GMTブログをご覧の皆様こんにちは。
店舗スタッフの上原です。
雨や雲が広がり、少し鬱陶しい天気の日が多くなってきましたね。
私は仕事帰りふと夜空の月を見上げることがあります。真っ暗な空に浮かぶ明るい月は地上を優しく見守ってくれるようで、なかなかホッとするものです。ですがこれからの時期はしばらくその習慣もお休みの日が多くなりそうです。
今日ご紹介する時計はそんな自然の月にも劣らず人を魅了してくれるのではないでしょうか?
ブレゲのクラシックムーンフェイズ、7787BB/12/9V6です。
https://www.gmt-j.com/item/2717005352192
ダイアルの装飾を逸脱するほど大振りに取られたパワーリザーブ・インジケーターと、対照的に小振りなムーンフェイズがブレゲらしい独特の美しさを持っています。
ムーンフェイズには童話の世界に出て来そうなクラシカルに擬人化された月が。
ギョシェ彫りの施されたシルバーダイアルと長く大きく取られたブルースチールのブレゲ針が幾何学的な美しさを構築しています。
また、12時位置の左右には鋭くノミで施された美しいシークレットサインが刻まれていることが見て取れます。
裏はシースルーバックとなっており、使用されているムーブメントCal.591DRLの動く様子が確認できます。
このCal.591DRL、先日の植田のブログでもご紹介させて頂いておりますシリコン製のパーツが使用されております。
ヒゲゼンマイ、アンクル、ガンギ車がシリコン製で、耐磁性、軽量、硬質、注油の必要もないといい事ずくめの作りです。
ブレゲはこのクラシック・コレクションを進めていくにあたり、高級時計が貴族のものであった優雅な時代のブレゲのクラシカルな美しさを再現すると共に、現代の最先端の技術をその動力部に収めました。
このシリコン製のガンギ車、その性能もさることながら、ムーブメントの美しさにも一役買っていると思うのは私だけでしょうか?
歯車の軸受となるルビーの赤とガンギ車の青が、ギョシェ彫りで彩どられたローターと相まって、シースルーバックから眺めるムーブメントに美しいコントラストを生み出しています。
もちろんサイドにはブレゲ特有のコインエッジが刻まれ、この時計の幾何学的な美しさに華を添えています。
この写真、よく見ると長針の先が少し曲げられていることに気が付かれましたでしょうか?
風防とダイアルの間隔を極力薄くし、かつ風防に丸みを持たせるためにこのような作りになっています。
ムーンフェイズと38時間のパワーリザーブを両立させたムーブメントを収めながら、時計本体を11mmという薄さにするために、こんな所にも工夫が施されています。
どんな天気の日にも美しい月夜を約束してくれる、ブレゲの7787BB/12/9V6。
是非お手元にいかがでしょうか?
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