ジラール・ペルゴの魅力を仕入れ担当が解説!90年代から現在までの歴史と名作モデル(ヴィンテージ1945・WW.TC・ロレアート)

ジラール・ペルゴの魅力を仕入れ担当が解説!90年代から現在までの歴史と名作モデル(ヴィンテージ1945・WW.TC・ロレアート)

2026年08月08日

軽装の方が増え、腕元の時計が目立つ季節。

長年、様々な分野のリユース品に触れてまいりましたが、腕時計専門店GMTにて仕入れ業務を担当する中で、改めて機械式腕時計の奥深い魅力に触れる日々を送っております。

1990年代中ごろ、いわゆる「機械式時計ブーム」が到来し、数多くのモノ、ファッション誌で様々なブランドが特集されました。
ロレックス、オメガをはじめ、ブレゲ、ブランパン、ブライトリングなど、各社が魅力を競う中で、当時とりわけ勢いを感じさせたブランドのひとつが「ジラール・ペルゴ(GIRARD PERREGAUX)」です。

イタリアを代表するスポーツカーメーカー「フェラーリ」とのコラボレーションモデル「GPフェラーリ」シリーズなどに代表されるように、とにかく華やかな存在感で話題を集めていました。
当時の華々しい展開から、ジラール・ペルゴに対し「トレンドを牽引するマーケティング巧者」というイメージを抱いていた方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、仕入れ担当として改めて数多くのブランドと向き合う中で、現在のジラール・ペルゴは90年代の華やかなイメージとはまた異なる、奥深い魅力を纏っていることに気づかされます。

なかでも「WW.TC ワールドタイム パーペチュアルカレンダー 90280」から伝わってくるのは、静かな「落ち着き」と「エレガントさ」、そしてマニュファクチュールとしての「凄み」です。
また、現在の定番である「ロレアート 42mm」には、端正な美しさと質実剛健な存在感があります。
かつてのコラボレーションモデルの印象からは想像もつかないほど、ストイックな時計作りが際立っています。

この数十年の間に、ジラール・ペルゴはどのような変遷を辿ってきたのでしょうか。
今回は90年代から現在に至るまでの変遷を、各年代を代表するモデルを通して紐解いてみたいと思います。

GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ
WW.TC ワールドタイム パーペチュアルカレンダー 90280

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GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ WW.TC ワールドタイム パーペチュアルカレンダー 90280
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GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ WW.TC ワールドタイム パーペチュアルカレンダー 90280

1990年代 伝統的高級時計メーカーへの回帰の時代

クォーツショックを乗り越え、再び機械式時計にスポットライトが当たり始めた90年代。
スイスの各ブランドは、ここぞとばかりに歴史的資産を前面に押し出し、ブランドの価値を高めるべく攻勢に打って出ました。

この時期のジラール・ペルゴを代表するモデルが「ヴィンテージ1945」です。

GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ
ヴィンテージ1945 手巻き 25900.1.11.105

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緩やかに湾曲したアールデコデザインに、丁寧な作りの自社製手巻きムーブメントを搭載したドレスウォッチで、「ヴィンテージ風」が流行する前の時代であったため、かなり先進的な企画でした。

この「ヴィンテージ1945 手巻き 25900.1.11.105」も、レディースモデルながらエレガントさと独創性の微妙なバランスが大変魅力的な、唯一無二の存在感を感じさせる一品です。

GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ ヴィンテージ1945 手巻き 25900.1.11.105
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GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ ヴィンテージ1945 手巻き 25900.1.11.105

ドーフィン針と独特なブランドロゴの組み合わせなどに、同時期のフェラーリ クロノグラフを思わせるものがあります。

クォーツショックの嵐を耐え抜き、守り続けてきた「自社製ムーブメント」の技術力を最大限にアピールするための戦略的な一手として、「フェラーリ」との提携や「時代を先取りしたアールデコデザイン」がありました。
彼らの歴史的資産と技術力への誇りを感じさせるデザインです。

