精度は、122.6年間でわずか1日分しか誤差が生じないという驚異的な高精度を誇ります。

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3. ドイツ時計の真髄を宿す極上のムーブメント
サファイアクリスタルのシースルーバックからは、手巻きキャリバー「Cal.L095.3」の美しい姿を堪能できます。
A.ランゲ&ゾーネの象徴である洋銀製の3/4プレートや、ハンドエングレービング(手彫り)が施されたテンプ受けなど、熟練の職人技が惜しみなく注ぎ込まれています。

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ピンクゴールドのケースとシルバーカラーの文字盤の組み合わせは、腕元に極上のエレガンスをもたらしてくれるでしょう。

A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ グランドランゲ1 139.032

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おわりに
美しいブルーの空に浮かぶ無数の星は、「グラスヒュッテをドイツ時計産業の星たらしめん」とした創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲの気概と、祖先の起こした工房の復活に心血を注いだウォルター・ランゲの強い志が込められているように感じられます。
A.ランゲ&ゾーネの象徴である「グランド・ランゲ1・ムーンフェイズ(Ref. 139.032)」。
その圧倒的な存在感と美しさを、ぜひ一度お手に取ってお試しください。

A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ グランドランゲ1 139.032
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