GMTスタッフブログをご覧の皆さまこんにちは。
本日もご覧いただき誠にありがとうございます。
「HIGH BRAND WATCHES 特集」より、おすすめの一本をご紹介いたします。
A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ ランゲ1 38.5mm 191.021 イエローゴールド
A. LANGE & SOHNEは、世界五大時計ブランドに一角としてドイツのグラスヒュッテ(現在のザクセン州)に本拠地を置いています。
ブランドを象徴するモデル「ランゲ1」は一目見て認識できる独特な文字盤デザインが特徴的です。
オフセンターに配置された時分針とスモールセコンド、更にはパワーリザーブインジケーターにアウトサイズデイトと、特徴的でありながら計算され尽くしたデザインとなっています。
機能性や視認性も高く、その精巧さやデザインの美しさも相まって「現代の時計における最高のお手本」との呼び声高いモデルとなっています。
ブランド最大の特徴は、モデルごとに専用のムーブメントを開発していることです。
更に、ムーブメントだけではなくヒゲゼンマイすらも自社製造するなど、スイスの老舗時計ブランドと比較しても類を見ないマニュファクチュールブランドと言えます。
こちらの191.021は、101.021の後継モデルとして、自社開発50個目となる新キャリバー「Cal.L121.1」を搭載しています。
ドイツ時計の象徴ともいえる1/3プレートのムーブメントで、日付を変更する際の禁止時間帯が深夜0時の前後30分のみと短いのがポイントです。
一般的には夜8時から朝4時の8時間といわれる禁止時間帯をここまで短くすることのできるランゲの技術力に圧倒されます。
パワーリザーブは、複雑なダイヤル配置に38.5mmのコンパクトなケースながらも、72時間のロングパワーリザーブを誇ります。
パワーリザーブインジケーターはドイツ語表記となっており、ゼンマイが十分に巻き上げられた状態をAUF(=アップ)、パワーリザーブが残っていない状態をAB(=ダウン)で表しています。
上述した通り文字盤全体やモデル自体が唯一無二と言えるランゲ1ですが、個人的に最もインパクトを受けたのはアウトサイズデイトです。
何よりデイト表示の大きさに目が行きますが、公式サイトに記載があるように「他ブランドの同サイズの時計と比べて約3倍の大きさで日付を表示している」サイズ感となっています。
アウトサイズデイトの表示は、一の位を表示する円形のディスクと、十の位を表示する十字プレートで構成されています。
独立して回転する二つの表示板は上下の間隔がわずか0.15ミリしかなく、組み立て時には極めて繊細な指先の感覚が必要であるそうです。
プッシュボタンで簡単に日付の変更操作ができる点も特徴的で、デイト表示が動いていく様子は見ているだけで心が躍ります。
A. LANGE & SOHNEは、この表記に関して特許を取得しています。
時分針、スモールセコンド、パワーリザーブインジケーターがそれぞれどの位置に来た時が最も美しい見た目になるのか、手に取って探していただければと思います。
そしてケースや針、インデックスが18Kイエローゴールド素材であることに加えて、文字盤も銀無垢と全ての素材が貴金属で作られています。
光の色や当たる角度によって表情を変える美しさは、他の時計には真似できないものがあるように感じます。
写真ではお伝えしきれないこの時計の魅力を、ぜひお手に取ってご覧ください。
最後に、A. LANGE & SOHNEは2023年の3月に価格改訂を実施しました。
「世界的な物価上昇や、金やプラチナの高騰」が主な理由となっており、平均18%の値上げとなりました。
18Kピンクゴールド製のRef. 191.032、および18Kホワイトゴールド製のRef. 191.039はそれぞれ¥6,105,000と600万円を超えることとなりました。
※2023年5月現在
同ブランドは昨年にも定価改訂が行われており、そのたびに2次流通市場における買取価格や販売価格も徐々に上昇してきています。
「欲しい時が買い時」ではないですが、気になっている方はぜひご検討いただければと思います。
▼本日ご紹介した商品はこちら
A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ ランゲ1 38.5mm 191.021 イエローゴールド
■ HIGH BRAND WATCHES 特集はこちら
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。