GMTブログをご覧の皆さま、こんにちは。
3月に入り日中の暖かさに春の訪れを感じながらも、花粉症には辛い季節がやってきました。
なんと、今年のスギ花粉の飛散量は昨年の約1.8倍だそうです。
皆様もお体にはお気をつけてお過ごしくださいませ。
今回はパテックフィリップの初代年次カレンダーRef.5035誕生20周年のアニバーサリーモデルとして登場し、現在もロングセラーを誇るRef.5396シリーズから、18Kローズゴールドモデルの5396R-011をご紹介いたします。
PATEK PHILIPPEパテック・フィリップ アニュアルカレンダー 5396R-011
年次カレンダーは1996年、パテックフィリップが独自開発、発表をした複雑機構であり、30日と31日を識別し、1年に1度(30日と31日の存在しない2月)の調整で日付、曜日、月を自動表示する機能のことを指します。
近年、電子基盤が組み込まれたデジタルウォッチなどではこういった複雑機構はもはや当たり前の機能とも言えますが、歯車が主となる機械式時計では、その複雑性と難易度の高さから、価格はもちろん、企業のシンボルやブランディング、ユーザーにとっても比較的趣味性の高い、コレクションのような分類に位置づけられています。
しかし、この年次カレンダーはそんな複雑機構の位置付けから我々のライフスタイルにぐっと歩み寄った、非常に魅力的且つ実用性の高い一本なのです。
Ref.5396は上述した20周年記念モデルとして、2006年に発表されました
パテック・フィリップ アニュアルカレンダー アニュアルカレンダー 5396R-001
初期のRef.5396はカラトラバRef.5296と同様のトリプルサークルダイヤルが特徴的です。
現在のモデルは2010年からのデザインチェンジをしています。
ドルフィン針に変更されたインデックスはゴールドの植字バーインデックスへ。
文字盤全体はオパーリン文字盤が採用され、端正なデザインながら高級感漂う、品のある仕上がりになっています。
ダイヤルデザインは、発表当初から変わらず、12時位置「PATEK PHILIPPE」のロゴ下に曜日と月表示が並行に配置された「ダブルギッシェ」と呼ばれるデザイン。
また、Ref.5396は年次カレンダー搭載モデルであると同時に、オリジナルカラトラバRef.96のスタイルを受け継いだモデルとなりますが、「元祖クラシック」の象徴であるカラトラバのデザインとの調和は見事なものです。
年次カレンダーには現行デザインを大きく分類すると3つに分ける事ができますが、主に代表的なのは1996年の初期モデルを受け継ぐ、センターを挟んだ左右2つの指針による曜日・月表示の「Ref.5146」
パテック・フィリップ アニュアルカレンダー 5146R-001
ダイヤル上部、文字盤に沿って弓状に曜日、日付、月が配置された「Ref.5205」
パテック・フィリップ アニュアルカレンダー オパーリン ホワイト 5205R-001
そして今回ご紹介した「Ref.5396」。
それぞれケース形状も異なり、同機能ながらまさに三者三様、どれも甲乙付け難いほどの芸術的な仕上がりです。
さらに年次カレンダーモデルは発表からわずか25年弱で、ブレゲ数字インデックスや、限定モデル等様々なバリエーションを生み出してきました。
その数は20種を超え、パテックフィリップのコンプリケーションモデルの柱として現在も多くの支持を集め続けています。
また、GMTではパテックフィリップのお時計もショッピングクレジットの【60回無金利キャンペーン】をご利用いただけます。
この機会にぜひ、ロングセラーモデルと称される所以を実物でご確認いただければと思います。