2000年代 技術革新とコンプリケーションの追求の時代

2000年代に入ると、ジラール・ペルゴは本来の技術力をアピールする方向に舵を切ります。
一世を風靡したフェラーリとの提携終了などもあり、華やかな話題性で魅せる立ち位置から、歴史あるマニュファクチュールとしての技術力を追求するブランドへと変化していきました。

この時代を代表するモデルが「WW.TC ワールドタイム」です。

GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ
WW.TC ワールドタイム パーペチュアルカレンダー 90280

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GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ WW.TC ワールドタイム パーペチュアルカレンダー 90280
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9時側のリューズで都市ディスクを操作するだけで世界中の主要都市の現在時刻をひと目で把握できるワールドタイマー機能。
そして、2月やうるう年を含む大小の月あわせを自動で行い、原則として西暦2100年まで日付修正の必要のないパーペチュアルカレンダー機能。
さらには美しいムーンフェイズまでも搭載しながら、美しく調和した文字盤デザインが最大の特徴です。

GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ WW.TC ワールドタイム パーペチュアルカレンダー 90280
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ケースサイズも41mmと小ぶりで、ラウンドしたラグデザインにより、スーツスタイルにも収まりの良いドレッシーな装着感を実現しています。

GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ WW.TC ワールドタイム パーペチュアルカレンダー 90280
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シースルーバックからは、ジラール・ペルゴの誇る自社製自動巻きムーブメント「Cal.GP033Q0」を鑑賞することが可能です。

GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ WW.TC ワールドタイム パーペチュアルカレンダー 90280
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最高峰の時計製造技術を小ぶりなケースにまとめながら、過度な装飾を排し「スポーティ」さをも感じさせる逸品です。

エレガントでありながら、複雑機構をことさらにアピールしない佇まいに秘められた技術の結晶。
知る人ぞ知るマニュファクチュールという立ち位置へと変わっていったジラール・ペルゴを象徴するようなモデルです。

GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ WW.TC ワールドタイム パーペチュアルカレンダー 90280
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2016年以降 ラグジュアリースポーツウォッチの人気と「ロレアート」のブレイクによるブランドの再評価

高級スポーツウォッチ人気への回答として、ジラール・ペルゴは1975年に発表した「ロレアート」を復活させました。

スポーティでありながらエレガントさも兼ね備えたデザインが特徴のクォーツモデルであった「ロレアート」を、現代のトレンドにあわせて42mmとし、自社製自動巻きムーブメントを搭載したのが「ロレアート 42mm」です。

GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ
ロレアート 42mm 81010-11-431-11A ブルー

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GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ ロレアート 42mm 81010-11-431-11A ブルー
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GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ ロレアート 42mm 81010-11-431-11A ブルー

独創的な八角形と円形を融合させたベゼルが、建築的な造形美を力強く主張します。
繊細な「クル・ド・パリ」装飾が施されたブルー文字盤が、光の角度で表情を変え、極上のエレガンスを漂わせます。

シースルーバックから鑑賞できる、自社製キャリバーGP01800の精緻な仕上げ。
70年代に創り上げたデザインと、長年守り続けてきた自社開発ムーブメント。
この時計のブレイクにより、ジラール・ペルゴは「知る人ぞ知る最高峰の独立気風を持つ名門」という地位を確固たるものとしました。

まとめ:時代が変わってもブレない「独立独歩」の技術力

いかがでしたでしょうか。

こうして振り返ってみると、ジラール・ペルゴは時代ごとに見せ方を変えてきたように見えますが、根底にある信念は決してブレていないことがわかります。

ジラール・ペルゴが大切に守り続けてきた独立独歩の気風を、ぜひご自身の腕元で感じてみてはいかがでしょうか。

本日ご紹介した腕時計の在庫状況
GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ ヴィンテージ1945 手巻き 25900.1.11.105
GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ WW.TC ワールドタイム パーペチュアルカレンダー 90280
GIRARD PERREGAUX ジラール・ペルゴ ロレアート 42mm 81010-11-431-11A ブルー
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