チタンを使ったオメガのコラボレーションモデル【007／Nekton】

2024年11月
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当ブログをご覧の皆様こんにちは。

グレード2、グレード5。軽くてサビにくくアレルギーも起こりにくいチタン素材の違いとして時々目にする言葉ですが、違いをご存知でしょうか。

グレード2は純チタン、グレード5はチタン合金を表しています。素材としては純金と同じように純チタンの方が優れていますが、加工のしやすさはチタン合金の方が優れています。また、色味としましてはグレード2の方がチタン特有のくすんだ銀色をしています。対してグレード5はポリッシュがしやすいこともあり、光沢感などステンレススチールに近い輝きを出すことができます。

チタニウム素材は時計業界の中では比較的新しい素材ですが、現在では多くのメーカーが時計の素材に採用しています。

本日はグレード2とグレード5を使用したオメガのコラボレーションモデルを２点ご紹介いたします。その風合いの違いやコラボレーションらしい特別感を感じていただけたら幸いです。

「オメガシーマスターダイバー300M マスタークロノメーター 007エディション 210.90.42.20.01.001」

オメガのコラボレーションと聞いて、多くの方がまず想像のは「007」でしょうか。

1995年に公開された「007 ゴールデンアイ(Golden Eye)」以降、オメガの時計は全作に登場し、主人公であるジェームズ・ボンドも着用しています。
2021年10月に公開されたシリーズ25作目の「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ（No Time To Die）」でもジェームズ・ボンドはオメガの時計を着用しており、その時と全く同じデザインのモデルが「210.90.42.20.01.001」になります。

こちらはケースとメッシュベルトにグレード2のチタンを採用し、007のような軍人が着用することを想定された軽量かつ堅牢な素材で作られています。また、この渋みのある色合いはまさに007の世界観にとてもマッチしたミリタリー感を感じさせます。

ドーム型のサファイアクリスタルガラスに褐色の夜光、トロピカルブラウンのダイアルはヴィンテージカラーで、ケースのくすんだ色味ともよく合い、まとまりを感じさせるデザインです。

裏ブタにはもちろん「007」と刻まれており、その隣の「62」は007の第1作「007／ドクター・ノオ」が公開された年である1962年を表しています。
また、ダイアルの6時位置には「ブロードアロー(またはクロウズフット)」と呼ばれるイギリス軍所有権を表す矢じりのマークが入っており、このモデルがエージェント仕様ということも表しています。

ちなみに「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ（No Time To Die）」ではジェームズ・ボンド以外にもオメガの時計を着用しているキャストがいるようです。映画やドラマを見る際、着用時計にも注目してみるとまた新しい楽しみ方が出来るでしょう。

2022年3月2日現在、新品在庫の他、中古や未使用品と様々なコンディションが揃っています。ぜひ、お見比べください。

◆ラインナップはこちら

「シーマスターダイバー300M マスタークロノメーター Nektonエディション 210.30.42.20.01.002」

こちらのモデルは海と深い関わりのある海洋調査団体「Nekton（ネクトン）」とのコラボレーションモデルです。
2015年に誕生し、世界の海洋の科学調査と保護に取り組む非営利研究団体として、海洋データの収集などを行っています。また、海底技術において優秀な技術を持つ12社とパートナーシップを結んでおり、オメガもその１社に当たります。

ベースはシーマスター300なため、通常モデルと通ずる点が多くありますが、こちらのモデルにはデイト表示がありません。また、目を引くのはベゼルでしょうか。