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今回は2020年に復活を果たしたこちらの時計を紹介いたします。
初代ブルガリアルミニウムAL38Aは、ブルガリスポーツ(現ディアゴノ)のケースデザインとブルガリスクーバのラバーベルトを踏襲したモデルとして1998年に誕生しました。
アルミケースとラバーベゼルという素材使いは当時非常に斬新で、ロイヤルオークオフショアにも影響を与えたと言われている革新的な一本だったのです。
しかしながら、アルミケースは打跡が付きやすく、ラバーベゼルは劣化しやすいというマイナスポイントがあります。
そのため、ブルガリアルミニウムが欲しいと思っても状態の良い物が市場にない、という状況が起こりがちな時計でした。
そのため、状態の良い、あるいは新品のブルガリアルミニウムが欲しいと思っていた方には嬉しい復活となったことでしょう。
ブルガリアルミニウムは38mmサイズの初代AL38Aを筆頭に、44mmサイズやクロノグラフモデルなどのバリエーションがありました。
新生ブルガリアルミニウム113382は初代の38mmサイズに近い40mmサイズですし、文字盤を含め全体の雰囲気はかなり初代を再現しております。
細かいところで言うと、針やインデックスに初代にはなかった夜光が追加されています。
そのため新生ブルガリアルミニウム113382は厳密には、AL38TAに近いと言えるでしょう。
※2020年新作ref.113382
※2002年に誕生したref.AL38TA。夜光塗料が施されるのは後期から。
今見てもやはりブルガリアルミニウムの素材使いは非常に独特です。
他にはない雰囲気を纏うこの一本、唯一無二のカジュアルウォッチとして是非ご検討くださいませ。