なぜ現代芸術家はウブロとコラボするのか

2021年02月08日

当ブログをご覧の皆様こんにちは。

2021年になり、早くも各メーカーのウェブ上での新作発表が行われています。
気になる時計はございましたでしょうか。

私が個人的に気になったのはHUBLOTの新作です。
先日ブログでアーティストとのコラボをまた発表して欲しいと書き綴っておりましたところ、なんとアーティストとのコラボモデルが発表されました。
コラボするアーティストは日本人に馴染み深い現代芸術科「村上隆」
名前にぴんと来ない方でも、村上隆作品の象徴である、中心に顔を描いたカラフルな花の作品には見覚えがあるのではないでしょうか。

コラボモデル名は【クラシック・フュージョンタカシムラカミ オールブラックref.507.CX.9000.RX.TAK21】。

■【クラシック・フュージョンタカシムラカミ オールブラックref.507.CX.9000.RX.TAK21】はこちらからご確認ください。

文字盤には村上隆の作品の花を465個のブラックダイヤモンドを使用し、立体的に再現。
12枚の花びらの装飾はなんと回転します
世界限定200本の生産なのですが、発表後すぐに予約が殺到し、なかなか手に入らない人気ぶりとのこと。
日本人からの予約が多かったとの噂もございますので、日本でこのモデルの実機が見られる日も近いはず。
あまりの人気に発表から一か月もたたずに、既にコラボ第二弾を検討中とのこと。
今後も展開から目が離せません。

ウブロは以前にも現代芸術家オーリンスキーとのコラボモデルを発表しています。

昨今、有名ブランドと有名アーティスト(現代芸術家)とのコラボというのは珍しいことではございませんが、機械式時計業界においては少し異質なことかと思います。

機械式時計でコラボモデルというと、車ブランドや革製品ブランド、服飾ブランド…男性の趣味用品を取り扱うブランドと行う印象が強いです。

■マセラティ(スポーツカーメーカー)とのコラボモデル
BVLGARI ブルガリ オクト BGO41C3SLDCH/MAS

そしてその時計の成り立ちに深く関わる企業、軍とのコラボモデルなど。

■OMEGAとNASAがコラボしているモデル。
OMEGA スピードマスター プロフェッショナル ミッションズ ジェミニ7号 3597.05

現代芸術とはまた異なりますが、キャラクターとのコラボウォッチはたびたび見られます。
キャラクターとのコラボというと、スヌーピーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

実はブライトリングのナビタイマーと紅の豚のコラボモデルも存在します。

裏蓋にはポルコ・ロッソ。かわいいです。

セイコーとゴジラのコラボモデルも。
■セイコー グランドセイコー ゴジラ65周年記念限定モデル SBGA405

芸術家…建築家兼デザイナーであるル・コルビュジェとのコラボモデルがジラール・ペルゴより発売されていますが、こちらはコルビュジェの生誕130周年を祝い、ル・コルビュジエへのオマージュとしてジラール・ペルゴが敬意を持ちながら作成したモデルとなるので、また違うコラボの形です。
■GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ ヴィンテージ1945 ル・コルビュジェ 25880-11-1536BB6A 世界50本限定

当店で取り扱いしたことのあるコラボモデルを少し取り上げてみましたが、現代芸術家とのコラボというのはなかなか無いのがわかるでしょうか。

私個人の意見となるのですが、機械式時計も芸術作品の1つと思っています。
時計のメーカーを芸術、絵画の世界に例えて言うならば、世界三大時計と呼ばれるパテック・フィリップ、オーデマ・ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンや、ブレゲ等、歴史の深いブランドは昔から親しまれている伝統的な油彩画のような存在です。
油彩画と言ってもご存知のように時代によって「ロマン主義」や「写実主義」、「印象派」、「キュビズム」など、表現方法はそれぞれ。
各ブランドが自社の伝統的な表現手法を用いながら、時代と共に進化しつつ、時には復刻版の発表など、原点に立ち返ったりしながら作品の発表を続けています。

■パテック・フィリップ カラトラバの原点ref.96

■パテック・フィリップ 新時代のカラトラバ ref.5212A-001
同じカラトラバですが全く違うのが面白いです。

対してウブロは例えるなら時計界の現代芸術家に思えます。
誕生したのは1979年で、『異なる素材とアイデアの融合』をブランドコンセプトに掲げたのは2005年のことです。
デビュー作の「クラシック」はイエローゴールドとステンレスのケースにラバーを組合わせた、当時としてはかなり異質なモデル。
スイス時計業界の中で異端扱いを受けますが、後々イタリアのファッション界で受け入れられ、徐々に指示を広げていきます。
当初はクォーツ式の時計のみ制作していましたが、経営難になったことでCEOが変わり、2005年に遂に機械式時計の制作に着手。
ここでブランドの代表コレクションとなる「ビックバン」が初めて誕生します。■ビックバンはこちらから

機械式時計という時計の原点に返りつつ、ウブロらしい革新的なデザインはそのままに、作品をパワーアップさせたというのもなんだか現代芸術家らしくはないですか。

もちろんアーティストとのコラボや、他ブランドとのコラボが多いのはウブロのマーケティング戦略の一面も大きいと思いますが、村上隆は今回のコラボにあたり、インタビューで「今回のコラボ製作においては一切ストレスを感じなかった。」と述べていることや、ウブロの時計制作の歴史を見ると、他の時計ブランドに比べ、ウブロの在り方が現代を生きるアーティスト達になにか刺さる所があるような気がします。
コラボモデルはもちろんですが、クラシックフュージョンやビックバン等、ウブロの定番モデルがこれからどうなっていくのかも楽しみなところ。
ウブロはデザインに目が行きがちですが、マニュファクチュールとして、ムーブメントの性能をどこまで伸ばすことができるかも見所ではないでしょうか。

本日は少し違った側面からウブロを紹介してみました。

GMTでは多数ウブロを取り扱いしております。
面白いブランドですので、ぜひ一度ご覧ください。

■ウブロ商品一覧はこちらから

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